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2016年6月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2016 年 6 月 25 日 土曜日

CMCD-15141〜2カメラータの7月新譜(6月25日発売)は『2人の聖フランチェスコ~リスト:ピアノ作品集/コスタンティーノ・カテーナ』(CMCD-15141〜2)です。

ボリス・ベクテレフやアルド・チッコリーニらの薫陶を受けたイタリアの俊英、コスタンティーノ・カテーナのピアノによる、リスト室内楽レコーディング・プロジェクトのピアノ作品集第2弾の登場です。

今回は、アルバム・タイトルの通り「2人の聖フランチェスコ」と関連の深い、リストのカトリック信仰との強い絆が見いだせる作品を中心に収録。豊かな響きに定評のあるイタリア・ウンブリア州ウンベルティーデの聖クローチェ美術館に、ピアノの銘器ファツィオーリF278を持ち込み、カテーナが多様な色彩感や開放的な響きを駆使した演奏を繰り広げています。

シュッツ/ベクテレフの最新盤が『レコード芸術』特選盤に

2016 年 2 月 20 日 土曜日

CMCD-15139〜40 CMCD-28329昨年12月25日に発売された新譜2タイトル、『カール=ハインツ・シュッツ plays バッハ・ソロ』(CMCD-28329)と、『スクリャービン:前奏曲集/ボリス・ベクテレフ』(CMCD-15139〜40)の2タイトルが、『レコード芸術』誌の最新刊(2016年3月号)で【特選盤】に選出されました。

カール=ハインツ・シュッツのアルバムは、「曲はとても美しい。美しいといえばシュッツの音色の美しさ、豊かさは終始素晴らしい」(濱田滋郎氏)と評され、ボリス・ベクテレフのアルバムも、「ベクテレフのタッチは柔らかくてしっとりとしていて重みがありよく歌う。これ以上にスクリャービンらしい音色はない。」(那須田務氏)と高く評価されました。

シュッツのアルバムは、クリプトンHQMストアにてさらに高音質なハイレゾ音源も同時配信中です。

話題の2タイトル、この機会にリスナーの皆さんもぜひご自分の耳でお確かめください。

2015年12月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2015 年 12 月 25 日 金曜日

カメラータの1月新譜(12月25日発売)は4タイトルです。

1タイトル目はCMCD-28329『カール=ハインツ・シュッツ plays バッハ・ソロ』(CMCD-28329)です。

ウィーン・フィルの首席フルート奏者を務める傍ら、ソリストとしても意欲的な活動を展開する名手カール=ハインツ・シュッツ。その類い稀なる技巧と、歴代首席奏者の中でも群を抜くとも言われる美音と趣味の良さが、今回のバッハ親子の無伴奏作品集でも存分に発揮されています。ソロ・フルートの名作、大バッハの「パルティータ」やC.P.E.バッハのソナタ、無伴奏チェロ組曲が、モダン・フルートならではの豊かな表現と響きで眼前に広がります。

なお、このタイトルのハイレゾ音源はHQMストアでも同時配信を開始しています。

2タイトル目はCMCD-15139〜40『スクリャービン:前奏曲集/ボリス・ベクテレフ』(CMCD-15139〜40)です。

スクリャービンの「神秘的で魅惑的な音楽」に強く惹かれ、その作品演奏をライフワークとしてきたボリス・ベクテレフ。彼が18年の歳月をかけ録り続けてきたピアノ独奏曲全曲録音プロジェクトが、没後100年を迎えた2015年、当盤で遂に完結しました。ベクテレフは、正統的かつ深い譜読みに裏付けられた解釈と大いなる共感をもって、前奏曲それぞれの微妙な性格や情景を見事に弾き分け、スクリャービン独自のロマンティシズムを鮮やかに表出しています。

3タイトル目はCMCD-10017 CMCD-10017『カメラータ・トウキョウ設立40周年特別企画 レコード・プロデューサー井阪紘選定/カメラータ・トウキョウCDコレクション Vol. 1 シューベルト・セレクション』(CMCD-10017)です。

2015年で設立40周年を迎えたカメラータ・トウキョウが贈る特別企画! LP時代から重ねてきた数々のレコーディングの中から、選りすぐりの名盤を、レコード・プロデューサー井阪紘が自らセレクトし、40年の感謝の意を込め驚きの特別価格でご提供いたします。

その第1弾は、「シューベルト・セレクション」。カメラータ・トウキョウがその作品の録音に最も力を注いできた作曲家シューベルトのアルバムの中から、レコード・アカデミー賞を受賞したウィーン弦楽四重奏団の『死と乙女』、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞した高橋アキの『ピアノ・ソナタ D.960 & 664』、先ごろ『レコード芸術』名曲名盤500で曲目での第1位を獲得したヴォルフガング・シュルツシュテファン・ヴラダーの『しぼめる花』など、最高評価を得ているディスク5枚を同梱。プロデューサー井阪による作品の聴き所についての解説も添付しています。

特別価格・限定生産となっていますのでお早めにお買い求めください。

4タイトル目はOTVA-0008『Borodin & Smetana: String Quartets/ストリングカルテット響』(OTVA-0008)です。

2015年9月25日に、2枚のCD『コントラポントのヴェスプロ』「三枝伸太郎 オルケスタ・デ・ラ・エスペランサ」のリリースとともにスタートしたOTTAVA Recordsから第3弾アルバムとしてお届けするのが、気鋭の弦楽四重団“ストリングカルテット響”の演奏による、ボロディンとスメタナの国民楽派の傑作弦楽四重奏曲集です。

緻密なアンサンブルと、「ロシア&ボヘミア情緒」のみに拘泥することなく、純粋音楽としての楽曲の魅力を伝えてくれる、しなやかな演奏が印象的なアルバムとなっています。

*このCDの弊社お取り扱いは終了いたしました。

ボリス・ベクテレフの最新盤が日本経済新聞で紹介されました

2014 年 8 月 18 日 月曜日

  8月15日発刊の日本経済新聞夕刊にて『スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3、4、5番&スクリャビニアーナ~フルートとピアノのための/ボリス・ベクテレフ、マリオ・アンチロッティ』(CMCD-28304)が紹介されました。

 ロシア出身のピアニスト、ボリス・ベクテレフが、同国の作曲家アレクサンドル・スクリャービン(1872~1915年)のピアノ・ソナタ(全10曲)を弾くシリーズの完結編。激しくも幻想的な第3番をはじめ、この作曲家独自の音響美が透明度の高い音色で描かれる。調整が崩れて旋律がつかみにくい第5番も鮮明な響きを保つ。等、高評価をいただきました。

2014年6月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2014 年 7 月 9 日 水曜日

HQMD-10040 HQMD-10039 HQMD-10038 現在、音楽ファンやオーディオ・マニアの間で最もホットな話題のひとつである“ハイレゾ”。そのハイレゾ音源を扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービスの第111回&112回配信が開始されました。

 今回の配信は3タイトルです。スクリャービン作品の演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフによるソナタ全曲録音の完結編、15歳でウィーン国立音楽演劇大学に飛び級で入学しウィーン、ザルツブルクを中心に活躍する諸戸詩乃のモーツァルト、「エリック・サティ再発見」の立役者でもある高橋アキによる待望のサティ作品の最新録音など、3人のピアニストそれぞれの個性があふれる3タイトルが揃いました。

★当代随一のスクリャービン弾き、ベクテレフによるソナタ全曲録音、ここに完結
『スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3、4、5番&スクリャビニアーナ~フルートとピアノのための/ボリス・ベクテレフ、マリオ・アンチロッティ』
フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/192kHz or 96kHz/DRMフリー
(HQMD-10038/2014年6月25日配信開始)

★20歳を迎えさらなる飛躍を遂げる若き才能
『モーツァルト:ピアノ変奏曲集─「トルコ行進曲付き」K.331/諸戸詩乃』
フォーマット:FLACファイル形式/24bit/192kHz or 96kHz/DRMフリー
(HQMD-10039/2014年6月28日配信開始)

★サティ演奏の第一人者、待望の最新録音
『高橋アキ プレイズ エリック・サティ-1』
フォーマット:FLACファイル形式/24bit/192kHz or 96kHz/DRMフリー
(HQMD-10040/2014年6月28日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。
※現在、HQMストアは7月11日(金)0時00分までシステムのメンテナンス中です。ご了承ください。

2014年5月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 5 月 25 日 日曜日

 カメラータの6月新譜(5月25日発売)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMBK-30003『神楽歌と伊福部 昭〜いまヴェールをぬぐ伊福部昭の音楽/藍川由美』(CMBK-30003)です。
 「あなたの声はソプラノじゃない、低い声に本領がある」──ソプラノとして東京藝術大学大学院に在籍していた藍川由美にそう語ったのは、アイヌ語の師であり、音楽の師と仰ぐ作曲家、伊福部昭でした。最初は伊福部の言葉が理解できなかった藍川でしたが、この言葉が古代歌謡へと足を踏み入れるきっかけとなったそうです。
 アイヌ民族ではない伊福部にとっての日本、自らの氏・素性を表現できる音楽とは何か。琴歌譜、神楽歌、そして伊福部が音楽を手がけた映画『日本誕生』『モスラ対ゴジラ』からの作品を収録し、生誕100年をむかえた伊福部昭のルーツに迫る入魂のアルバムが完成しました。
 藍川自身による詳細な解説、歌詞を掲載した60ページ超の冊子とCDをデジパック仕様でまとめた豪華版です。

 2タイトル目はCMCD-28304『スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3、4、5番&スクリャビニアーナ~フルートとピアノのための/ボリス・ベクテレフ、マリオ・アンチロッティ』(CMCD-28304)です。
 スクリャービンのピアノ作品演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフによるピアノ・ソナタ録音のシリーズがついに完結しました。最後を飾る第3、4、5番に加え、ベクテレフみずからの編曲によるフルートの小品集「スクリャビニアーナ」他を収録。共演のマリオ・アンチロッティ(フルート)との息の合ったデュオも必聴です。
 好評を博した前作『スクリャービン:練習曲全集』(CMCD-28281)に続き、イタリアの銘器ファツィオーリを使用し録音。同アルバムで「第20回日本プロ音楽録音賞/2chパッケージメディア クラシック」部門優秀賞を受賞したエンジニアによる高音質録音にも注目。ベクテレフ入魂の演奏をお楽しみください。

弊社録音エンジニア高島靖久、宮田基樹が日本プロ音楽録音賞受賞!

2013 年 12 月 17 日 火曜日

去る2013年12月6日、「第20回日本プロ音楽録音賞」の授賞式が開催され、弊社録音エンジニアの高島靖久と宮田基樹が、「2chパッケージメディア クラシック」部門優秀賞の受賞者となりました。

「第20回日本プロ音楽録音賞」受賞作品一覧はこちら

対象となった録音作品は、ボリス・ベクテレフ(ピアノ)の演奏によるスクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 作品2-1で、CDアルバム『スクリャービン:練習曲全集/ボリス・ベクテレフ』(CMCD-28281)に収録されています。当アルバムでは、高島が録音を、宮田が編集を担当しています。

「日本プロ音楽録音賞」は、音楽とオーディオ文化の向上に努める録音エンジニアの感性と技術にスポットライトを当てるもので、毎年開催されています。
受賞作となった「スクリャービン:練習曲」を収録したアルバムは、日本プロ音楽録音賞を賛助している『レコード芸術』誌の中沢十志幸編集長の推薦を受け、エントリーしたものです。
同賞の副審査委員長を務める高田英男氏の講評によれば「この録音は、ワン・ポイントです。ワン・ポイント録音は非常にシンプルですが、実は大変むずかしい。直接音と間接音のバランスをちょうどうまくとって、ポイントを決めて録音していくのですが、(受賞作の録音は)非常に余裕のある音で、安定した低域の解像力もあって、本当に音楽の深さを感じる音づくりになっていると感じました。録音技術が素晴らしい、ということも当然ですが、(エンジニアが)楽曲への理解、時代背景、演奏している方の思い、ホールの音響空間など、ひとつひとつのものを大変深い造詣をもって判断されており、結果としてこのような素晴らしいサウンドができるのではないかと感じました。」と、たいへん高い評価をいただきました。
なお、このアルバムは、24bit/176.4kHzのハイビット・ハイサンプリングで収録されていますが、クリプトンHQMストアより、この高音質音楽データ(HQMD-10036)も配信されておりますので、この機会にCDと合わせ、ぜひお楽しみください。

[受賞の言葉]
この度はご選考いただき、誠にありがとうございます。ソロ・ピアノの録音は最も難しい録音の一つだと常々感じています。特にクラシック音楽でのピアノ作品は楽器が確立されたバッハやモーツァルトの時代から現代に至るまで多くの作曲家がピアノの可能性を追求し続け、作品に残してきました。ピアノという楽器もそうした作品と共に発展してきた楽器だと思います。曲ごとに音色の作り方が重要で、タッチ、音の伸び、倍音の響き、直接音と反射音のバランスなど、毎回試行錯誤の連続です。
この作品は、イタリアの教会でファツィオーリ(FAZIOLI)というイタリア製のピアノで録音しました。ピアノは楽器ごとに音のバランスも音色も異なりますが、特にメーカーが変わると設計構造が異なるので、マイクのセッティング・ポイントも大きく変わります。曲を理解し、色々な音色が重なり合う音場空間で伝えたい音を捕まえることがエンジニアの重要な仕事の一つと思って現在も経験を重ねているところです。
今回の受賞は目指して来た方向が間違いではなかったと言う自信に繋がるものになりました。審査委員の皆様、現地スタッフの皆様、CD製作関連会社の皆様、そして素晴らしい音楽を奏でていただいた巨匠ベクテレフ氏に感謝申し上げます。
株式会社カメラータ・トウキョウ 高島靖久

2013年11月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2013 年 11 月 29 日 金曜日

HQMD-10036 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。11月29日より第95回配信が開始されました。

 今回のタイトルは『スクリャービン:練習曲 全集/ボリス・ベクテレフ』です。
 スクリャービンのピアノ作品演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフが、難曲として知られる「練習曲」の全曲録音を完成。高度な技巧を要求する芸術性の高い作品群を、名手ベクテレフが見事に演奏します。美しい響きで知られるイタリア・ウンブリアの教会/美術館で、現在最高のピアノ銘器のひとつファツィオーリ F278を奏でた録音は、「レコード芸術」誌で【特選】【優秀録音】を受賞するなど、オーディオ・ファンも充分満足させるアルバムに仕上がっています。

★名手ベクテレフが挑むスクリャービンの難曲

『スクリャービン:練習曲 全集/ボリス・ベクテレフ』

●曲目:
A.スクリャービン:
 練習曲 嬰ハ短調 作品2-1/12の練習曲 作品8/8つの練習曲 作品42
 練習曲 変ホ長調 作品49-1/練習曲 変ホ長調 作品56-4/3つの練習曲 作品65

●演奏者:ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
●録音:2012年3〜4月/イタリア
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/192kHz or 88.2kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10036(2013年11月29日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

2013年3月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2013 年 3 月 25 日 月曜日

CMCD-28281 カメラータの4月新譜(3月25日発売)は『スクリャービン:練習曲 全集/ボリス・ベクテレフ』(CMCD-28281)です。
 1970年代よりソリストとして、また、名ヴァイオリニスト、ウラディーミル・スピヴァコフの伴奏者としても国際的な活躍を続け、1996年から2010年まで日本で教育者としても後進の指導に尽力したボリス・ベクテレフ
 スクリャービンのピアノ作品をライフワークとし、これまでにカメラータから4枚のスクリャービン作品集をリリースしてきたベクテレフが今回挑むのは、難曲として知られる練習曲(全曲)の録音。自身もピアニストであった作曲家の、技巧的かつ高い芸術性を併せ持つ作品を、卓越した技術で聴かせます。もともと教会であった聖クローチェ美術館に鳴り響く銘器ファツィオーリの美しい響きをご堪能ください。

レコーディング・ニュース(2012年3月~4月/イタリア3)

2012 年 8 月 22 日 水曜日

●ボリス・ベクテレフ Plays スクリャービン
2012年3月31日~4月2日/ウンベルティーデ(イタリア)
【曲目】
アレクサンドル・スクリャービン:
12の練習曲 作品8
8つの練習曲 作品42
3つの練習曲 作品65
練習曲 作品2-1、作品49-1、作品56-4

 2010年まで神戸女学院のピアノ教授として教えていたロシアの名ピアニスト、ボリス・ベクテレフは、奥様の故郷であるイタリアのボローニャに戻って演奏活動に専念することになりましたが、カメラータへのスクリャービンのピアノ作品の録音は続けたいと強く希望し、我々がウンブリアのウンベルティーデで録音している時に、ピアノを使う録音があればそれに合わせてレコーディングをしたい、との申し出を受けました。 (さらに…)