2014 年 4 月 のアーカイブ
2014 年 4 月 30 日 水曜日
昨年12月に、カメラータ・トウキョウよりCDデビューを果たし、今年秋に来日を予定するピアノ・デュオ「デュオ・アマル」が、4月28日(月)の朝日新聞夕刊にて紹介されました。 記事は、「パレスチナとイスラエルのデュオ 対立超え『希望』奏でる」と題され、デュオが結成にいたった理由や、CDのこと、彼らの思いが紹介されています。
記事を抜粋、ご紹介します。
社交的で前向き思考のヤロンと、ちょっぴり内気で繊細なビシャラ。一緒に鍵盤に向かうと、パズルがぴったりとはまるように、2人の個性の違いが響きを豊かにしてゆくことに気づいた。「対立的な生い立ちの僕らが理解しあってゆく過程を、世界の人に見てもらおう」と11年にデュオを結成。モットーは「互いにオープンであること」。
CDでは色彩豊かなロシア音楽の世界に戯れたが、ライブではアラブの作品など様々な国の音楽をとりあげる。
「違いを前向きに受け止めることを自分たちから始めたい。すぐに世の中が変わるとは思わないけど、1人より2人のほうが楽しいし、タブーに足を踏み入れる勇気が出ることも知ってもらいたい」
ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーを取り上げたデビューアルバムDébut/デュオ・アマル(CMCD-28297)は好評発売中です。
また、レコーディングの様子はYouTube でごらんいただけます。
ショスタコーヴィチ:2台ピアノのためのコンチェルティーノ 作品94
http://www.youtube.com/watch?v=HlzHeug1V3E=
タグ:YouTube, デュオ・アマル
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2014 年 4 月 25 日 金曜日
カメラータの5月新譜(4月25日発売)は
『吉松 隆:優しき玩具/河村泰子』(CMCD-28303)です。
2009年に映画『ヴィヨンの妻』の音楽で日本アカデミー賞音楽賞を受賞し、2012年には大河ドラマ『平清盛』の音楽を担当するなど、各方面で精力的に作曲活動を続けている作曲家、吉松 隆。その吉松が10代後半から30代前半にかけて作曲した作品集、「優しき玩具」を集めたピアノ作品集です。
演奏は吉松作品の演奏をライフワークとする、まさに“吉松作品の伝道師”と呼ぶにふさわしい河村泰子。無調音楽からジャズ、そしてプログレッシヴロックまで、若き吉松が当時影響を受けたあらゆる音楽のエッセンスが反映されています。聴き手の、そして弾き手の童心に語りかける35曲の音楽のスケッチをお楽しみください。
なお、今月下旬より本アルバムに準拠した『吉松 隆ピアノ曲集 優しき玩具 第1〜3集』の楽譜が順次刊行されます。また、アルバム発売を記念した河村泰子のコンサートも大阪(5月31日)、東京(6月7日)ほか各地で開催されます。楽譜についての情報は音楽之友社のホームページを、コンサートについての情報は河村泰子のブログをご覧ください。
タグ:優しき玩具, 吉松隆, 楽譜, 河村泰子, 音楽之友社
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2014 年 4 月 24 日 木曜日
●BSプレミアム クラシック倶楽部
サンドリーヌ・ピオー ソプラノ・リサイタル
[2012年9月20日(木)/王子ホールにて収録]
【放送日】
2014年5月8日(木) 6:00〜6:55
BSプレミアム「クラシック倶楽部」
〈初回放送:2012/10/26(金)〉
【曲目】
フォーレ:
月の光 作品46 第2/夢のあとに 作品7 第1
メンデルスゾーン:
夜の歌 作品71 第6/もう一つの五月の歌(魔女の歌)作品8 第8
ショーソン:
魅惑と魔法の森で 作品36 第2/時間 作品27 第1
リヒャルト・シュトラウス:
あすの朝 作品27 第4/ひめごと 作品17 第3/夜 作品10 第3/セレナード 作品17 第2
ヴァンサン・ブーショ:
絞首台の歌から 月での出来事/絞首台の歌から 水/絞首台の歌から 絞首台の子供の子守歌
プーランク:
C/華やかな宴
ブリテン(編曲):
なぐさめる人もなく/何故にイエスは
【演奏者】
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)
※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。
タグ:クラシック倶楽部, サンドリーヌ・ピオー, 王子ホール
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2014 年 4 月 23 日 水曜日
4月17日発刊の読売新聞夕刊で、『France Now/飯野明日香』(CMCD-28302)が紹介され、「まず狙いがいい。最先端のフランスの現代音楽をまるでポップスのアルバムのように12曲並べるという構成。(中略)飯野明日香のピアノは、これらを猫のように機敏に、ハープの残響のような繊細さとカリッとクリスピーな音色を使い分け、鮮やかに処理してゆく。(中略)今まで現代音楽はちょっと……と敬遠していた人にこそ薦めたい。」と、音楽評論家の沼野雄司氏に高評価をいただきました。
タグ:読売新聞, 飯野明日香
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2014 年 4 月 18 日 金曜日
4月20日(日)、横浜青葉区のフィリアホールで開催されます「フィリア・ハイムコンツェルトシリーズ2014 ウィーン音楽の三夜」の前売りチケットの一般販売を開始いたします。

<< 第1夜 モザイク・カルテット >>
■公演日:2014年10月24日(金)
■会 場:青葉区民文化センター フィリアホール
■開 演:19:00
■料 金:全席指定:S ¥6,500 / A ¥5,500
http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=146
<< 第2夜 バオレ・ウィーン木管五重奏団 >>
■公演日:2014年10月29日(水)
■会 場:青葉区民文化センター フィリアホール
■開 演:19:00
■料 金:全席指定:S ¥5,000 / A ¥4,000
http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=147
<< 第3夜 ウィーン弦楽四重奏団 >>
■公演日:2014年11月21日(金)
■会 場:青葉区民文化センター フィリアホール
■開 演:19:00
■料 金:全席指定:S ¥7,000 / A ¥6,000
http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=148
■3公演シリーズセット券 S ¥15,000
限定100席、ウィーン菓子セットプレゼントつき
お問い合せはフィリアホールチケットセンターにて行います。
フィリアホールチケットセンター 045-982-9999
http://www.philiahall.com/
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
タグ:ウィーン弦楽四重奏団, チケット, バオレ・ウィーン木管五重奏団, フィリアホール, モザイク・カルテット
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2014 年 4 月 16 日 水曜日
現在、音楽ファンやオーディオ・マニアの間で最もホットな話題のひとつである“ハイレゾ”。そのハイレゾ音源を扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービスの第104回配信が4月9日から開始されました。
今回のタイトルは『Début/デュオ・アマル』です。
“アマル”(アラビア語で“希望”の意)の名のもと、デュオを結成したイスラエル出身のヤロン・コールベルクとパレスチナ出身のビシャラ・ハロニ。“最高の演奏は政治や国家の壁を越える”という信念のもと、世界各国でリサイタルを開催。ふたりの想いがつまった音楽は、聴衆に感動をもたらします。バレンボイム、メータ、ラトルをはじめとした多くの巨匠、有名オーケストラとの共演を果たし、躍進を続ける若き名手たち。世界が認めたふたりの躍動するピアニズムを堪能させる必聴盤。
★音楽に込めた「希望(=アマル)」。世界が認めたピアノ・デュオ
『Début/デュオ・アマル』
●曲目:
D.ショスタコーヴィチ:2台ピアノのためのコンチェルティーノ 作品94
I.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ~2台ピアノ版
S.ラフマニノフ:組曲 第1番「幻想的絵画」作品5
●演奏者:デュオ・アマル[ヤロン・コールベルク(ピアノ)/ビシャラ・ハロニ(ピアノ)]
●録音:2013年8月/東京
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/192kHz or 96kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10037(2014年4月9日配信開始)
■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。http://www01.hqm-store.com/store/item_new.php?album_no=
タグ:DRMフリー, High Quality Music, HQM, KRIPTON HQM STORE, クリプトン, デュオ・アマル, ハイレゾ, ビシャラ・ハロニ, ヤロン・コールベルク, 高音質音楽配信
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2014 年 4 月 15 日 火曜日
4月14日発刊の朝日新聞夕刊で、3月25日発売の『France Now/飯野明日香』(CMCD-28302)が紹介され、「花火かネオンか。フランスのピアノ音楽ならではの光と影の瞬間的明滅。そこを飯野が鮮やかにとらえる。(中略)名アンソロジーの誕生。」と音楽評論家の片山杜秀氏に高評価をいただきました。
現在フランスを中心に活躍を続ける12人の作曲家によるピアノ・ソロ作品を収録したアルバムです。是非お楽しみください。
タグ:飯野明日香
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2014 年 4 月 14 日 月曜日
久しぶりに3月、イタリアのウンベルティーデに来て、ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリと初めてレコーディングを行いました。
2012年12月23日フィレンツェでトスカーナ交響楽団とメンデルスゾーンの第二交響曲のソリストで彼女が歌うと知って、そのためだけにわざわざ日本から彼女の声を聴きに来たのを昨日のことのように思い出します。
前から声をかけていたとはいえ、コンサートが終わった後に、2013年の草津音楽アカデミーの講師として来てもらいたいと交渉して快諾を得て、クリスマスイブとクリスマスを一人ぼっちになりながらも、楽しい気分で過ごしました。もちろん世界中でもっとも好きな街のひとつですから、フィレンツェのクリスマスも人生の中で一度は味わっておきたかったのかも知れません。
さて、ジェンマとはもうすっかり草津で一緒に仕事をして親しい仲ですが、イタリアに来ると、たとえばテレビで彼女がミラノのスカラ座で子供たちのために歌ったコンサートのライブを見る機会があって、彼女のこの国での人気に驚かされていました。エンニオ・モリコーネの映画で主題曲のヴォカリーゼを若い頃に担当したこともあって、広く大衆まで彼女の名前と声は知られているようです。
彼女の声の特質はもちろん、コロラトゥーラ・ソプラノですから、声の軽さと高い声域でのすばらしいコントロールにありますが、僕の感じるのは声の純粋さ、透明でクリスタルな美しさです。音程が悪くなると、「お腹の支えが上がっているのかな?」というと、若い頃からボイストレーナーの先生にそれだけは基本をみっちりと身につけさせられたから、すこし休めば大丈夫と、テイクを多く録るとなるとすこし頭を切り替え、身体も休めて、またもとのしっかりと芯のある力強い声にもどってきます。頼もしい歌い手であります。しかも、いつも楽しそうに振舞ってくれるので、周辺の気遣いを逆に安心させてくれます。
今回は音楽監督的存在に、クラウディオ・ブリツィを据えたので、古楽の奏法を取り入れ、オーケストラはいつもの「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」ではなく、2年ほど前からペルージャの秋の音楽祭で活躍するために結成された”Orchestra da Camera di Perugia”のメンバー。それに特別にテオルボ、リュート、バロックギターを弾くGian Luca Lastraioli氏をフィレンツェから招きました。
録音のメインの曲は、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」だが、普通にオーケストラで録音するのと違って、随所にバロック的要素を組み込み、ゲネラルバスが活躍するようにして演奏、録音しました。それは一緒に収録したヴィヴァルディのモテット「まことの安らぎはこの世にはなく」やヘンデルのアリアも同じスタイルでオーケストラが演奏したということで、是非ともその演奏と歌を多くの方に楽しんでもらいたいと思っています。

タグ:クラウディオ・ブリツィ, ジェンマ・ベルタニョッリ
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2014 年 4 月 11 日 金曜日
パノハ弦楽四重奏団はこの10数年、草津夏期国際音楽祭において、ハウス・カルテットとしてその年のテーマに合わせてウィーン・クラシックからチェコの近代の曲まで、あるいは弦楽五重奏曲やピアノ五重奏曲といった作品ではほかのプロフェッサーと共演してきました。
僕が彼らと録音を開始したのは、1999年6月、スメタナの第1番のカルテット「わが生涯より」ホ短調と第2番のニ短調の収録でした。当時は彼らが共産圏時代のチェコのレーベル、スプラフォンに、ドヴォルジャークの初期の作曲者が生前は公開しなかった作品も含めた弦楽四重奏曲14曲の完全全集を録音していて、日本コロムビアからそのライセンス盤が出ていたので、即ドヴォルジャークを録音するのにためらいがありました。が、彼らの演奏を毎年聴いているうちに、やはりドヴォルジャークは独特の哀愁を帯びた音色と歌心があって、1970年代のスプラフォンの録音と違って成熟してきたグループの最高潮の時期に作曲者が出版社「ジムロック」から正式に自分のカルテット集として出版した7曲と、有名な歌曲を弦楽四重奏曲に編曲した「糸杉」(ツィプレッセン)を改めて収録したいと決心し、都合10数年かけて、今回やっと7曲目の「弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調」をスプラフォン時代から彼らが使ってきたDomovinaのスタジオを使って収録しました。
このスタジオは、いわばプラハの文化センターのひとつで、ウィーンのカジノ・ツーガニッツと同じ形で広さも良く似た舞踏会場として昔はよく使われていたものと思われるホール。板目の床と響きの美しいホールです。同時に今回はブルーレイ・ディスクのために、ハイサンプリングの録音をどうしても残しておきたかったヘ長調 作品96の「アメリカ」とあだ名される有名な曲も再録音を試みました。
ただ、この建物の地下は以前は映画館だったのですが、その映画館がつぶれて、いつの間にかボクシングや格闘技のジムのトレーニング・センターに貸し出されていて、ウィークデイの日中はサンドバックを打ったり、バーベルを落とす音がスタジオに入ってきて、録音に使えない日も出てくる始末。結局、朝8時スタートで11時までのセッションを2日やって、土曜日、日曜日はジムが休みだったので、集中してレコーディングを重ねましたが、神経的には我々もミュージシャンも集中がそがれ、苦労してセッションを終えました。
という訳で、今回はカレル橋を歩く暇もなく、観光は一日市内のミュステル周辺でボトムラインというCDショップに行ったり、いつも行くビアハウスで美味しい地ビールを一度飲んだだけの録音ツアーに終わりました。次は旅行者として一度来てみたいものです。
写真:録音風景。音を決めている。

タグ:パノハ弦楽四重奏団
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2014 年 4 月 9 日 水曜日
森美加とギゼラ・マシャエキ=ベアによるジョリヴェのフルート全作品録音の試み
ギゼラの師、ヴォルフガング・シュルツが昨年の3月28日に亡くなってから、1年が経ちます。弟子の中ではフォーグルマイヤーは師より1年前の2012年1月に亡くなっており、ギゼラはこうした師や先輩のためにフルート作品の中でも難曲として知られているジョリヴェの全作品(コンチェルトを除く)を永年のパートナーである森美加を伴ってレコーディングしようと決意し、その情熱に動かされて今回の収録となりました。ただし、フルート・ソロ、フルートとピアノのデュオを含めてジョリヴェのすべての作品を収録しても40数分にしかならないために、その組み合わせとして最近人気のあるジャン・フランセの作品を同時に2曲録音して1枚のアルバムとすることに決めました。
ピアノはスタインウェイをいつものバウムガルテンに運び込み、4月5日から7日の3日間、集中して良い録音ができたと思っています。
録音曲目
アンドレ・ジョリヴェ:
ファンタジー・カプリス
フルート・ソナタ
リノスの歌
5つの呪文
ジャン・フランセ:
フルートとピアノのためのディヴェルティメント
無伴奏フルート組曲

タグ:ギゼラ・マシャエキ=ベア、森 美加
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