カメラータの4月新譜(3月25日発売)は『OTTAVA 5 「春、ウィーンにて」』(CPCD-38005)です。
日本でただひとつのクラシック音楽専門として2007年に開局したインターネット・ラジオ局OTTAVA(オッターヴァ)と、ウィーンにも拠点をもつカメラータ・トウキョウの初コラボCDです。カメラータが得意とする、ウィーン関連の作品やウィーンの音楽家による豊富な音源の中から、OTTAVAのプレゼンター(DJ)を務める音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹が、「春を感じる」「春の一日に聴きたい」名曲をテーマに珠玉の10曲をセレクト。
演奏もカール・ハインツ・シュッツ(フルート)、アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)、トビアス・リー(ヴィオラ)、タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)、ラルス・ミヒャエル・ストランスキー(ホルン)、そしてウィーン弦楽四重奏団など、ウィーン・フィル関係のメンバーを中心とした贅沢な顔ぶれです。
心地よい春〜初夏のプライベートタイムを演出する1枚! 音楽のギフトとしてもおススメです。
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2015年4月25日新譜のご案内[クラシック/CD]
2015 年 4 月 25 日 土曜日2014年9月25日新譜のご案内[クラシック/CD]
2014 年 9 月 25 日 木曜日カメラータの10月新譜(9月25日発売)は2タイトルです。
1タイトル目は『池辺晋一郎:交響曲第8番&第9番、ピアノ協奏曲第3番』(CMCD-99083〜4)です。
1980年代初頭から、「社会」と「個」をテーマに社会的メッセージ性の強い作品を発表してきた池辺晋一郎。『この探求の行方が、あの「東日本大震災」(3・11)で断ち切られた』。『大自然と対峙する時、「個」も「社会」もほとんど無力だ。なのに人間は今、この星を征服したかのような驕りで麻痺しているのではないか。このことに関する思考を交響曲のテーマとしなければ……』。こうして「大自然と人間」という新たな視座もと、池辺が70歳を迎えた2013年に、交響曲第8番、第9番、そしてピアノ協奏曲第3番が誕生しました。舘野泉(ピアノ)、幸田浩子(ソプラノ)、宮本益光(バリトン)らの充実したソリスト陣を迎え、これら3作品の世界初演をライヴ収録した池辺晋一郎の現在を伝える記念碑的アルバム、待望のリリースです。
2タイトル目は『アンドレ・ジョリヴェ:フルート作品集/ギゼラ・マシャエキ=ベア、森美加』(CMCD-28312)です。
(ジョリヴェの作品は)西洋音楽の潮流に囚われないスタイルが特徴で、原始的でどこかエスニックな雰囲気が漂うものが多い。フルートのための作品も例外ではなく、彼が執着した呪文や魔術などをテーマにした霊感溢れる作風で書かれている。フルートという楽器は、洋の東西を問わず、昔から幽霊を連想させる存在として扱われてきた歴史があるので、ジョリヴェはその神秘的で聖なる響きを作品で利用しようとしたに違いない。[佐伯茂樹/曲目解説より]
故ヴォルフガング・シュルツを師としウィーンを中心に活躍するギゼラ・マシャエキ=ベア(フルート)と、これまでもトリオやデュオでパートナーを務めてきた森美加(ピアノ)が、息のあった完璧なテクニックでジョリヴェの世界をお届けします。表情豊かで楽しいフランセの「ディヴェルティメント」も併せてお楽しみください。
アンコール情報:ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森美加 トリオ演奏会
2013 年 9 月 20 日 金曜日当日券情報:ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森美加 トリオ演奏会
2013 年 9 月 19 日 木曜日
本日東京文化会館小ホールで開催の「ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森美加 トリオ演奏会」は18:00よりホール窓口にて当日券を発売いたします。
● 公演日 : 2013年9月19日(木)
● 会 場 : 東京文化会館 小ホール
● 開 場 : 18:30
● 開 演 : 19:00
● 料 金 : 全席指定・税込 一般 ¥3,500、学生 ¥2,500
■詳細なアクセス情報は東京文化会館のホームページをご覧ください。
■コンサートの詳しい情報はこちらにてご案内しております。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
2013年8月25日新譜のご案内[クラシック/CD]
2013 年 8 月 25 日 日曜日カメラータの9月新譜(8月25日発売)は4タイトルです。
1枚目は『ロマンティック・パールズ~珠玉のハーモニウム=チェレスタ作品集/クラウディオ・ブリツィ 他』(CMCD-99077~8)です。リスト、サン=サーンス、セザール・フランクら、幾多の作曲家を魅了した楽器、ハーモニウム。現在では演奏される機会の少ない楽器ですが、19世紀のサロン音楽を語るうえで欠かすことはできません。本アルバムでは、鬼才クラウディオ・ブリツィが、1897年ミュステル社製の、ハーモニウムとチェレスタが合体した2段鍵盤構造の楽器『ハーモニウム=チェレスタ』を駆使し、弦楽器、歌、そして1847年製のエラール・ピアノと魅惑のアンサンブルを聴かせます。
2枚目は『モーツァルト:ピアノ変奏曲集─「トルコ行進曲付き」K.331/諸戸詩乃』(CMCD-28288)です。15歳でウィーン国立音楽演劇大学ピアノ演奏科に飛び級で入学し、以来ウィーン、ザルツブルクを中心に研鑽を積む若き才能、諸戸詩乃。
3作目となる本作では、デビュー盤でも取り上げたモーツァルトの作品から変奏曲と、変奏曲形式の楽章をもつ名作ソナタを収録。20歳を迎え、一層の表現力を増した煌びやかな演奏は、ピアニストとしての充実ぶりをうかがわせます。
3枚目は『ブラームス:フルート三重奏曲(テオドール・キルヒナーによる弦楽六重奏曲 編曲版)/ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森 美加』(CMCD-28287)です。ブラームスによる2曲の弦楽六重奏曲には、作曲家本人とも親交のあったテオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏曲版が存在します。本作では、フルート奏者、ギゼラ・マシャエキ=ベアがトランスクリプションを担当、ブラームス/キルヒナーによる名作をフルート三重奏曲として演奏。森美加(ピアノ)、ブルーノ・ワインマイスター(チェロ)との絶妙なアンサンブルで作品に新たな魅力をもたらします。
なお、本トリオは来月19日に東京でリサイタルを行います。詳しくはコンサート情報のページをご覧ください。
4枚目は『東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第2集/天女散花【西村 朗 作品集 16】』(CMCD-28283)です。第1弾『虹の体』(CMCD-28282)に続く、板倉康明(指揮)+東京シンフォニエッタによる西村朗作品集の第2弾の登場です。表題作『天女散花』は、2012年の東京シンフォニエッタ委嘱作品。中国の京劇にインスパイアされたギター協奏曲で、作曲中に亡くなった実母への西村の追悼と感謝の思いが託されています。この作品を献呈された名ギタリスト、鈴木大介による入魂の演奏は必聴です。藤原亜美のピアノ独奏者を伴う「星の鏡」「ヴィシュヌの臍」では洗練された感性によるみずみずしい演奏が繰り広げられます。西村朗の1990年代以降のヘテロフォニー書法による一連の作曲の起点となった「光の蜜」も収録。
チケット情報:ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森美加 トリオ演奏会
2013 年 5 月 13 日 月曜日
5月16日(木)10:00より「ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター、森美加 トリオ演奏会」の前売りチケットの一般販売を開始いたします。
● 公演日 : 2013年9月19日(木)
● 会 場 : 東京文化会館 小ホール
● 開 場 : 18:30
● 開 演 : 19:00
● 料 金 : 全席指定・税込 一般 ¥3,500、学生 ¥2,500
■詳細なアクセス情報は東京文化会館のホームページをご覧ください。
■コンサートの詳しい情報はConcerts & Eventsのページにてご案内しております。
チケットの取り扱いはカメラータ・トウキョウおよび各プレイガイドにて行っております。
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
カンフェティ
・予約後すぐに、お近くのセブン-イレブンでチケットを受け取れます。
・代金はチケット受け取りの際にセブン-イレブンでお支払いいただきます。
カンフェティチケットセンター 0120-240-540(受付時間 平日10:00~18:00)
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
レコーディング・ニュース(2013年2月/ウィーン)
2013 年 2 月 18 日 月曜日2013年2月4, 5, 7日/スタジオ・バウムガルテン(ウィーン)
森美加、ギゼラ・マシャエキ=ベア、ブルーノ・ワインマイスター
チェリストを入れ替えての新録音!
ブラームス:フルート三重奏曲 第1番,第2番(テオドール・キルヒナーによる弦楽六重奏曲 第1番&第2番 編曲版)
名曲中の名曲、ブラームスの2曲の弦楽六重奏曲。これを当時の作曲家でテオドール・キルヒナーがピアノ・トリオに編曲した版は、カメラータに「トリオ・ヴィエナルテ」が録音していて(CMCD-28115)、私の愛聴盤でいつも寝る前にこのCDを聴くと安眠できるという心休まる優しい音楽。
この編曲を何と、ギゼラがフルートで吹いてみたいと挑戦したのが今回の録音である。チェリストをウィーン・フィルのラファエル・フリーダーから、元ドレスデン・シュターツカペレのソロ・チェリストで、今は指揮者に転向を試みているブルーノ・ワインマイスター(Bruno Weinmeister)を迎えてこの新しいトリオの初録音となった。
原曲の六重奏曲のスコアを見ながら色々とアーティキュレーションやバランスを検討しながら録ったが、チェリストのブルーノは、さすが指揮者をめざしているだけに分析が鋭く、色々とアイデアも出て、残りの二人が振り回されている光景も時折。
基本的にはフルートのブレスが音楽の持続にどう影響するかが難しい問題で、テンポはヴァイオリンと比べると速目にならざるを得なかったが、面白いヴァージョンが完成したと思っている。
録音はスタジオ・バウムガルテンでピアノはスタインウェイを使用。
2012年9月25日新譜のご案内[クラシック/CD]
2012 年 9 月 25 日 火曜日カメラータの10月新譜(9月25日発売)4タイトルをご紹介いたします。
1枚目は『新実徳英:ソニトゥス・ヴィターリス〜ヴァイオリンとピアノのための作品集/渡辺玲子、加藤知子、寺嶋陸也』(CMCD-28275)です。「ソニトゥス・ヴィターリス(Sonitus Vitalis)」とは「生きとし生けるものの立てる音」といった意味を持ちます。聴こえる音、聴こえない音、この世の全ての音に耳をすまして作曲された新実徳英(作曲)の曲集を、渡辺玲子(ヴァイオリン)と寺嶋陸也(ピアノ)のデュオによる渾身の演奏でライヴ収録。「ヴァイオリン二重奏曲」はコンサート・レビューで「スリリングで愉悦にみちたエンターテインメント」(白石美雪氏)と絶賛された、渡辺玲子と加藤知子(ヴァイオリン)のデュオによる濃密で鮮烈な空間をあます事なくライヴ収録しました。
2枚目は『タクタキシヴィリ:フルート・ソナタ─20世紀のフルート・ソナタ集/ギゼラ・マシャエキ=ベア、森 美加』(CMCD-28265)です。注目の女性フルーティスト、ギゼラ・マシャエキ=ベアが流麗かつ完璧なテクニックで、タクタキシヴィリ、デニソフ、ムチンスキーなど現代フルート作品の中でも特にコンクール課題曲として取り上げられることの多い難曲&秀作を集めたアルバムです。マシャエキ=ベアは、フルーティストとして活躍する一方で、ウィーン国立音楽演劇大学准教授として後進の指導にもあたっています。コンクールを目指す学生たちにとっての手本となり、またフルート愛好家にとっても必聴盤となるでしょう。以前からマシャエキ=ベアとデュオを組んでいる森 美加(ピアノ)のサポートも聴きどころです。
3枚目は『N児が選ぶ 日本の歌 50選《第一集》/NHK東京児童合唱団』(CMCD-28277)です。美しい自然と豊かな四季のある日本には、心が暖かくなり、気が付くと思わず口ずさんでしまうような美しい歌が数多く存在します。そのような数多の名曲から、創立60周年を迎えたNHK東京児童合唱団が、「N児が選ぶ日本の歌50選」と題して選曲、それらを4人の邦人作曲家(北爪道夫、糀場富美子、大竹くみ、鷹羽弘晃)が「懐かしさを残しながら新しく」をコンセプトに編曲しました。各作曲家のアイデアに溢れた編曲は、作品にあらたな命を吹き込みます。
なお「N児が選ぶ日本の歌50選」の収録曲と連動した楽譜もカワイ出版から順次発売されます。詳しくはカワイ出版ONLINEサイトをご覧ください。
4枚目は『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番、31番、32番/澤 千鶴子』(CPCD-38003)です。ピアニスト澤 千鶴子が、渾身の思いを込めたベートーヴェンの最後の三連ソナタの登場です。「作品109(第30番)の第1楽章開始が清澄な響きでほんとうに心からの優しさに包まれた、まさに歌と言ってよいような表情をもった主題呈示で、この瞬間から引き込まれた。作品110(第31番)でもさまざまな素材の性格的コントラスト、響きの変化を見事に表現してゆく。作品111(第32番)の解釈の端麗な美しさは、透明度の高い響きのなかにもはっきりと窺える」と、音楽評論家の平野昭氏がブックレットに寄せた通り、澤の音楽性がベートーヴェンに新しい命を吹き込んだ仕上がりになりました。グラミー賞プロデューサー部門を連続受賞した名プロデューサー、ジュディ・シャーマンによるプロデュースにも要注目のアルバムです。