‘アーティスト・作曲家’ カテゴリーのアーカイブ

ウェルナー・ヒンクの記事が『モーストリー・クラシック』に掲載されました

2025 年 9 月 25 日 木曜日

ウェルナー・ヒンク2024年5月に惜しまれつつもこの世を去った世界的ヴァイオリニスト、ウェルナー・ヒンクの記事が、『モーストリー・クラシック』の最新刊(2025年11月号)の「いけたく本舗 ─ 私が出会った演奏家たち」コーナーで紹介されました。

誌面では、草津夏期国際アカデミー&フェスティヴァル、パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)、2009年のミラノ・スカラ座来日公演、2002年のウィーン音楽祭 in OSAKAなど、ヒンクの姿を長年見続けてきた池田卓夫氏のテキストにより、数々の印象的なエピソードが綴られています。

オンエア情報:崎元讓 「オーケストラがやって来た」

2025 年 9 月 6 日 土曜日

崎元讓山本直純の軽妙な司会に、小澤征爾らのゲストを迎え、1972年から1983年まで放送された伝説の音楽番組『オーケストラがやって来た』
この度、日本映画専門チャンネル(有料)にて、崎元讓(ハーモニカ)が出演した同番組の1980年10月放送分の回が再放送されます。
2014年にDVD化された際はダイジェスト版でしたが、今回は当時の番組本編をそのままおとどけする貴重な再放送です。ぜひご覧ください。

【番組】
『オーケストラがやって来た』 第418回「小澤征爾の『からす なぜ?』」
(1980年10月12日放送回の再放送)

【放送日/チャンネル】
2025年9月15日(月) 21:00〜
2025年10月16日(木) 6:00〜
日本映画専門チャンネル

※BSスカパー!、J:COM、ひかりTV、CATV等の有料サービスでご覧になれます
視聴方法はこちら

【出演】
崎元譲/小澤征爾/新日本フィルハーモニー交響楽団/山本直純 ほか

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

ヘーデンボルク・トリオの最新盤および関連記事が『モーストリー・クラシック』、『音楽の友』で紹介されました

2025 年 7 月 28 日 月曜日

モーストリー・クラシックCMCD-28396『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2025年9月号)、「モーストリー・ディスク・ジャーナル」コーナーにて、6月25日に発売されたヘーデンボルク・トリオの最新盤、『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 作品44、97、121a/ヘーデンボルク・トリオ』(CMCD-28396)が紹介されました。

誌面では伊熊よし子氏から、「演奏はピアノがリードを取り、弦楽器のふたりがそれに息の合った響きで和し、ウィーンの香りをまとう馨しく推進力と躍動感あふれるトリオが誕生。聴き慣れた『大公』に新たな光を当てている。」等と評されました。

同誌では、6月下旬にサントリーホール ブルーローズで行われた「チェンバーミュージック・ガーデン 2025」に出演したヘーデンボルク・トリオの演奏の様子も紹介。「ベートーヴェン(『大公』)のほうがダイナミックかと思いきや、こちらは爽やかな風が吹き通るような演奏で、逆にシューベルト(ピアノ三重奏曲 第2番)は作曲家の秘めた熱情を各所に探し当て、その想いをさらに熱く伝えるような解釈で、とても意外性のある面白さがあった。おそらくウィーンでの音楽活動を通して感じた〈何か〉を表現したいという思いがあったのだろう。」(片桐卓也氏)等と評されました。

また同団メンバーのヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク(ヴァイオリン)による連載「ウィーン・フィル便り」では、前述の最新盤の制作過程や、チェンバーミュージック・ガーデンへの準備、5月の『タンホイザー』プレミエのリハーサル等、多忙な日々が興味深いエピソードとともに綴られています。

また同アルバムは、『音楽の友』誌の最新刊(2025年8月号)の「今月の新譜レヴュー」でも紹介され、真嶋雄大氏から、「必要以上に重くならず、さりとてベートーヴェン的なファクターはしっかりと押さえ、薫り高い気品と溌剌たる躍動、洒脱なニュアンスにも富んだ情感は室内楽の醍醐味であり、互いが自在でありながら歩みや呼吸感を一にして密度の著しく高い感興を織り上げている。」等と評されました。

オンエア情報:NHK-FM「名演奏ライブラリー/ウェルナー・ヒンク」

2025 年 5 月 19 日 月曜日

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2025年5月18日(日)、NHK-FMの「名演奏ライブラリー」にて、「ウィーンの名バイオリニスト ウェルナー・ヒンク」が放送されました。
ウィーン・フィルの第1ヴァイオリン首席やコンサートマスターを始め、室内楽やソロの分野でも世界的に活躍、2024年5月にその生涯を閉じた世界的ヴァイオリニスト、ウェルナー・ヒンク。番組では、音楽評論家・満津岡信育氏のナヴィゲートで、カメラータに残されたヒンクの音源を中心に紹介。名演奏とともに彼の生涯をふり返りました。

番組は明日5月20日(火)の16:00にも再放送され、パソコンおよびスマホアプリの「らじる★らじる」の聴き逃し配信でも5月25日(日)の10:55まで好評配信中です。ぜひお聴きください。

名演奏ライブラリー/ウィーンの名バイオリニスト ウェルナー・ヒンク

【放送日】
[初回]2025年5月18日(日) 9:00/NHK-FM
[再放送]2025年5月20日(火) 16:00/NHK-FM
[配信]らじる★らじる 聴き逃し配信[2025年5月25日(日)10:55まで]

【出演】
満津岡信育(ご案内)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

【訃報】クラリネッティスト ペーター・シュミードル氏

2025 年 2 月 4 日 火曜日

ペーター・シュミードル2025年2月1日、世界的クラリネッティストのペーター・シュミードル氏が永眠されました。84歳でした。

シュミードル氏は1941年、チェコのオルミュッツ生まれ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めた祖父、父を持つ音楽一家で育ち、ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテルに、その後ボスコフスキーに師事しました。

1965年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、1968年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、1982年より第1首席奏者となり、2010年まで同団で活躍しました。ソリストとしても、ウィーン・フィル、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、NHK交響楽団などのオーケストラや、カラヤン、ベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾らの指揮者と共演。室内楽においても新ウィーン八重奏団、ウィーン・リング・アンサンブル、ウィーン木管ゾリステンのメンバーとして活躍しました。

レコーディングでもドイツ・グラモフォン、デッカ、テラークなどのレーベルに多くの録音を残し、またザルツブルク功労金勲章(1984年)、オーストリア芸術名誉十字勲章(1991年)なども受章しました。

1967年からウィーン国立音楽大学で教鞭を執り、エルンスト・オッテンザマー、ヨハン・ヒンドラー、ノーベルト・トイブル、アンドレアス・ヴィーザーら数多くの門下生を輩出。日本においても、草津夏期国際アカデミー&フェスティヴァル、PMFなど数多くのマスター・クラスに講師として参加し、後進の育成に貢献しました。

弊社スタッフ一同、ここに慎んで哀悼の意を表し、安らかな眠りにつかれますよう、お祈り申し上げます。

ペーター・シュミードル ディスコグラフィー
ルードルフ大公:クラリネットのための作品集(CMCD-28339)
ブラームス、シューマン&ベルク:クラリネットのための作品集/カニーノ(CMCD-20049)
モーツァルト:「ケーゲルシュタット・トリオ」/遠山慶子&パイシュタイナー(CMCD-20022)
ブラームス:ホルン三重奏曲&クラリネット三重奏曲/ストランスキー、岡田博美(CMCD-28075)
ライヒャ:ホルン五重奏曲&クラリネット五重奏曲/ストランスキー&パノハSQ(CMCD-28024)
ベートーヴェン:「街の歌」/シピリ&岩崎洸(CMCD-20025)
シューベルト:八重奏曲/ウィーンSQ 他(CMCD-15051)
メモリー・オブ・ヴォルフガング・シュルツ/アンサンブル・ウィーン=ベルリン 他(CMCD-28289)
恋人のワルツ/ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン(CMCD-15093)

【訃報】作曲家 湯浅譲二さん

2024 年 8 月 5 日 月曜日

湯浅譲二2024年7月21日、日本を代表する現代音楽作曲家の湯浅譲二さんが永眠されました。94歳でした。

湯浅さんは1929年福島県郡山市生まれ。独学で作曲を始め、慶応大学医学部在学中より音楽活動に興味を覚えるようになり、1950年代初頭に芸術家グループ〈実験工房〉に参加、作曲活動に専念しました。

以降、オーケストラ、室内楽、合唱、劇場用音楽インターメディア、電子音楽、コンピューター音楽、映画およびドラマの劇伴など、幅広い分野で活動、多数の作品を発表しました。

クーセヴィツキー音楽財団によるオーケストラ曲の委嘱をはじめ、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ザールラント放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー交響楽団、カナダ・カウンシル、サントリー音楽財団など、国内外から多数の委嘱を受けるなど、国際的にも高い評価を得ました。

ベルリン映画祭審査特別賞(1961)イタリア賞(1966、67)、サン・マルコ金獅子賞(1967)、尾高賞(1972、88、97、2003、24)、日本芸術大賞(1973、83)、飛騨古川音楽大賞(1995)サントリー音楽賞(1996)、紫綬褒章(1997)、恩腸賞(1999)、日本芸術院賞(1999)、文化功労者受章(2014)など、数多くの賞を受賞。また、国内外の音楽祭などにゲスト作曲家、講師として参加。1981年より94年までカリフォルニア大学サン・ディエゴ校(UCSD)教授(後に名誉教授)、日本大学芸術学部大学院研究所教授、東京音楽大学客員教授など、音楽教育と研究の場でも活躍されました。

弊社スタッフ一同、ここに慎んで哀悼の意を表し、安らかな眠りにつかれますよう、お祈り申し上げます。

湯浅譲二 ディスコグラフィー
湯浅譲二:フルートの領域(CMCD-28100)
[礼楽/領域/相即相入 I&II/タームズ・オブ・テムポラル・ディテイリング/舞働 II]

民音現代作曲音楽祭’81(32CM-293)
[「シーンズ・フロム・バショウ」~芭蕉の句による音楽(1980)]

ピアノ・トランスフィギュレーション/高橋アキ(CMCD-15145〜6)
[内触覚的宇宙 II トランスフィギュレーション(1986)]

Japan Now/飯野明日香(CMCD-28349)
[内触覚的宇宙 II トランスフィギュレーション(1986)]

菊地悌子 十七絃箏の世界(CMCD-25042)
[箏歌、芭蕉五句〜箏と十七絃による(1978)]

NANAE/吉村七重(25CM-189)
[内触覚的宇宙 第3番 虚空(1990)]

吉村七重/箏歌・蕪村五句(CMCD-28167)
[箏歌・蕪村五句─二十絃箏と歌のために(2005/2008)]

クラリネット・ソリテュード~四戸世紀クラリネット・リサイタル(28CM-551)
[クラリネット・ソリテュード(1980)]

現代日本マンドリン・オーケストラ作品集 II/メトロポリタン・マンドリン・オーケストラ(CDT-1098)
[エレジイ・哀歌─マンドリン・オーケストラのための(2008)]

西川竜太の啓く現代合唱の世界(CMCD-28326)
[混声のためのプロジェクション(2015)]

曼珠沙華〜平山美智子 山田耕筰を歌う(CMCD-28317)
[おやすみなさい]

藍川由美の記事が読売新聞に掲載されました

2024 年 7 月 10 日 水曜日

CMDV-000027月10日発刊の読売新聞夕刊文化欄の「記者ノート」にて、藍川由美(ソプラノ)の記事が掲載されました。

伊福部昭に師事し、多くの楽曲を献呈された藍川由美。5月にカメラータからDVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)をリリースし、翌6月にはYouTubeチャンネル「伊福部昭の音楽」を開設するなど、伊福部作品のために精力的な活動を続けていますが、今後も同チャンネルのために、新たに20曲ほどの作品を収録、来年にかけて公開する予定です。

※読売新聞オンライン会員に登録されている方は、以下のリンクから記事全文をご覧になれます。

■読売新聞:[記者ノート]「ゴジラ」の作曲家・伊福部昭の歌曲など 音楽家が演奏 動画公開

■藍川由美 YouTubeチャンネル:伊福部昭の音楽

タワレコ『Mikiki』『intoxicate』にてThe Shakuhachi 5のアルバムが紹介されました

2024 年 7 月 4 日 木曜日

intoxicateCMCD-28392タワーレコードの音楽ガイドネットメディア『Mikiki』、およびタワーレコードが発行するフリー・マガジン、『intoxicate(イントキシケイト)』最新号(vol.170/6月20日発行)にて、The Shakuhachi 5のファースト・アルバム『The Shakuhachi 5』(CMCD-28392)が紹介されました。
記事では小沼純一氏から、「5人の作曲家、5作品。(中略)尺八のさまざまな奏法が用いられ、音が交差、5管がいっせいにひびく迫力をサラウンドで堪能したい」と評されました。

『Mikiki』では記事の全文をご覧いただけます。
『intoxicate』のInstagramFacebookX(旧Twitter)の各アカウントも併せてご覧ください。

タワレコ『Mikiki』『intoxicate』にて西村朗=アルディッティSQのアルバムが紹介されました

2024 年 6 月 24 日 月曜日

CMCD-2836428CM-524タワーレコードの音楽ガイドネットメディア『Mikiki』、およびタワーレコードが発行するフリー・マガジン、『intoxicate(イントキシケイト)』最新号(vol.170/6月20日発行)にて、アルディッティ弦楽四重奏団アーヴィン・アルディッティ(第1ヴァイオリン)のインタヴュー、および西村朗のCDが掲載されました。

1990年、アルディッティSQはカザルスホール(東京)で西村朗の「弦楽四重奏のためのヘテロフォニー」(1975~87)を演奏。同曲は西村の初の弦楽四重奏曲であり、「ヘテロフォニー」の名を冠した最初の作品でもありました。そしてアルディッティSQの演奏を聴いた西村は多いに感銘を受け、カザルスホールの委嘱でアルディッティSQのために「弦楽四重奏曲 第2番〈光の波〉」(1992)を作曲しました。

そして2024年8月、サントリーホールにて開催される「サマーフェスティバル2024〈ザ・プロデューサー・シリーズ〉」に、アーヴィンは同シリーズのプロデューサーおよびアルディッティSQのメンバーとして出演。アーヴィンの60歳を祝し西村が作曲した「弦楽四重奏曲第5番『シェーシャ[聖蛇]』」(2013)が同シリーズの演目のひとつに加えられました。

『Mikiki』では、アーヴィン・アルディッティのインタヴュー全文をご覧いただけます。
『intoxicate』のInstagramFacebookX(旧Twitter)の各アカウントも併せてご覧ください。

The Shakuhachi 5のプロモーション動画が公開されました

2024 年 6 月 19 日 水曜日

The Shakuhachi 5The Shakuhachi 5今年3月、カメラータからファースト・アルバム『The Shakuhachi 5』(CMCD-28392)をリリースした新進気鋭の尺八奏者ユニット、The Shakuhachi 5。彼らのクラウドファンディング・プロジェクトの第2弾として計画されていたプロモーション動画が、The Shakuhachi 5のYouTubeチャンネルにて公開されました。

作品はファースト・アルバムにも収録された台信遼「Shape of Wind」(2021)。
写真・映像作家の高木真希による映像、そしてThe Shakuhachi 5による演奏で綴られるプロモーション動画は、曲名の通り“風”のイメージを感じさせるスタイリッシュな映像に仕上がっています。ぜひご覧ください。