アルテンベルグ・トリオによるシューマン:ピアノ三重奏曲 全曲録音スタート
2012-2013シーズンにウィーン楽友協会の室内楽シリーズで「アルテンベルグ・トリオ」は都合5回のコンサートを行う。そこではシューマンのピアノ・トリオ3曲と幻想小曲集のピアノ・トリオ版(シューマン自身の編曲/1850年)と、ベートーヴェンの作品1のピアノトリオ3曲が含まれていて、それを全曲収録しようというのが我々の企画の意図でもあり、また彼等のこの室内楽チクルスの目的でもある。
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2012-2013シーズンにウィーン楽友協会の室内楽シリーズで「アルテンベルグ・トリオ」は都合5回のコンサートを行う。そこではシューマンのピアノ・トリオ3曲と幻想小曲集のピアノ・トリオ版(シューマン自身の編曲/1850年)と、ベートーヴェンの作品1のピアノトリオ3曲が含まれていて、それを全曲収録しようというのが我々の企画の意図でもあり、また彼等のこの室内楽チクルスの目的でもある。
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2013年2月4, 5, 7日/スタジオ・バウムガルテン(ウィーン)
ブラームス:フルート三重奏曲 第1番,第2番(テオドール・キルヒナーによる弦楽六重奏曲 第1番&第2番 編曲版)
名曲中の名曲、ブラームスの2曲の弦楽六重奏曲。これを当時の作曲家でテオドール・キルヒナーがピアノ・トリオに編曲した版は、カメラータに「トリオ・ヴィエナルテ」が録音していて(CMCD-28115)、私の愛聴盤でいつも寝る前にこのCDを聴くと安眠できるという心休まる優しい音楽。
この編曲を何と、ギゼラがフルートで吹いてみたいと挑戦したのが今回の録音である。チェリストをウィーン・フィルのラファエル・フリーダーから、元ドレスデン・シュターツカペレのソロ・チェリストで、今は指揮者に転向を試みているブルーノ・ワインマイスター(Bruno Weinmeister)を迎えてこの新しいトリオの初録音となった。
原曲の六重奏曲のスコアを見ながら色々とアーティキュレーションやバランスを検討しながら録ったが、チェリストのブルーノは、さすが指揮者をめざしているだけに分析が鋭く、色々とアイデアも出て、残りの二人が振り回されている光景も時折。
基本的にはフルートのブレスが音楽の持続にどう影響するかが難しい問題で、テンポはヴァイオリンと比べると速目にならざるを得なかったが、面白いヴァージョンが完成したと思っている。
録音はスタジオ・バウムガルテンでピアノはスタインウェイを使用。
2013年2月11~13日/スタジオ・バウムガルテン(ウィーン)
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ 第11番「トルコ行進曲」 K.331
グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 K.455
J.P.デュポールのメヌエットによる9つ(6つ)の変奏曲 K.573
きらきら星変奏曲 K.265
今年の3月11日に20歳を迎える彼女は、去年暮れには、名古屋の愛知県芸術劇場コンサートホールで、オーケストラ「セントラル愛知」と共演、ベートーヴェンのピアノ協奏曲 第1番を弾いて、地元にデビュー。ウィーンで13歳から学んだ、ウィーン・クラッシックの演奏を確実に身につけてきた証明を、多くの聴衆に印象付けた。
デビューのレコーディングはモーツァルトのソナタ集だった。シューベルトの間奏曲、即興曲を収録したアルバムの録音をへて、今回はモーツァルトの変奏曲集に取り組んで、まさに、大きく成長した諸戸詩乃の演奏を刻んだと言えよう。
録音は、いつものバウムガルテン。ピアノはスタインウェイ。
2月11日から13日までの3日間。雪が降るウィーンの森の中でのセッションでした。
2012年5月29日~31日,9月25日~27日,11月27日~28日/三重県立総合文化会館
チェルニー:48のプレリュードとフーガ
今回は久しぶりに神谷郁代とのレコーディング。70年代から80年代にかけて、彼女がRCAに数多くのレコーディングをしていた時の担当プロデューサーは私であった。 (さらに…)
サンタ・クローチェの録音シリーズ第3弾!!
コスタンティーノ・カテーナがファツィオーリの最新ピアノでピアノ録音のスーパーサウンドを目指す!
2012年11月5~7日/ウンベルティーデ(イタリア)
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 作品6
アベッグ変奏曲 作品1
ユモレスク 作品20
アラベスク 作品18
ドビュッシー:版画
ベルガマスク組曲 (さらに…)
サンタ・クローチェ第2弾
「アンサンブル・ウンブリア」によるパガニーニのギターを含む四重奏曲とトリオ
2012年11月2~4日(ウンベルティーデ/イタリア)
パガニーニ:ギター四重奏曲 第1番,第15番
協奏的三重奏曲
セレナード ハ長調
ヴィヴァルディ:「四季」
2012年10月/ウンベルティーデ(イタリア)
ヨーロッパは秋がアーッという間に過ぎてしまうことが多く起こりますが、今年は夏は猛暑、そして、秋から冬に移るのが早いのか、10月下旬というのに10度に届かない気温は異常です。
24日、ウィーンに一泊して、翌日はフィレンツェに飛んで、26日から3日間をかけて、イタリアのいつものウンベルティーデでレコーディングしています。 (さらに…)
バッハ:18のコラール集
2012年6月26~29日/ゴスラー(ドイツ)
バッハのオルガン作品を連続して録り続けている松居直美の最新録音は、6月26日から29日までの4日間、南ドイツはハノーヴァーから100Kmほど東南に行った、世界文化遺産の街でも知られるゴスラー(Goslar)の郊外のStiftskirche St. Georg Grauhofという教会で行なわれた。
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ショパン、シューマン:ピアノ協奏曲(オルガン伴奏版)
2012年5月12日~17日/トラッパニー(イタリア)
【曲目】
ショパン:ピアノ協奏曲(オルガン伴奏版)
シューマン:ピアノ協奏曲(オルガン伴奏版)
イタリア録音が多い我々も、シシリア島でレコーディングというのは初めての経験で、録音機材をウィーンからローマまでドライブして運んだあと、そこからフェリーに乗せてパレルモへ。怠け者の私はウィーン―ローマ―パレルモとアリタリアの飛行機で移動しました。 (さらに…)