『音楽現代』誌の最新刊(2025年4月号)で、西村朗の最新盤、『華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が紹介されました。
誌面では福田滋氏から、「『神秘的合一』はパシフィックフィルハーモニア東京の委嘱で西村朗の絶筆となった作品。24年の初演を収録、ソリストは小菅優。演奏は、作品の秀逸さをそれぞれに熱く克明に記録したもの。現代音楽ファンは必聴。」と評され、【推薦】に選出されました。
『音楽現代』誌の最新刊(2025年4月号)で、西村朗の最新盤、『華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が紹介されました。
誌面では福田滋氏から、「『神秘的合一』はパシフィックフィルハーモニア東京の委嘱で西村朗の絶筆となった作品。24年の初演を収録、ソリストは小菅優。演奏は、作品の秀逸さをそれぞれに熱く克明に記録したもの。現代音楽ファンは必聴。」と評され、【推薦】に選出されました。
3月10日に発売された桑原志織の、デビュー・アルバム『桑原志織 ピアノ・リサイタル ブラームス・シューベルト・リスト〈ライヴ盤〉』(CDT-1123)が、しんぶん赤旗(3月16日発刊)の「NEWディスク」で紹介されました。
紙面では伊熊よし子氏から、「ブラームスは初期の作品らしいみずみずしさと素朴さを表現し、シューベルトは色彩感と歌心が豊かに描き出されている。リストの作品になると水を得た魚のようなのびやかさとエネルギーが一気に爆発。(中略)その熱量が一音一音から伝わってくる。」と評されました。
2月20日発刊の朝日新聞夕刊「For Your Collection」コーナーで、1月25日に発売された西村朗の新譜、『華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が紹介されました。
紙面では鈴木淳史氏から、「まるで阿弥陀仏が来迎したようなゴージャスな響き。花が開くのがこれほどドラマティックとは。こんなギラギラした華やかさと神秘性を兼ね備えた曲を書いた人は他にない。(華開世界)」と評されました。
※朝日新聞デジタル会員に登録されている方は、こちらのページで記事全文をご覧になれます。
また同アルバムは、『ぶらあぼ』最新号(2025年3月号)の「New Release Selection」コーナーでも紹介され、江藤光紀氏から、「(遺作の「神秘的合一」は)断ち切るような一撃の後、蝋燭の火を吹き消すように管弦楽の息が入る。命が涸れるその寸前まで燃焼し続けた創造の記録だ。」と評されました。
※『ぶらあぼ』は配布版、およびぶらあぼ電子版にて無料で記事全文をご覧になれます。
【2月21日追記】
同アルバムが『モーストリー・クラシック』の最新刊(2025年4月号)、「モーストリー・ディスク・ジャーナル」コーナーでも紹介されました。
誌面では長木誠司氏から、「『胡蝶夢』には、結局迎えられなかった作曲者の70歳という年齢での夢表象が盛り込まれている。そして遺作となった『神秘的合一』。この短くも鮮烈な閃きを遺して西村は生涯を閉じた。」と評されました。
【2月26日追記】
同アルバムが『stereo』誌の最新刊(2025年3月号)の「ステレオディスク コレクション」で、「今月の優秀録音盤」に選出されました。
誌面では山之内正氏から、「トゥッティの爆発的音響エネルギー、独奏楽器の緊張の強さが際立つ鮮度の高い音をとらえた優秀録音。」と評されました。
『音楽の友』誌最新号(2025年3月号)にて、1月25日に発売された西村朗の新譜、『華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が紹介されました。
誌面では満津岡信育氏から、「収録された作品はいずれも、ハーモニクスや微分音、急速なトレモロ、多様な旋法を織り込みつつ、神秘的かつ妖艶でありながら、目くるめく流れに富んだ世界が立ち現れる。(中略)多くの人に耳にしてほしいディスクである。」等と評されました。
『音楽の友』誌最新号(2024年11月号)の「Concert Reviews」に、今年6月2日に東京文化会館にて開催された「田崎悦子 ピアノリサイタル – Joy of Musicシリーズ [第6回]Joy of Debussy(前奏曲集 第1巻・第2巻[全24曲])」のレヴューが掲載されました。
レヴューでは上田弘子氏から、「(前奏曲集 第1巻の)第1曲目から妖艶な音色で、とはいえ確固たる芯のある音質。そのため空気感のあるそれぞれの曲が、温度と音色の濃度の差異のある、全く異なる風景のおもしろさ。まるで絵画展をゆっくりみて歩く心地よさ」、「音楽表現に必要なものだけで弾き示し、そして生まれでる音楽のみずみずしさと崇高さ。田崎はなんと恐ろしく魅力の深いピアニストなのだろう」と評されました。
5月31日に発売された藍川由美の最新版『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)が、『レコード芸術ONLINE』(2024年10月号)で【推薦盤】に選出されました。
レヴューでは山野雄大氏から、「札幌時代の若き日の伊福部を知る人(伊福部の最初の弟子である眞柳潔氏)の問いに応えて、往年の内外の作曲家たちの話題、北海道時代の昔話や近況まで、徒然なるままに語る様子は、熱心なファンにとって近しい臨場感が嬉しかろう。」「(「蒼鷺」、「摩周湖」のライヴ映像は)共演陣の響かせる濃く豊かな音色表現と響き合う、空気を深く揺るがすような(藍川由美の)ソプラノ独唱、その表現の気迫にうたれる。」「52頁に及ぶ充実したブックレットも本盤の意義を決定づける。(中略)読み込むにつれ、演奏の味わいも深まる一冊として、愛好家は逃さず手元に置くべきだろう。」等と評されました。
※『レコード芸術ONLINE』は、月刊誌『レコード芸術』をベースに生まれた、クラシック音楽の各種メディアポータルサイトです。新譜月評等のすべての記事をご覧いただくには、有料会員(月会費1,100円・税別)へのご登録が必要です。
詳細は『レコード芸術ONLINE』の案内ページをご覧ください。
3月31日に発売されたThe Shakuhachi 5のファースト・アルバム『The Shakuhachi 5』(CMCD-28392)が、『レコード芸術ONLINE』(2024年10月号)で【準推薦盤】に選出されました。
レヴューでは西村祐氏から、「作曲家のラインナップを見ただけで、尺八音楽の新しい可能性を広げていきたいという彼らの意欲がわかる。5穴しかないシンプルな構造を持つ尺八だからこそ得られるポテンシャルと表現の幅広さをいかに引き出すかは作曲家の、そして演奏家の力によるが、各曲の強烈なテンションと、静けさの表出はまさに凄絶の一語。」と評されました。
※『レコード芸術ONLINE』は、月刊誌『レコード芸術』をベースに生まれた、クラシック音楽の各種メディアポータルサイトです。新譜月評等のすべての記事をご覧いただくには、有料会員(月会費1,100円・税別)へのご登録が必要です。
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『音楽の友』誌最新号(2024年11月号)の特集「伊福部昭の芸術」にて、藍川由美の特別インタヴュー、そして藍川由美のDVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)、CDブック『古代からの声 伊福部昭の歌曲作品/藍川由美』(CMBK-30006)、『神楽歌と伊福部 昭〜いまヴェールをぬぐ伊福部昭の音楽/藍川由美』(CMBK-30003)、およびCD『伊福部昭:全歌曲/藍川由美』(20CM-641~2)が紹介されました。
インタヴューは、藍川が東京芸術大学大学院で日本の歌を体系だてて研究してゆく過程で伊福部昭に出会い、伊福部の自宅を訪問するエピソードから始まります。伊福部のいう“日本的”とは何を意味するのか。その問い対し、安易に手の内を明かさぬ伊福部との長年にわたる対話の中で、藍川は伊福部が作品にこめたいくつもの“仕掛け”を少しづつ見つけてゆく…という興味深いエピソードが語られています。
『音楽の友』誌最新号(2024年9月号)の「『観る』クラシック/映像作品ガイド」にて、藍川由美のDVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)、およびCDブック『古代からの声 伊福部昭の歌曲作品/藍川由美』(CMBK-30006)が紹介されました。
同DVDブックは山崎浩太郎氏から、「まもなく89歳(収録当時)になろうとする作曲家の表情や肉声は、親密な雰囲気で行われているものだけに貴重だ」
「(『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』では)藍川は収録2ヶ月前に入手したシントコを叩くことで、作曲家の意図に気づいたという。伊福部が指示した音は、蓋を鳴らしたり、金物を引っかくことなどで得られる。そのさまは録音よりも映像でこそ理解できるから、このDVDはありがたい」等と評されました。
『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2024年9月号)にて、DVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)が紹介されました。
同アルバムは長木誠司氏から、「札幌時代から晩年の創作に至るまでの何気ない談話が普段着の作曲家によって行われているのが貴重だろう。(中略)アイヌの楽器シントコを叩きながら歌う藍川の姿は見物だ。伊福部家の系図などを含む解説書も貴重」と評されました。