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2025 年 2 月 20 日 木曜日
2月20日発刊の朝日新聞夕刊「For Your Collection」コーナーで、1月25日に発売された西村朗の新譜、『華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が紹介されました。
紙面では鈴木淳史氏から、「まるで阿弥陀仏が来迎したようなゴージャスな響き。花が開くのがこれほどドラマティックとは。こんなギラギラした華やかさと神秘性を兼ね備えた曲を書いた人は他にない。(華開世界)」と評されました。
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また同アルバムは、『ぶらあぼ』最新号(2025年3月号)の「New Release Selection」コーナーでも紹介され、江藤光紀氏から、「(遺作の「神秘的合一」は)断ち切るような一撃の後、蝋燭の火を吹き消すように管弦楽の息が入る。命が涸れるその寸前まで燃焼し続けた創造の記録だ。」と評されました。
※『ぶらあぼ』は配布版、およびぶらあぼ電子版にて無料で記事全文をご覧になれます。
【2月21日追記】
同アルバムが『モーストリー・クラシック』の最新刊(2025年4月号)、「モーストリー・ディスク・ジャーナル」コーナーでも紹介されました。
誌面では長木誠司氏から、「『胡蝶夢』には、結局迎えられなかった作曲者の70歳という年齢での夢表象が盛り込まれている。そして遺作となった『神秘的合一』。この短くも鮮烈な閃きを遺して西村は生涯を閉じた。」と評されました。
【2月26日追記】
同アルバムが『stereo』誌の最新刊(2025年3月号)の「ステレオディスク コレクション」で、「今月の優秀録音盤」に選出されました。
誌面では山之内正氏から、「トゥッティの爆発的音響エネルギー、独奏楽器の緊張の強さが際立つ鮮度の高い音をとらえた優秀録音。」と評されました。
タグ:Stereo, ぶらあぼ, ぶらあぼ電子版, モーストリー・クラシック, 朝日新聞, 西村朗
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2021 年 12 月 20 日 月曜日
11月25日に発売された『寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集』(CMCD-28382)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2022年1月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「1990年前後に書かれた邦楽器のための作品を5曲集めた、ありそうでなかったアルバム。初演後ほとんど演奏されていなかった作品も含まれており、現代邦楽さかんと言えども、思わぬ死角があったものだと痛感されるリリースだ。」と評され、白石美雪氏からは、「中島裕康、平田紀子、黒田鈴尊ら邦楽四重奏団の仲間たちも古典曲にきちんと取り組みつつ、創造の最前線でも活動する俊英で、どの作品も演奏の切れ味がいい。(中略)寺井による『作品解説』と『テクニカル・ノート』は演奏家ならではの視点で書かれた読み応えのある内容である。」と評されました。
同アルバムは12月16日発刊の朝日新聞夕刊、「for your Collection」コーナーでも推薦盤として紹介され、諸石幸生氏から「叙情性と劇的な部分の絶妙な摩擦で『響き』と『色』と『匂い』の伽藍をつくり出す。新しい邦楽の世界が花開く、画期的な作品集である。」と評されました。
また、同アルバムは『Stereo』誌最新刊(2022年1月号)の「ステレオディスクコレクション」「今月の特選盤」コーナーでもでも取りあげられ、「高SN比に澄み切り極めて解像度は高く、音は左右スピーカー間の横幅いっぱいに定位を設定して高度にステレオの表現力に挑戦した内容が素晴らしい。(中略)すごく正確に演奏の魅力を追求した事が理解される作品である。」(福田雅光氏)、「非常に明快かつ音楽の持つ厳しさ、鋭さをも十分に感じさせている。」(石田善之氏)等、レコーディング技術的な観点からも評価されました。
タグ:Stereo, レコード芸術, 一柳慧, 中島裕康, 寺井結子, 平田紀子, 朝日新聞, 特選盤, 黒田鈴尊
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2021 年 9 月 17 日 金曜日
7月31日に発売された『ゲオルク・ヴァシャヘーリ/バルトーク・リサイタル』(CMCD-25046)が、『レコード芸術』誌最新刊(2021年10月号)の再発売盤レヴューコーナーで紹介されました。
レヴューでは柴田龍一氏から、「彼がバルトーク特有のリズム感に体質的な親近感を高度に示していることは、注目に値する聴きどころであり、作曲者直伝のリアリティが聴き手をしびれさせる。そうした妙味は、リズミックなパッセージで特に顕著に発揮されている。」と評され、推薦盤に選出されました。
同アルバムは「モダン・サウンド・プロダクツ」コーナーでも試聴盤として選出され、「とても興味深い演奏。リズムも面白いし、テンポもルバートしていくところの表情の付け方がとてもユニーク。」(吉井亜彦氏)、「単にリズムの際立たせ方が個性的というのではなく、音楽としての躍動感がある。」(山之内正氏)と評されました。
また同アルバムは『Stereo』誌最新刊(2021年10月号)の「今月の優秀録音盤」でも取りあげられ、福田雅光氏から、「1曲目を聴くと重厚にして活動力のある旋律に引きつけられた。いかにもバルトークらしい記憶の回路に伝わり、その音の内容がコントラストのしっかりした明確な力で大変解像力に優れ、SN比も高いことに興味を持つ。(中略)アナログ全盛時代の優秀録音が復活。」と、オーディオ的な観点からも評価されました。
タグ:Stereo, ゲオルク・ヴァシャヘーリ, レコード芸術, 推薦盤
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2021 年 4 月 20 日 火曜日
2月に発売されたアルバム『ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美』(CMCD-28377)が、『Stereo』誌(2021年5月号)の「ステレオディスク コレクション」で、「今月の優秀録音盤」に選出されました。
誌面では峰尾昌男氏から、「ここに収録された演奏は一柳慧の求めている音と、それを具現化する藤原亜美の演奏をまっすぐに表出している。名録音にはまっすぐではなく作り上げられた名作もある。しかしこれは文字通り正確な録音である」と評されました。
同アルバムは『音楽現代』誌の最新刊(2021年5月号)でも【推薦】に選出され、石塚潤一氏から「高いソルフェージュ能力をもつ藤原ゆえ、《ピアノ・メディア》や《タイム・シークエンス》といった楽曲の、精度の高い演奏は出色」と評されました。
タグ:Stereo, 一柳慧, 藤原亜美, 音楽現代
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2020 年 6 月 19 日 金曜日
4月25日に発売されたCD『和の歌─日本の歌によるピアノ作品集/飯野明日香』(CMCD-28373)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2020年7月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「なんとも楽しい現代作品集だ。(中略)日本の『うた』を主題やモティーフにしたメタモルフォーズ作品がずらりと並ぶ。若手を中心にした作曲家たちが各自趣向を凝らしてチャレンジしているのが楽しい。」と評され、白石美雪氏からは、「さすがは才能ある若手作曲家たちである。日本の歌に基づく曲という条件をふまえつつ、わずか3分から7分程度の中で閃きをみせ、ひねりを利かせた変化球を投げてくる。(中略)ぱきぱきと小気味よいリズムから無機質な音、夢想的なメロディなど、多彩な曲に命を吹き込んだ飯野の音楽性がすばらしい。」と評されました。
また、同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌(2020年8月号)でも、「原曲の路線をあえて引っ張るもの、自分の創作の脈絡に乗せるもの、いずれもハズレなし。」(長木誠司氏)と評され、『Stereo』誌(2020年7月号)の「今月の優秀録音盤」コーナーでは、「SNの高い透明度と解像度が明瞭で、きれいにコントラストのはっきりとした一級のサウンドで描かれている。」(福田雅光氏)と、オーディオ的な観点からも高く評価されました。
タグ:Stereo, モーストリー・クラシック, レコード芸術, 特選盤, 飯野明日香
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