レコーディング・ニュース(2012年11月/イタリア1)

サンタ・クローチェ第2弾
「アンサンブル・ウンブリア」によるパガニーニのギターを含む四重奏曲とトリオ
2012年11月2~4日(ウンベルティーデ/イタリア)

パガニーニ:ギター四重奏曲 第1番,第15番
        協奏的三重奏曲
        セレナード ハ長調

 イ・ソリスティ・ディ・ペルージャのメンバーで、ナポリの音楽大学でヴィオラの教授を務めるルカ・ラニエリと、その夫人でチェリストのマリア・チェチリア・ベリオリが、ヴァイオリニストのアンジェロ・チチリーニを誘って組成した弦楽トリオ、「アンサンブル・ウンブリア」は、随時ピアニストなりフルーティストなりを加えて、いろいろな室内楽の演奏をフレキシブルにやろう、というコンセプトを掲げて活動している。
 我々とはすでに一枚、シューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」を、地元では有名な女流ピアニストと録音しているが、これが第2弾で、今回はパガニーニのギターを含む作品で一枚。
 ギタリストはジャンパオロ・バンディーニ。南イタリアを中心に活動しているようで、CDも数枚リリースしている。 実際に録音していても、そのプレイは堅実で私の少しの助言にもすぐに反応して対応できるフレキシビリティを持っていて、良い演奏を残したいと意欲的で好感がもてる。
 ヴァイオリンのチチリーニも前回の録音と較べると、硬さがとれて「アウフタクトの八分音符を軽く!」と注文を出すと、何度も私がOKを出すまでトライして、自分の感覚でそれがどう歌っているかを確かめてくれるようになった。

 パガニーニは15曲のギター四重奏曲を残しているが、今回は第1番と第15番を収録。トリオはヴァイオリン、チェロ、ギターの協奏的三重奏曲と、ヴィオラ、チェロ、ギターのセレナード ハ長調を加えて、トータル75分はある一枚分を完成した。

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