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2015年4月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2015 年 4 月 25 日 土曜日

 カメラータの4月新譜(3月25日発売)はCPCD-38005『OTTAVA 5 「春、ウィーンにて」』(CPCD-38005)です。
 日本でただひとつのクラシック音楽専門として2007年に開局したインターネット・ラジオ局OTTAVA(オッターヴァ)と、ウィーンにも拠点をもつカメラータ・トウキョウの初コラボCDです。カメラータが得意とする、ウィーン関連の作品やウィーンの音楽家による豊富な音源の中から、OTTAVAのプレゼンター(DJ)を務める音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹が、「春を感じる」「春の一日に聴きたい」名曲をテーマに珠玉の10曲をセレクト。
 演奏もカール・ハインツ・シュッツ(フルート)、アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)、トビアス・リー(ヴィオラ)、タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)、ラルス・ミヒャエル・ストランスキー(ホルン)、そしてウィーン弦楽四重奏団など、ウィーン・フィル関係のメンバーを中心とした贅沢な顔ぶれです。
 心地よい春〜初夏のプライベートタイムを演出する1枚! 音楽のギフトとしてもおススメです。

CD紹介~from more than 1000 titles~ vol.02

2013 年 7 月 3 日 水曜日

 管と弦による、シューベルトの大作 「八重奏曲 ヘ長調 D.803 作品166」の2枚のアルバムを紹介します。

 一枚目は、1997年に収録し、同年リリース、その後2005年に再発売され今も人気のアルバムシューベルト:八重奏曲/シュミードル、ウィーン弦楽四重奏団(CMCD-15051) 。ウェルナー・ヒンク率いるウィーン弦楽四重奏団、ペーター・シュミードル(クラリネット)、ギュンター・ヘーグナー(ホルン)、ミラン・トゥルコヴィッチ(ファゴット)、ミラン・サガト(コントラバス)といったウィーン・フィルの奏者を中心とした豪華メンバーによる、ウィーン楽友協会ブラームス・ザールでのライブ録音です。正に、最高のメンバーによる最高のホールでの名演です!

 二枚目は古楽器のスーパー・アンサンブル「アンサンブル・プリズマ・ウィーン」演奏によるシューベルト:八重奏曲D.803(ピリオド楽器使用)(CMCD-28276)。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーであるトーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)率いるアンサンブルで、一流の音楽家が揃っています。古楽器によるシューベルトの八重奏曲は、ふくよかで柔らかく、優雅な雰囲気をたたえた魅力的な名演です。録音会場はオーストリア、ライディングのフランツ・リスト・コンサートホール。この録音はANAの機内オーディオプログラムにも選ばれ、多くの方に楽しまれました。なお、アルバムにはシューベルトの軍隊行進曲(トーマス・フェオドロフ編曲)も収録されています。

 この甲乙つけがたい「シューベルト 八重奏曲」、ぜひ聴きくらべてお楽しみください!

2012年7月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2012 年 7 月 25 日 水曜日

 カメラータの8月新譜(7月25日発売)4タイトルをご紹介いたします。

CMCD-99071~2 1枚目は『キング・オブ・クラリネット~カール・ライスターの軌跡』(CMCD-99071~2)です。今年で75歳を迎えた名クラリネット奏者、カール・ライスター。その記念盤として、30年以上にわたりカメラータから発売されたアルバムの中から、ライスターが自ら選曲したベスト盤がリリースされました。収録曲は、ロマン派の名曲から現代作品まで多岐に及び、タイトルどおり“キング・オブ・クラリネット”の活動の変遷を辿ることができます。往年の名演から円熟味を増した近年の録音まで、クラリネット奏者の教本ともいうべき必聴盤です。

CMCD-28262 2枚目は『ドゥセク:グランド・ソナタ(フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲)他/フォゥグ・浦田陽子、ダナイローヴァ 他』(CMCD-28262)です。ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク(ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク)没後200年にあたり、ドゥセクのピアノを中心とした室内楽作品を収録しました。ピアノ四重奏曲は、ウィーン楽友協会提供の出版譜で録音が実現。これまでにフンメルやリースのピアノ五重奏曲を収録してきたフォゥグ・浦田陽子を中心に、ウィーン・フィルの女性コンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァ、ソロ・フルーティストのワルター・アウアー、ヴィオラには、オクセンホファーの愛弟子ロベルト・バウアーシュタッター、そしてコントラバスのイェルジ・デュバール、チェロのベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが集まり、ウィーン・フィル伝統の室内楽の醍醐味をたっぷりと聴かせます。

CMCD-28276 3枚目は『シューベルト:八重奏曲 D.803[ピリオド楽器使用]/アンサンブル・プリズマ・ウィーン』(CMCD-28276)です。アンサンブル・プリズマ・ウィーンは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーであるトーマス・フェオドロフ(ヴァイオリン)を中心に結成された古楽器の小編成アンサンブルです。元ウィーン・フィルの首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツの娘ヴェロニカ・シュルツ、モザイク・クヮルテットのアニタ・ミッテラー等が弦楽器パートをしっかりと固め、さらにホルンにヨハネス・ヒンターホルツァー、クラリネットにゲオルク・リードル、ファゴットにファイト・ショルツ等一流の演奏家たちが揃った、まさに古楽器のスーパー・アンサンブルです。古楽器によるシューベルトの八重奏曲は、ふくよかで柔らかく、優雅な雰囲気をたたえた魅力的な名演。有名な軍隊行進曲も古楽器により味わい深い音色でお聴きいただけます。

CMBK-30001 4枚目は『奇蹟の歌 栗本尊子』(書籍付きCD)(CMBK-30001)です。栗本尊子(メゾ・ソプラノ)は1920(大正9)年生れ、現在92歳。1946年にオペラ『蝶々夫人』スズキ役でデビューし、日本オペラ界を牽引してきた歌手です。現役の歌手として、今もステージでその奇跡的な歌声を披露し続けています。栗本尊子の歌手人生は、まさに戦後日本の歩みと重なり合い、激動の時代を生き抜いてきました。
 冊子(四六版サイズ/80ページ)には、92歳を迎えた栗本尊子が、みずからの歌手人生、今は亡き日本を代表する作曲家たち、往年の名歌手や映画スター、歌舞伎俳優等の出会いやエピソードを語ったインタビューが収められ、さらにCDには栗本尊子の美しい奇蹟の歌声が収められています。
 先日(7月19日)には今回の書籍付きCDの発売記念として、銀座ヤマハホールにてリサイタルが開催されましたが、チケットはすべて売り切れとなり、満場のオーディエンスは衰えを知らぬ栗本尊子の歌声に魅了されました。「栗本尊子の声は、日本音楽界の奇蹟です!」(故・畑中良輔氏)と絶賛された“奇蹟の歌声”をぜひお聴きください。

レコーディング・ニュース 復活!

2012 年 4 月 24 日 火曜日

 プロデュ―サ―からの報告です。ホームページのリニューアルに伴って、カメラータ・トウキョウが元気にレコーディングを継続しているニュースをお届けします。
 まずは、少し遡って、今年に入ってからの主なレコーディングからご紹介します。

●古楽器によるシューベルト:八重奏曲/アンサンブル・プリズマ・ウィーン
2012年1月29,30日/ライディング(オーストリア)
【曲目】
フランツ・シューベルト:
八重奏曲 ヘ長調 D.803 作品166/軍隊行進曲 D.733 作品51(八重奏版)

 フランツ・リストの生家の隣にできたコンサートホールが、ウィーンでも話題になっています。 (さらに…)