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飯野明日香のアルバムが朝日新聞で紹介されました

2023 年 5 月 12 日 金曜日

CMCD-28269飯野明日香5月11日発刊の朝日新聞にて、飯野明日香(ピアノ)のインタヴュー記事とともに、アルバム『一柳 慧ピアノ作品集/飯野明日香』(CMCD-28269)が紹介されました。

紙面では、5月20日(土)にサントリーホール ブルーローズで開催されるリサイタル、「Parfum du Futur Vol.23 エラールの旅(全3回)」に関するインタヴューを中心に展開。当日は4人の邦人作曲家、鷹羽弘晃、糀場富美子、西村朗、そして一柳慧の作品も演奏される予定です。

「ラ・カンパネラ」の高速連打を可能に 革命的ピアノが見せる景色
※5月13日14:00まで記事全文無料公開中です。

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「一柳慧さん お別れの会」の開催について

2023 年 5 月 1 日 月曜日

一柳慧永きにわたり現代音楽の旗手として最前線で活躍してこられた作曲家・ピアニストの一柳慧さんが亡くなられて半年ほどたちました。すでに葬儀、告別式はご親族の方々で執り行われましたが、この度、一柳さんと共に時代を過ごしてきたご友人、仕事を通して様々なご縁のあった関係者、そして一柳さんの音楽に親しんでいらっしゃる皆様が集い、下記のとおり一柳さんを偲ぶひと時を持ちたいと存じます。皆様に謹んでお知らせいたします。

《一柳慧さん お別れの会》

■日時:2023年5月8日(月) 午後5時30分 開会(受付開始 午後5時)
■会場:サントリーホール ブルーローズ(東京都港区赤坂1-13-1)
※当日は平服でお越しください。
※ご出席のご連絡は不要です。
※お香典、御供花等は謹んでご辞退申し上げます。
※本会についてのお問い合わせは下記へお願い申し上げます。

以上

2023年4月

■「一柳慧さん お別れの会」実行委員会
公益財団法人神奈川芸術文化財団
公益財団法人サントリー芸術財団
公益財団法人セゾン文化財団
株式会社カメラータ・トウキョウ
ショット・ミュージック株式会社
株式会社東京コンサーツ

■お問い合わせ:公益財団法人神奈川芸術文化財団 総務課 045-633-3695

【訃報】作曲家 一柳慧さん

2022 年 10 月 10 日 月曜日

一柳慧2022年10月7日、作曲家の一柳慧さんが永眠されました。89歳でした。

一柳さんは神戸に生まれ、高校時代に毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)作曲部門で第1位入賞。作曲をジョン・ケージ、ピアノを原智恵子、B. ウェブスターら各氏に師事しました。19歳で渡米しジュリアード音楽院を卒業。ジョン・ケージと知己を得、偶然性や図形楽譜による音楽活動を展開しました。1961年に帰国。自作品並びに欧米の新しい作品の演奏と紹介で様々な分野に強い刺激を与えました。
作品はオペラ、交響曲をはじめとする管弦楽作品、室内楽、雅楽や声明を中心とした伝統音楽など幅広いジャンルの、音楽の空間性を追求した独自の作風による作品を次々と発表。最近では「ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲」を完成させるなど、精力的に作曲活動を続けてきました。
2015年には私費を投じて「一柳慧コンテンポラリー賞」を創設。芸術音楽を基軸に、優れた活動を行っている音楽家を表彰しました。
尾高賞、フランス芸術文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽大賞、サントリー音楽賞、ジョン・ケージ賞、日本芸術院賞および恩賜賞ほか受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章受章。文化功労者にも選ばれ、2018年には文化勲章を受章。2000年より神奈川芸術文化財団の芸術総監督を務めました。

弊社スタッフ一同、ここに慎んで哀悼の意を表し、安らかな眠りにつかれますよう、お祈り申し上げます。

一柳慧 ディスコグラフィー
パガニーニ・パーソナル/一柳慧の宇宙 I(CMCD-50037)
星の輪/一柳慧の宇宙II(CMCD-50038)
〈一柳慧の宇宙 III〉一柳慧~1960’s&1990’s(CMCD-50039~40)
一柳慧:交響曲第8番「リヴェレーション 2011」[オーケストラ版]&交響曲第9番「ディアスポラ」(CMCD-28327)
一柳慧:交響曲 第8番―リヴェレーション2011 室内オーケストラ版(CMCD-28257)
一柳慧:ピアノ協奏曲「JAZZ」&「フィンランド」、マリンバ協奏曲(CMCD-28285)
一柳慧:弦楽四重奏曲集/フラックス弦楽四重奏団(CMCD-15157〜8)
一柳慧ピアノ作品集/飯野明日香(CMCD-28269)
ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美(CMCD-28377)
寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集(CMCD-28382)

※その他の一柳作品収録アルバムはこちらをご覧ください。

一柳慧の記事が読売新聞に掲載されました

2022 年 3 月 4 日 金曜日

CMCD-28382本日3月4日発刊の読売新聞夕刊 にて、作曲家 一柳慧のインタヴューが掲載されました。

インタヴューは昨年11月に発売された『寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集』(CMCD-28382)を中心に展開。「あえて音符に記さない個所を作り、奏者の技巧ではなく、想像力によって音楽を完成させることをめざした(一柳)」同アルバムは、寺井結子中島裕康(箏)、平田紀子(三絃)、黒田鈴尊(尺八)ら若手奏者とのコラボレーションが完成への大きな力になったと一柳は語っています。

今年10月には、シルヴァン・カンブルラン指揮=読売日本交響楽団による「ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲」の初演を控えている一柳。彼の創作活動の“現在”をうかがえる記事となっています。

一柳慧の記事が朝日新聞に掲載されました

2022 年 1 月 28 日 金曜日

CMCD-28382

CMCD-283821月27日発刊の朝日新聞夕刊 ※にて、昨年11月に発売された『寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集』(CMCD-28382)が、作曲家 一柳慧のインタヴューとともに紹介されました。
寺井結子中島裕康(箏)、平田紀子(三絃)、黒田鈴尊(尺八)ら気鋭の邦楽器奏者とのコラボレーションによって生まれた本アルバム。「西洋か東洋かという二元論では語れない、かつてない連なりを見いだす世代が出てきた。ワクワクします」「“自分らしさ”というものは、他者との関係性においてしか生まれようがない。(中略)作曲家が己の発想を誰かに預け、様々な演奏家たちに広げてもらうプロセスにこそ、時代を経ても変わらない音楽の本質がある」と一柳は語っています。

※朝日新聞デジタル会員に登録されている方は、こちらのページで記事全文をご覧になれます(無料会員の方でも月5本までお読みいただけます)。

寺井結子の最新盤が『レコード芸術』特選盤に

2021 年 12 月 20 日 月曜日

CMCD-2838211月25日に発売された『寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集』(CMCD-28382)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2022年1月号)で【特選盤】に選出されました。

誌面では長木誠司氏から、「1990年前後に書かれた邦楽器のための作品を5曲集めた、ありそうでなかったアルバム。初演後ほとんど演奏されていなかった作品も含まれており、現代邦楽さかんと言えども、思わぬ死角があったものだと痛感されるリリースだ。」と評され、白石美雪氏からは、「中島裕康、平田紀子、黒田鈴尊ら邦楽四重奏団の仲間たちも古典曲にきちんと取り組みつつ、創造の最前線でも活動する俊英で、どの作品も演奏の切れ味がいい。(中略)寺井による『作品解説』と『テクニカル・ノート』は演奏家ならではの視点で書かれた読み応えのある内容である。」と評されました。

同アルバムは12月16日発刊の朝日新聞夕刊、「for your Collection」コーナーでも推薦盤として紹介され、諸石幸生氏から「叙情性と劇的な部分の絶妙な摩擦で『響き』と『色』と『匂い』の伽藍をつくり出す。新しい邦楽の世界が花開く、画期的な作品集である。」と評されました。

また、同アルバムは『Stereo』誌最新刊(2022年1月号)の「ステレオディスクコレクション」「今月の特選盤」コーナーでもでも取りあげられ、「高SN比に澄み切り極めて解像度は高く、音は左右スピーカー間の横幅いっぱいに定位を設定して高度にステレオの表現力に挑戦した内容が素晴らしい。(中略)すごく正確に演奏の魅力を追求した事が理解される作品である。」(福田雅光氏)、「非常に明快かつ音楽の持つ厳しさ、鋭さをも十分に感じさせている。」(石田善之氏)等、レコーディング技術的な観点からも評価されました。

2021年11月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2021 年 11 月 25 日 木曜日

CMCD-28382カメラータの12月新譜(11月25日発売)は『寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集』(CMCD-28382)です。

現代日本を代表する作曲家、一柳慧の邦楽作品にのみ焦点をあてた、画期的な作品集CDが完成しました。難曲に果敢に挑むのは、寺井結子と、邦楽四重奏団の仲間たち。気鋭の奏者たちが、邦楽器による現代作品の魅力と、箏/邦楽器の持つ豊かな表現力を伝える1枚に仕上がりました。
ブックレットには、一柳および寺井による詳細な作品紹介から技術的な内容までを掲載、資料としても貴重なものとなっています。

なお、本アルバムは『レコード芸術』誌最新刊(2021年12月号)の「New Disc Collection」コーナーでも紹介されています。

一柳慧/藤原亜美の最新盤が『Stereo』『音楽現代』誌で紹介されました

2021 年 4 月 20 日 火曜日

CMCD-28377 2月に発売されたアルバム『ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美』(CMCD-28377)が、『Stereo』誌(2021年5月号)の「ステレオディスク コレクション」で、「今月の優秀録音盤」に選出されました。

誌面では峰尾昌男氏から、「ここに収録された演奏は一柳慧の求めている音と、それを具現化する藤原亜美の演奏をまっすぐに表出している。名録音にはまっすぐではなく作り上げられた名作もある。しかしこれは文字通り正確な録音である」と評されました。

同アルバムは『音楽現代』誌の最新刊(2021年5月号)でも【推薦】に選出され、石塚潤一氏から「高いソルフェージュ能力をもつ藤原ゆえ、《ピアノ・メディア》や《タイム・シークエンス》といった楽曲の、精度の高い演奏は出色」と評されました。

一柳慧/藤原亜美の最新盤が『レコード芸術』特選盤に

2021 年 3 月 20 日 土曜日

CMCD-28377 2月に発売されたアルバム『ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美』(CMCD-28377)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年4月号)で【特選盤】に選出されました。

誌面では長木誠司氏から、「初期作品の衝撃的な時代を踏まえて、次の段階に移ったあとのこの作曲家(一柳慧)の足跡が主要なピアノ作品を通じて俯瞰できる」と評され、白石美雪氏からは、「きめ細かく弾き分けられる弱音の美しさは格別だ(ピアノ・メディア/タイム・シークエンス)」「作曲家が自作を彼女(藤原亜美)に託した思いがよくわかった(限りなき湧水/ピアノ・ポエム)」と評されました。

同アルバムは「優秀録音」コーナーでも取り上げられ、峰尾昌男氏から「ここに収録された演奏は一柳慧の音楽の求めている音と演奏をまっすぐに表出している。文字通り正確な録音である」と評されました。

同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌(2021年5月号)でも取りあげられ、「ミニマリズムを機械と人間の関係性として受容し、その後テクノロジーからエコロジーへの転換、さらに9.11、3.11以降のメッセージ的創作への階梯の途中まで(中略)、一柳の創作史をもっとも身近な楽器ピアノが解き明かす」(長木誠司氏)と評されました。

また、同アルバムは3月18日発刊の朝日新聞夕刊、「for your Collection」コーナーでも推薦盤として紹介され、片山杜秀氏から「瞬間的な音色の濃淡よりも、変幻自在な線と緩急無限な速度の音楽だ。そんな一柳の形と動きを藤原が鷲掴みにする」と評されました。

2021年2月28日新譜のご案内[クラシック/CD]

2021 年 2 月 28 日 日曜日

カメラータの3月新譜(2月28日発売)は3タイトルです。


CMCD-283771タイトル目は『ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美』(CMCD-28377)です。

作曲家・一柳慧自身の選曲により、「ピアノ・メディア」(1972)から「ピアノ・ポエム」(2003)に至る30余年に作曲されたピアノ作品を収録。

ピアニストの技術的限界に迫る難曲から、詩の朗読のような表現の問題に焦点をあてた作品まで、さまざまなタイプの楽曲が、藤原亜美により深い理解と共感をもって演奏されています。

作曲家の絶大な信頼を得た名ピアニストによる、現代の銘品をお聴きください。


CDT-11142タイトル目は『21世紀音楽の会作品集 II[室内楽作品集]』(CDT-1114)です。

『形や風評にとらわれることなく自由の原点から真に心に残る音楽を』をモットーに、2000年、野田暉行代表(現在は名誉顧問)と17名の作曲家により結成された「21世紀音楽の会」。創設20年を機に、会員の作品演奏を収録したCDの制作がスタートしました。2019年にリリースされた第1弾に次ぐ、今回の『作品集 II』には、現在24名を数える会員作曲家の中から、ベテランから中堅までの5人の作品を収録。2013年から2019年までの演奏でお聴きください。


CMCD-283793タイトル目は『フルート・ソナタの旅/ザビエル・ラック』(CMCD-28379)です。

数々の世界的オーケストラの首席奏者として活躍、神戸女学院大学音楽学部で後進の指導にもあたるフルートの名手ザビエル・ラックのCDアルバム第3弾。

C.P.E.バッハの無伴奏からラウタヴァーラのギターとの二重奏まで、ラック自らが選んだ「フルート・ソナタ」5作品を、才能あふれる共演者たちと収録。心を動かす新たな名演が誕生しました。

ブックレットには、ラックの執筆による充実した作品解説も掲載しています。