‘CD・DVD・BDソフト’ カテゴリーのアーカイブ

吉松隆&河村泰子 ミニライブ&トークイベント 終了しました

2014 年 6 月 6 日 金曜日

 6月5日、タワーレコード渋谷店にて、吉松 隆:優しき玩具/河村泰子のリリースを記念して、ミニライブ&トークイベントが開催されました。「優しき玩具」第1集は18~19歳頃に、第2集は20~21歳頃に書かれた作品で、トークイベントでは当時の手書きの楽譜も公開され、吉松氏から作品への想い等が、また、吉松、河村両氏からはレコーディングの様子のお話が聞けました。

 こちらは、「ペンギン公園の午後」を乗せて、吉松氏が作成したアニメーションです。トークイベントではこの動画も公開されました。

 雨の中、お越しくださいました皆様、ありがとうございました。




2014年5月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 5 月 25 日 日曜日

 カメラータの6月新譜(5月25日発売)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMBK-30003『神楽歌と伊福部 昭〜いまヴェールをぬぐ伊福部昭の音楽/藍川由美』(CMBK-30003)です。
 「あなたの声はソプラノじゃない、低い声に本領がある」──ソプラノとして東京藝術大学大学院に在籍していた藍川由美にそう語ったのは、アイヌ語の師であり、音楽の師と仰ぐ作曲家、伊福部昭でした。最初は伊福部の言葉が理解できなかった藍川でしたが、この言葉が古代歌謡へと足を踏み入れるきっかけとなったそうです。
 アイヌ民族ではない伊福部にとっての日本、自らの氏・素性を表現できる音楽とは何か。琴歌譜、神楽歌、そして伊福部が音楽を手がけた映画『日本誕生』『モスラ対ゴジラ』からの作品を収録し、生誕100年をむかえた伊福部昭のルーツに迫る入魂のアルバムが完成しました。
 藍川自身による詳細な解説、歌詞を掲載した60ページ超の冊子とCDをデジパック仕様でまとめた豪華版です。

 2タイトル目はCMCD-28304『スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3、4、5番&スクリャビニアーナ~フルートとピアノのための/ボリス・ベクテレフ、マリオ・アンチロッティ』(CMCD-28304)です。
 スクリャービンのピアノ作品演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフによるピアノ・ソナタ録音のシリーズがついに完結しました。最後を飾る第3、4、5番に加え、ベクテレフみずからの編曲によるフルートの小品集「スクリャビニアーナ」他を収録。共演のマリオ・アンチロッティ(フルート)との息の合ったデュオも必聴です。
 好評を博した前作『スクリャービン:練習曲全集』(CMCD-28281)に続き、イタリアの銘器ファツィオーリを使用し録音。同アルバムで「第20回日本プロ音楽録音賞/2chパッケージメディア クラシック」部門優秀賞を受賞したエンジニアによる高音質録音にも注目。ベクテレフ入魂の演奏をお楽しみください。

飯野明日香の『France Now』が読売新聞で紹介されました

2014 年 5 月 16 日 金曜日

 5月15日発刊の読売新聞夕刊で、France Now/飯野明日香(CMCD-28302)が飯野明日香のインタビューとともに紹介されました。現在もフランスを中心に活躍を続ける12人の作曲家によるピアノ・ソロ作品を収録したアルバムです。

記事を抜粋、ご紹介します。

 「クラシックの曲だと『これでいいんだろうか?』という不安があるけれど、これらの曲はああしたい、こうしたいというアイデアがどんどん出てくる」

フランス人作曲家12人の小品を集めた、このCDからは、一風変わった聴きなれない響きがする。しかし、頭でっかちの作為ではなく、自然で流麗、繊細で柔らかな音で満たされている。

 「同時代の音楽を弾く時は、自分が持つすべての感覚を投入したい。すると、今までにない感性が生まれるような気がする」そんなふうに感じられるのは一つの才能だろう。

 頭で理解せず、心で感じること。モーツァルトやベートーベンも案外、同時代人からそのように聴かれていたのかもしれない。クラシックで固まった耳を解きほぐしてみてはどうだろう。

CDは好評発売中です。ぜひ、フランス現代音楽の”今”を感じてみてください。

 

 

吉松隆&河村泰子 トーク・ミニライブ&サイン会 at タワーレコード渋谷店

2014 年 5 月 16 日 金曜日

 4月25日に『吉松 隆:優しき玩具/河村泰子』(CMCD-28303)をリリースした作曲家の吉松隆氏と、ピアニストの河村泰子氏が、タワーレコード渋谷店でトーク・ミニライブ&サイン会を行います。

●日時:2014年6月5日(木)19:30より

●場所:タワーレコード渋谷店 7F イベントスペース

詳細はタワーレコードのHPをご覧ください。

多くの皆様のご来場をお待ちしています。

 

デュオ・アマルが朝日新聞で紹介されました

2014 年 4 月 30 日 水曜日

昨年12月に、カメラータ・トウキョウよりCDデビューを果たし、今年秋に来日を予定するピアノ・デュオ「デュオ・アマル」が、4月28日(月)の朝日新聞夕刊にて紹介されました。 記事は、「パレスチナとイスラエルのデュオ 対立超え『希望』奏でる」と題され、デュオが結成にいたった理由や、CDのこと、彼らの思いが紹介されています。

記事を抜粋、ご紹介します。
社交的で前向き思考のヤロンと、ちょっぴり内気で繊細なビシャラ。一緒に鍵盤に向かうと、パズルがぴったりとはまるように、2人の個性の違いが響きを豊かにしてゆくことに気づいた。「対立的な生い立ちの僕らが理解しあってゆく過程を、世界の人に見てもらおう」と11年にデュオを結成。モットーは「互いにオープンであること」。
CDでは色彩豊かなロシア音楽の世界に戯れたが、ライブではアラブの作品など様々な国の音楽をとりあげる。
「違いを前向きに受け止めることを自分たちから始めたい。すぐに世の中が変わるとは思わないけど、1人より2人のほうが楽しいし、タブーに足を踏み入れる勇気が出ることも知ってもらいたい」

ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーを取り上げたデビューアルバムDébut/デュオ・アマル(CMCD-28297)は好評発売中です。
また、レコーディングの様子はYouTube でごらんいただけます。
ショスタコーヴィチ:2台ピアノのためのコンチェルティーノ 作品94
http://www.youtube.com/watch?v=HlzHeug1V3E=

2014年4月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 4 月 25 日 金曜日

 カメラータの5月新譜(4月25日発売)はCMCD-28303『吉松 隆:優しき玩具/河村泰子』(CMCD-28303)です。
 2009年に映画『ヴィヨンの妻』の音楽で日本アカデミー賞音楽賞を受賞し、2012年には大河ドラマ『平清盛』の音楽を担当するなど、各方面で精力的に作曲活動を続けている作曲家、吉松 隆。その吉松が10代後半から30代前半にかけて作曲した作品集、「優しき玩具」を集めたピアノ作品集です。
 演奏は吉松作品の演奏をライフワークとする、まさに“吉松作品の伝道師”と呼ぶにふさわしい河村泰子。無調音楽からジャズ、そしてプログレッシヴロックまで、若き吉松が当時影響を受けたあらゆる音楽のエッセンスが反映されています。聴き手の、そして弾き手の童心に語りかける35曲の音楽のスケッチをお楽しみください。

 なお、今月下旬より本アルバムに準拠した『吉松 隆ピアノ曲集 優しき玩具 第1〜3集』の楽譜が順次刊行されます。また、アルバム発売を記念した河村泰子のコンサートも大阪(5月31日)、東京(6月7日)ほか各地で開催されます。楽譜についての情報は音楽之友社のホームページを、コンサートについての情報は河村泰子のブログをご覧ください。

飯野明日香の『France Now』が読売新聞で紹介されました

2014 年 4 月 23 日 水曜日

CMCD-28302 4月17日発刊の読売新聞夕刊で、『France Now/飯野明日香』(CMCD-28302)が紹介され、「まず狙いがいい。最先端のフランスの現代音楽をまるでポップスのアルバムのように12曲並べるという構成。(中略)飯野明日香のピアノは、これらを猫のように機敏に、ハープの残響のような繊細さとカリッとクリスピーな音色を使い分け、鮮やかに処理してゆく。(中略)今まで現代音楽はちょっと……と敬遠していた人にこそ薦めたい。」と、音楽評論家の沼野雄司氏に高評価をいただきました。

飯野明日香の『France Now』が朝日新聞で紹介されました

2014 年 4 月 15 日 火曜日

CMCD-28302 4月14日発刊の朝日新聞夕刊で、3月25日発売の『France Now/飯野明日香』(CMCD-28302)が紹介され、「花火かネオンか。フランスのピアノ音楽ならではの光と影の瞬間的明滅。そこを飯野が鮮やかにとらえる。(中略)名アンソロジーの誕生。」と音楽評論家の片山杜秀氏に高評価をいただきました。

 現在フランスを中心に活躍を続ける12人の作曲家によるピアノ・ソロ作品を収録したアルバムです。是非お楽しみください。

レコーディング・ニュース(2014年3月/イタリア)

2014 年 4 月 14 日 月曜日

 久しぶりに3月、イタリアのウンベルティーデに来て、ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリと初めてレコーディングを行いました。
 2012年12月23日フィレンツェでトスカーナ交響楽団とメンデルスゾーンの第二交響曲のソリストで彼女が歌うと知って、そのためだけにわざわざ日本から彼女の声を聴きに来たのを昨日のことのように思い出します。
 前から声をかけていたとはいえ、コンサートが終わった後に、2013年の草津音楽アカデミーの講師として来てもらいたいと交渉して快諾を得て、クリスマスイブとクリスマスを一人ぼっちになりながらも、楽しい気分で過ごしました。もちろん世界中でもっとも好きな街のひとつですから、フィレンツェのクリスマスも人生の中で一度は味わっておきたかったのかも知れません。
 さて、ジェンマとはもうすっかり草津で一緒に仕事をして親しい仲ですが、イタリアに来ると、たとえばテレビで彼女がミラノのスカラ座で子供たちのために歌ったコンサートのライブを見る機会があって、彼女のこの国での人気に驚かされていました。エンニオ・モリコーネの映画で主題曲のヴォカリーゼを若い頃に担当したこともあって、広く大衆まで彼女の名前と声は知られているようです。
 彼女の声の特質はもちろん、コロラトゥーラ・ソプラノですから、声の軽さと高い声域でのすばらしいコントロールにありますが、僕の感じるのは声の純粋さ、透明でクリスタルな美しさです。音程が悪くなると、「お腹の支えが上がっているのかな?」というと、若い頃からボイストレーナーの先生にそれだけは基本をみっちりと身につけさせられたから、すこし休めば大丈夫と、テイクを多く録るとなるとすこし頭を切り替え、身体も休めて、またもとのしっかりと芯のある力強い声にもどってきます。頼もしい歌い手であります。しかも、いつも楽しそうに振舞ってくれるので、周辺の気遣いを逆に安心させてくれます。
 今回は音楽監督的存在に、クラウディオ・ブリツィを据えたので、古楽の奏法を取り入れ、オーケストラはいつもの「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」ではなく、2年ほど前からペルージャの秋の音楽祭で活躍するために結成された”Orchestra da Camera di Perugia”のメンバー。それに特別にテオルボ、リュート、バロックギターを弾くGian Luca Lastraioli氏をフィレンツェから招きました。
 録音のメインの曲は、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」だが、普通にオーケストラで録音するのと違って、随所にバロック的要素を組み込み、ゲネラルバスが活躍するようにして演奏、録音しました。それは一緒に収録したヴィヴァルディのモテット「まことの安らぎはこの世にはなく」やヘンデルのアリアも同じスタイルでオーケストラが演奏したということで、是非ともその演奏と歌を多くの方に楽しんでもらいたいと思っています。

レコーディング・ニュース(2014年3月/プラハ)

2014 年 4 月 11 日 金曜日

 パノハ弦楽四重奏団はこの10数年、草津夏期国際音楽祭において、ハウス・カルテットとしてその年のテーマに合わせてウィーン・クラシックからチェコの近代の曲まで、あるいは弦楽五重奏曲やピアノ五重奏曲といった作品ではほかのプロフェッサーと共演してきました。
 僕が彼らと録音を開始したのは、1999年6月、スメタナの第1番のカルテット「わが生涯より」ホ短調と第2番のニ短調の収録でした。当時は彼らが共産圏時代のチェコのレーベル、スプラフォンに、ドヴォルジャークの初期の作曲者が生前は公開しなかった作品も含めた弦楽四重奏曲14曲の完全全集を録音していて、日本コロムビアからそのライセンス盤が出ていたので、即ドヴォルジャークを録音するのにためらいがありました。が、彼らの演奏を毎年聴いているうちに、やはりドヴォルジャークは独特の哀愁を帯びた音色と歌心があって、1970年代のスプラフォンの録音と違って成熟してきたグループの最高潮の時期に作曲者が出版社「ジムロック」から正式に自分のカルテット集として出版した7曲と、有名な歌曲を弦楽四重奏曲に編曲した「糸杉」(ツィプレッセン)を改めて収録したいと決心し、都合10数年かけて、今回やっと7曲目の「弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調」をスプラフォン時代から彼らが使ってきたDomovinaのスタジオを使って収録しました。
 このスタジオは、いわばプラハの文化センターのひとつで、ウィーンのカジノ・ツーガニッツと同じ形で広さも良く似た舞踏会場として昔はよく使われていたものと思われるホール。板目の床と響きの美しいホールです。同時に今回はブルーレイ・ディスクのために、ハイサンプリングの録音をどうしても残しておきたかったヘ長調 作品96の「アメリカ」とあだ名される有名な曲も再録音を試みました。
 ただ、この建物の地下は以前は映画館だったのですが、その映画館がつぶれて、いつの間にかボクシングや格闘技のジムのトレーニング・センターに貸し出されていて、ウィークデイの日中はサンドバックを打ったり、バーベルを落とす音がスタジオに入ってきて、録音に使えない日も出てくる始末。結局、朝8時スタートで11時までのセッションを2日やって、土曜日、日曜日はジムが休みだったので、集中してレコーディングを重ねましたが、神経的には我々もミュージシャンも集中がそがれ、苦労してセッションを終えました。
 という訳で、今回はカレル橋を歩く暇もなく、観光は一日市内のミュステル周辺でボトムラインというCDショップに行ったり、いつも行くビアハウスで美味しい地ビールを一度飲んだだけの録音ツアーに終わりました。次は旅行者として一度来てみたいものです。

写真:録音風景。音を決めている。