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2016年8月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2016 年 8 月 25 日 木曜日

 カメラータの9月新譜(8月25日発売)は2タイトルです。

CMCD-28339 1タイトル目は『ルードルフ大公:クラリネットのための作品集/シュミードル』(CMCD-28339)です。
 ヨーロッパに君臨した名門ハプスブルク家の直系にしてベートーヴェンの庇護者としても知られるルードルフ大公は、ベートーヴェンの弟子でもあり、音楽に自らの居場所を見出したアーティストでした。このCDでは、ルードルフ大公が作曲した3つのクラリネット作品を収録。大公が大司教を務めたオルミュッツ出身のペーター・シュミードルをクラリネットに迎え、大公の音楽の研究を進める岡田知子のピアノ、タマーシュ・ヴァルガのチェロという理想的な顔合せで録音が実現しました。

CMCD-28337 2タイトル目は『ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集/アンチロッティ』(CMCD-28337)です。
 ローマではガッゼローニとともにRAI交響楽団で首席フルート奏者を務め、その後も、ヨーロッパを中心に活躍している名手マリオ・アンチロッティが、モダン・フルートを手に、クラウディオ・ブリツィパオロ・フランチェスキーニらイタリアの演奏家たちとともに愉悦に満ちた音楽的対話を交わしながら、生命感にあふれたヴィヴァルディのフルート協奏曲集を完成させました。
 あの哲学者ジャン=ジャック・ルソーによる「四季・春」の無伴奏フルート編曲版も花を添えています。

2016年1月30日新譜のご案内[クラシック/CD]

2016 年 1 月 25 日 月曜日

 カメラータの2月新譜(※今月は1月30日の発売となります)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMCD-28330『バッハ:オーボエ協奏曲集/トーマス・インデアミューレ』(CMCD-28330)です。
 稀代の名手トーマス・インデアミューレによるバッハのオーボエ協奏曲集が遂に登場しました。バッハが活用したオーボエ、とりわけ好んだオーボエ・ダモーレのための協奏曲を、インデアミューレは完全に手中に収め、闊達かつ精緻な演奏を繰り広げています。名高い「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」でソロを務めたパオロ・フランチェスキーニ、イタリアのイ・ソリスティ・ペルージャとインデアミューレは長年の信頼関係で結ばれており、今回も伸びやかな演奏が生み出されています。

 2タイトル目はCMCD-28332『四戸世紀 クラリネット・リサイタル〜東京ライヴ2014』(CMCD-28332)です。
 カラヤン全盛時のベルリンで20年間ドイツの著名オーケストラの奏者として活躍、帰国後は読売日響の首席奏者、ソリスト、室内楽奏者などとして20年、日本を代表するクラリネット奏者として40年に渡り存在感を示し続けている四戸世紀。2014年6月、その四戸が信頼する仲間の共演を得てトッパンホールで行ったリサイタルは、バッハの無伴奏、ベルクの室内楽からモーツァルトの協奏曲まで、クラリネット音楽の魅力を様々な角度から存分に示し、各方面から絶賛されました。本アルバムではそのリサイタルでの名演を完全収録しました。

2014年10月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2014 年 10 月 17 日 金曜日

HQMD-10044 いま音楽ファンやオーディオ・マニアの間で最もホットな話題のひとつである“ハイレゾ”。そのハイレゾ音源を扱いやすいDRMフリーで配信、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めているHQMストア。10月配信の『ジェンマ・ベルタニョッリ─ポートレート』をご案内します。

 イタリア人コロラトゥーラ・ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリは、ヨーロッパの主要オペラハウスで活躍する名歌手として知られ、特にバロック音楽で高い評価を受けています。その彼女が、鍵盤楽器の奇才クラウディオ・ブリツィやイタリアの室内オーケストラとともに、モーツァルトの歌曲や名曲「エクスルターテ・ユビラーテ」、ヴィヴァルディ、ヘンデル、モンテヴェルディ他を演奏。リスナーを魅惑の音楽の世界へと導きます。
 先行発売されたCDは「レコード芸術」誌10月号で【準特選】を受賞したほか、同号の「今月の優秀録音」にも採りあげられるなど、オーディオ的な観点からも要注目のアルバムです。
 HQMストアで先月から開始されたばかりの「HQMクラウド・サービス」にも対応しています。

★ベルタニョッリによる色彩豊かな歌の世界
『ジェンマ・ベルタニョッリ─ポートレート』
フォーマット:24bit/192kHz FLACファイル形式/48kHz ALACファイル形式(※クラウド対応)/DRMフリー
(HQMD-10044/2014年10月16日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

2014年8月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 8 月 25 日 月曜日

 カメラータの9月新譜(8月25日発売)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMCD-28310『ジェンマ・ベルタニョッリ─ポートレート』(CMCD-28310)です。
 ヨーロッパの主要オペラハウスで活躍する一方、古楽の名歌手としても名高いイタリア人コロラトゥーラ・ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリが、奇才クラウディオ・ブリツィとともに魅惑の音楽の世界へと導きます。モーツァルトの歌曲や名曲「エクスルターテ・ユビラーテ」、ヴィヴァルディ、ヘンデル、モンテヴェルディ他を収録。ベルタニョッリによる色彩豊かな歌を堪能できる必聴盤です。
 なお、ベルタニョッリは現在群馬県草津町で開催中の「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」にコンサート出演者およびアカデミー講師として来日中です。詳しい情報は草津アカデミーの公式サイトをご覧ください。

 2タイトル目はCMCD-28311『ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲 第8番&第9番/パノハ弦楽四重奏団』(CMCD-28311)です。
 生涯に14曲の弦楽四重奏曲を残したドヴォルジャークが、自身のスタイルの模索を経て個性を確立した第8番以降の弦楽四重奏曲7曲。チェコを代表する伝統的カルテット、パノハ弦楽四重奏団が2002年より取り組んできたこの7曲のレコーディング・プロジェクトが本アルバムでついに完結しました。同郷の作曲家への共感と慈しみに満ちたパノハ弦楽四重奏団のドヴォルジャーク。既発売のアルバムも併せてお楽しみください。

レコーディング・ニュース(2014年3月/イタリア)

2014 年 4 月 14 日 月曜日

 久しぶりに3月、イタリアのウンベルティーデに来て、ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリと初めてレコーディングを行いました。
 2012年12月23日フィレンツェでトスカーナ交響楽団とメンデルスゾーンの第二交響曲のソリストで彼女が歌うと知って、そのためだけにわざわざ日本から彼女の声を聴きに来たのを昨日のことのように思い出します。
 前から声をかけていたとはいえ、コンサートが終わった後に、2013年の草津音楽アカデミーの講師として来てもらいたいと交渉して快諾を得て、クリスマスイブとクリスマスを一人ぼっちになりながらも、楽しい気分で過ごしました。もちろん世界中でもっとも好きな街のひとつですから、フィレンツェのクリスマスも人生の中で一度は味わっておきたかったのかも知れません。
 さて、ジェンマとはもうすっかり草津で一緒に仕事をして親しい仲ですが、イタリアに来ると、たとえばテレビで彼女がミラノのスカラ座で子供たちのために歌ったコンサートのライブを見る機会があって、彼女のこの国での人気に驚かされていました。エンニオ・モリコーネの映画で主題曲のヴォカリーゼを若い頃に担当したこともあって、広く大衆まで彼女の名前と声は知られているようです。
 彼女の声の特質はもちろん、コロラトゥーラ・ソプラノですから、声の軽さと高い声域でのすばらしいコントロールにありますが、僕の感じるのは声の純粋さ、透明でクリスタルな美しさです。音程が悪くなると、「お腹の支えが上がっているのかな?」というと、若い頃からボイストレーナーの先生にそれだけは基本をみっちりと身につけさせられたから、すこし休めば大丈夫と、テイクを多く録るとなるとすこし頭を切り替え、身体も休めて、またもとのしっかりと芯のある力強い声にもどってきます。頼もしい歌い手であります。しかも、いつも楽しそうに振舞ってくれるので、周辺の気遣いを逆に安心させてくれます。
 今回は音楽監督的存在に、クラウディオ・ブリツィを据えたので、古楽の奏法を取り入れ、オーケストラはいつもの「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」ではなく、2年ほど前からペルージャの秋の音楽祭で活躍するために結成された”Orchestra da Camera di Perugia”のメンバー。それに特別にテオルボ、リュート、バロックギターを弾くGian Luca Lastraioli氏をフィレンツェから招きました。
 録音のメインの曲は、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」だが、普通にオーケストラで録音するのと違って、随所にバロック的要素を組み込み、ゲネラルバスが活躍するようにして演奏、録音しました。それは一緒に収録したヴィヴァルディのモテット「まことの安らぎはこの世にはなく」やヘンデルのアリアも同じスタイルでオーケストラが演奏したということで、是非ともその演奏と歌を多くの方に楽しんでもらいたいと思っています。

『ショパン&シューマン:ピアノ協奏曲集』が読売新聞、日本経済新聞にて紹介されました

2013 年 12 月 25 日 水曜日

 『ショパン&シューマン:ピアノ協奏曲集~6人のオルガン奏者による伴奏版/クラウディオ・ブリツィ、岡田博美、コスタンティーノ・カテーナ他』が、12月19日発刊の読売新聞夕刊と12月20日発刊の日本経済新聞夕刊にて紹介されました。

 「珍盤、奇盤というべきか。企画の中心になっているのは希代のアイデアマン、クラウディオ・ブリツィ。意外なほどに聴きごたえがある」(読売新聞)
 「ロマン派2人の多彩な旋律をオルガンでといぶかったが、聴くと説得力十分。オルガン、指揮、編曲をこなしたブリツィの快作」(日本経済新聞)

 と、高評価をいただきました。イタリアのトラーパニにある3つの演奏台を持つオルガンを6人のオルガン奏者が演奏し、岡田博美、コスタンティーノ・カテーナの両名ピアニストと共演した『ショパン&シューマン:ピアノ協奏曲集』を是非お楽しみください!

2013年11月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2013 年 11 月 25 日 月曜日

カメラータの12月新譜(11月25日発売)は4タイトルです。

CMCD-28293 1タイトル目は『ショパン&シューマン:ピアノ協奏曲集~6人のオルガン奏者による伴奏版/クラウディオ・ブリツィ、岡田博美、コスタンティーノ・カテーナ 他』(CMCD-28293)です。
 イタリアのトラーパニにあるサン・ピエトロ教会には、3台のマニュアル(演奏台)を有するたいへん珍しいオルガンがあります。本タイトルでは1台の演奏台にそれぞれ2人の奏者が配され、奇才クラウディオ・ブリツィを中心とした計6名のオルガニストが同時に演奏し、オーケストラ・パートを奏でます。ソリストは日本を代表する名手、岡田博美とイタリアを中心に活躍するコスタンティーノ・カテーナ。オルガンと同じ年につくられた1847年製エラールの優雅な音色を存分に聴かせます。
 世界初録音、世にふたつとない必聴盤です。

CMCD-28292 2タイトル目は『プーランク:ピアノのための作品集 III/碇山典子』(CMCD-28292)です。
 今年2013年はプーランク没後50年の記念年。その最後を飾るにふさわしい碇山典子によるプーランクのピアノ・ソロ作品集 第3弾がリリースされました。完結盤となる本作でも、前作と同様に難曲の数々を、フランスで学んだ碇山ならではのエスプリ溢れる演奏で聴き手を魅了します。プーランクの作品の魅力を再認識できる必聴のアルバムに仕上がりました。

CMCD-15135〜6 3タイトル目は『J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール集 BWV651−668a/松居直美』(CMCD-15135〜6)です。
 バッハのオルガン作品に取り組むうえで欠くことのできない重要な作品『ライプツィヒ・コラール』。2年前に『ライプツィヒ時代のバッハ』で後期のオルガン作品集をリリースした松居直美が、遂に「ライプツィヒ・コラール」に取り組みました。収録を行なった北ドイツの古都ゴスラーの聖ゲオルク参事会教会にあるオルガンは、バッハとほぼ同年代であるクリストフ・トロイトマンが1737年に設置した、42のストップ、3つの手鍵盤とペダルを持つ大がかりなもので、バッハがこの時期ライプツィヒを中心に活動をしていたこともあり、本作を収録するのにふたつとない楽器であるといえます。
 荘厳に響きわたるオルガンの音をあますところなく捉えた録音にもご注目ください。

CMCD-28290 4タイトル目は『いずみシンフォニエッタ大阪 プレイズ 西村 朗/沈黙の声【西村 朗 作品集 17】』(CMCD-28290)です。
 最初に収録されている〈耿〉は、私の処女作で16歳時(1970年)のもの。それに続く〈沈黙の声〉は2013年の最近作なので、両曲の作曲には43年の時間的な隔たりがある。その間には大きな変化があったように思っていたが、近親性は明らかなようにも感じられる。〈小交響曲〉は、自分の作品群の中では特異なものと言える。全体がベートーヴェンの8番までの交響曲の全楽章からの引用とその変形で成っている。一種のディヴェルティメント。偉大な交響曲群をかように圧縮変造し恐縮のいたりだが、ベートーヴェンの深く大きな懐で遊ばせてもらうような、贅沢で楽しい体験となった。……[西村朗/ブックレットより]
 2013年2月と2007年12月、いずみシンフォニエッタ大阪の本拠地で行われたコンサートをライヴ収録した西村朗の最新作。待望の登場です。

2013年8月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2013 年 8 月 25 日 日曜日

カメラータの9月新譜(8月25日発売)は4タイトルです。

CMCD-99077~8 1枚目は『ロマンティック・パールズ~珠玉のハーモニウム=チェレスタ作品集/クラウディオ・ブリツィ 他』(CMCD-99077~8)です。リスト、サン=サーンス、セザール・フランクら、幾多の作曲家を魅了した楽器、ハーモニウム。現在では演奏される機会の少ない楽器ですが、19世紀のサロン音楽を語るうえで欠かすことはできません。本アルバムでは、鬼才クラウディオ・ブリツィが、1897年ミュステル社製の、ハーモニウムとチェレスタが合体した2段鍵盤構造の楽器『ハーモニウム=チェレスタ』を駆使し、弦楽器、歌、そして1847年製のエラール・ピアノと魅惑のアンサンブルを聴かせます。

CMCD-28288 2枚目は『モーツァルト:ピアノ変奏曲集─「トルコ行進曲付き」K.331/諸戸詩乃』(CMCD-28288)です。15歳でウィーン国立音楽演劇大学ピアノ演奏科に飛び級で入学し、以来ウィーン、ザルツブルクを中心に研鑽を積む若き才能、諸戸詩乃
 3作目となる本作では、デビュー盤でも取り上げたモーツァルトの作品から変奏曲と、変奏曲形式の楽章をもつ名作ソナタを収録。20歳を迎え、一層の表現力を増した煌びやかな演奏は、ピアニストとしての充実ぶりをうかがわせます。

CMCD-28287 3枚目は『ブラームス:フルート三重奏曲(テオドール・キルヒナーによる弦楽六重奏曲 編曲版)/ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森 美加』(CMCD-28287)です。ブラームスによる2曲の弦楽六重奏曲には、作曲家本人とも親交のあったテオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏曲版が存在します。本作では、フルート奏者、ギゼラ・マシャエキ=ベアがトランスクリプションを担当、ブラームス/キルヒナーによる名作をフルート三重奏曲として演奏。森美加(ピアノ)、ブルーノ・ワインマイスター(チェロ)との絶妙なアンサンブルで作品に新たな魅力をもたらします。
 なお、本トリオは来月19日に東京でリサイタルを行います。詳しくはコンサート情報のページをご覧ください。

CMCD-28283 4枚目は『東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第2集/天女散花【西村 朗 作品集 16】』(CMCD-28283)です。第1弾『虹の体』(CMCD-28282)に続く、板倉康明(指揮)+東京シンフォニエッタによる西村朗作品集の第2弾の登場です。表題作『天女散花』は、2012年の東京シンフォニエッタ委嘱作品。中国の京劇にインスパイアされたギター協奏曲で、作曲中に亡くなった実母への西村の追悼と感謝の思いが託されています。この作品を献呈された名ギタリスト、鈴木大介による入魂の演奏は必聴です。藤原亜美のピアノ独奏者を伴う「星の鏡」「ヴィシュヌの臍」では洗練された感性によるみずみずしい演奏が繰り広げられます。西村朗の1990年代以降のヘテロフォニー書法による一連の作曲の起点となった「光の蜜」も収録。

2013年8月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2013 年 7 月 29 日 月曜日

HQMD-10033 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。第87回配信が7月27日より開始されました。
 今回は『ヴィヴァルディ:四季/フランチェスキーニ,ブリツィ,イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』です。鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャが新たな解釈で挑むヴィヴァルディの名曲「四季」。ヴァイオリン・ソロを担当するのは、アンサンブルのリーダー、パオロ・フランチェスキーニ。イ・ムジチ合奏団の名手、ピーナ・カルミレッリの愛弟子である彼が、師から引き継いだ銘器を存分に聴かせます。リアリゼーションを担当するのはブリツィ。オルガンとチェンバロの複合楽器クラヴィオルガンや効果音も交えた革新的演奏で、名曲の新たな魅力を引き出しています。
 演奏者、録音関係者が一丸となって「最高」を目指し、バロック音楽録音の新時代到来を告げる新たな名盤が誕生しました。

★最高の録音技術で挑んだ名曲「四季」の新たな演奏! バロック録音の新時代が今、到来!

『ヴィヴァルディ:四季/フランチェスキーニ,ブリツィ,イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』

●曲目:
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」
 第1番 ホ長調 作品8-1 RV269 「春」/第2番 ト短調 作品8-2 RV315 「夏」
 第3番 ヘ長調 作品8-3 RV293 「秋」/第4番 ヘ短調 作品8-4 RV297 「冬」

●演奏者:
 パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
 クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン/リアリゼーション)
 リンダ・ディ・カルロ(オルガン/チェンバロ)/イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
●録音:2012年10月/イタリア
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/96kHz or 192kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10033(2013年7月27日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

レコーディング・ニュース(2013年2月/イタリア)

2013 年 4 月 30 日 火曜日

2013年2月17~23日/ウンベルティーデ(イタリア)

収録曲目:
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 作品18
リスト:交響詩「前奏曲」S.97
ヴェルディ:オペラ「オテロ」より 柳の歌 
ヴェルディ:オペラ「オテロ」より アヴェ・マリア
ヴェルディ:オペラ「イル・トロヴァトーレ」より 恋はばら色の翼に乗って
ヴェルディ:オペラ「ナブッコ」より かつては私の心も喜びに満ちていた
プッチーニ:サルヴェレジーナ
サンサーンス:セレナード 作品15
サンサーンス:舟歌 作品18
サンサーンス:祈り 作品158
リスト:ハンガリー戴冠ミサ曲より“オッフェルトリウム”と“ベネディクトゥス”
ブリッソン:ベッリーニの歌劇「ノルマ」による幻想曲

 2月17日にウィーンからイタリアはフィレンツェに飛んで、いつものウンベルティーデの聖クローチェ美術館で録音。今回は2年前に草津の音楽祭にも運ばれて演奏された、ミュステル社製 (1897年) ハーモニウム&チェレスタを中心に、ショパンの亡くなる2年前の1847年に製造された、エラールのピアノを使って19世紀サロン・コンサートのプログラムを再現してレコーディングをする、という企画を実現した。したがって、今回はAのピッチは、438.5。選ばれたプログラムは、今年の草津でもいろいろ演奏される予定でいる。フレンチ・ピースから、ヴェルディのアリアなどいろいろ。もちろん、リストの交響詩「前奏曲」も含まれる。
 ハーモニウムは日本で俗にいう足踏みオルガンで、そのハーモニウムを愛して使った作曲家は、リスト、サン=サーンス、セザール・フランク、シェーンベルクなど、かなりの作曲家がいるが、それは日本では認識の対象外のようで、この楽器を使って書かれた多くの作品があまり演奏されないのは、この楽器への偏見により、作品も重要でないと考える音楽学者の思考が起因しているようです。
 ヨーロッパの日常の音楽を語るうえで、ハーモニウムの音楽は重要であり、それを無視しては人々と音楽のつながりを理解することができない。これは、音楽史のひとつの盲点になっているような気がする。

 演奏者は、クラウディオ・ブリツィのハーモニウムを中心に7人の奏者が参加。

クラウディオ・ブリツィ(ハーモニウム&チェレスタ)
カルロ・パレーゼ(ピアノ)
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
マーヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
ジョヴァンア・マンクル(ソプラノ)
ミニー・ディオダティ(ソプラノ)
マリオ・チェケッティ(テノール)


 2月18日から23日まで、毎日夜は11時までの強行なスケジュールの中、無事に完了しました。

 ハーモニウムを実際に録音して、一番に驚いたことは、この楽器の表現力の可能性だった。昔のシャンソンの伴奏にアコーディオンが使われていたのを思い出してほしい。なんとよく歌って、やわらかい音で軽やかなことか。魅力的で、聞き手を心地よくさせてくれる。こんな表現ができうる楽器は、クラッシクにはさほど見つからないのではないだろうか。風が歌う。ハーモニウムにぴったりの表現だ。ハーモニカ、アコーディオン。リード楽器の特徴であるといえば、それだけだが、やはり、この旋律の歌い方はほかにない。セザール・フランクの前奏曲の冒頭のブリツィの演奏を聴いて、心を動かされない人はいないだろう。
 楽しく奥深い、そんなアルバムに仕上がったと思っている。