‘アーティスト・作曲家’ カテゴリーのアーカイブ

ピエタリ・インキネン プラハ交響楽団の首席指揮者への就任が決定!

2014 年 10 月 25 日 土曜日

日本フィルの首席客演指揮者であるピエタリ・インキネンが2015年9月にチェコの名門プラハ交響楽団の首席指揮者に就任することが決定いたしました。

■プレスリリースの概要

指揮者ピエタリ・インキネンは2015年9月にプラハ交響楽団の首席指揮者へ就任することが決まりました。今回の契約は3年間、彼はプラハで毎シーズン最低6回の定期演奏会とその他の公演の指揮を行い、2015年の英国公演、2016年の日本公演を含む海外ツアーを率いる予定です。彼の首席指揮者への就任によって、斬新なアイデアやダイナミックなプログラムを聴衆にもたらすと同時に、このオーケストラの偉大な芸術的伝統を受け継いでいくことが可能となります。また、中心となるドイツ系のレパートリーに加えて、チェコのレパートリー、さらには彼の母国であるフィンランドのレパートリーを取り上げることになっています。

就任に際してインキネンは以下のように語っています。

2015/16年シーズンよりプラハ交響楽団の首席指揮者に就任できることにとても興奮しています。深い音楽的伝統を持つ偉大な音楽家の皆さんと演奏ができること、世界でもっとも文化的に貴重で美しい都市の1つであるこのプラハの地で演奏できることをとても楽しみにしています。そして、彼らと海外ツアーを行うことによって、このチェコ伝統の文化を世界中に発信していきたいと思っています。

■プレスリリース全文(英語)

リニューアルしたピエタリ・インキネンの公式サイトにも是非お立ち寄り下さい。

次回彼は11月14日(金)、15日(土)の日本フィルの第665回東京定期演奏会22日(土)の第302回横浜定期演奏会に登壇いたします。

皆様のご来場を心よりお待ちしております♪

ラ・プティット・バンド音楽監督シギスヴァルト・クイケンによる 2014年日本ツアーについての一問一答

2014 年 5 月 23 日 金曜日

5月28日、29日によみうり大手町ホールを皮切りに「ラ・プティット・バンド」の日本ツアーがスタートいたします。音楽監督のシギスヴァルト・クイケンが今回のツアーにかける思いを語ってくれました。

(5/1に公開いたしました記事の再掲です。)

ラ・プティット・バンド音楽監督シギスヴァルト・クイケンによる2014年日本ツアーについての一問一答

質問
今回の来日について、抱負・意気込みをお聞かせください。また今回のメンバーについて、特筆すべきことがあればコメントしてください。

回答
今回の日本ツアーでは、バッハの管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲第5番の演奏を通して、クラシック音楽(バロック音楽はその内のごく一部ですが)とは、今日でもこれまでと同じように生きているものであり、大きな喜びで、また多くの人々にとって非常にストレスの多い困難なこの時代に多くの意味で癒しの力のようなものを提供することができるものだということを、もう一度心の底より表現したいと思います。この音楽に対して心を開けば、音楽の深い性質によって、少しの間我々の魂が原点に戻ることができ、それによって深遠な生命感と勇気を得られます。

私は量よりも質を大切にしています(勿論、常に両方とも相互に関係していますが!)。バッハの音楽を演奏することは私にとって非常に優先すべきことであります。その理由は、我々の日常の経験よりもっと永遠に近いと思われる深い天才から生まれたものであるからで、それだけの利益をもたらすと信じています。

バッハに対する私の尊敬と愛によって、彼の音楽の真髄により近づくために常に更なる挑戦に挑むのです。こうしたことに客観的な基準は無い上、すべての音楽家達はそれを試みるための独自の方法があることをよく認識しています。バッハの芸術に取り組む際にまず大事なことは言葉の大きな意味の精神世界に一般的にオープンになることであると信じています。

更に技術的な面で、私個人的な意見では、バッハが作曲した当時、彼の想像の中で「生きて」精通していた楽器や演奏技法を使うことが最も有効であると思います。そうすることで、彼の作品にはずみがつく機会がより増えることは全く疑いありません。しかし、これらの楽器は技術と、味、信念を持って取り扱う必要があることは確かです!そして、こうした楽器や演奏技法を使うことが必ずしも説得力のある美しい演奏を保証するものでもありません!その楽器を背後で操る演奏家の呼吸力とアクションの中心にいることがより必要になってくるのです!

ラ・プティット・バンドが存在してきた全期間(1972年以来!)、私は才能と、知識、味、そして経験など力を組み合わせることに協力的な演奏家達を一つにまとめることに力を注いできました。そして、生命が変化していくのと同じように、オーケストラもまた常に変化してきました。それはまるで一人の人生がさまざまな段階を経て成熟していくかのように。と同時にいつも私は若い演奏家達に我々の活動に参加してもらうよう気を配ってきました。そうすることによって新鮮で挑戦的なエネルギーを保つことができます。一例として、今回LPBの一員としてツアーに参加するトランペット奏者達を挙げたいと思います。バッハが習慣的に使っていたオリジナルな演奏技術を使う彼らは、今日最強の「本物」の核の代表であります。彼らが使う楽器には後世に追加された穴は全く無く、楽器本来の自然な倍音のみを鳴らすものです。穴が追加されたことによって技術的には容易になったものの、バロック・トランペットの本質を変えるものとなってしまったのです!

メンバーのヴァイオリン奏者は全員18世紀初頭の技術を使用します。楽器を左肩に対して、あるいは上に軽く配置しますが、あごと肩の間に固定したり挟んだりしないのです!よってあご当てや肩当てを使用することがありません。弦楽器の低音パートは、8フィートのヴィオローネ(“basse de violon”)とヴィオロンチェロ(スコアに使用を求める明示がある場合のみ!)で構成されています。このヴィオロンチェロはバッハの環境では「ダ・スパッラ」(すなわち肩かけチェロ!)であったと考えます。当時のバッハの楽器構成に敬意を払うことで、典型的な合奏の音を生み出すことができ、また明らかにこれが実に自然に彼の音楽と調和するのです。

質問
今回の演奏曲目について:管弦楽組曲全曲と、ブランデンブルク協奏曲第5番について、とくに聴衆に聴いてほしいポイントはなんですか。

回答
バッハの管弦楽組曲では、当時のフランス式、国際的ヨーロピアン・スタイルの最も美しい例を見ることができます。バッハは(彼のドイツ人同僚と同様に、)メヌエット、ガヴォット、ブレー、サラバンドなど舞踊曲作曲において、フランスの慣用的なスタイルを非常によく心得ていました。ところがそれを、絶えず存在する彼のパーソナルなタッチと言語を使って、従来のすべての形態に色付けすることによって、突破し上回ったものを作り上げたのです。伝統的なフランス序曲のテンポの速い部分(常にフガート部分)で常に示されるのは、彼の典型的な独自の偉大な芸術で、それはユニークで複雑なものです。例えば、組曲第3番の第2楽章は非常に有名な弦楽器のみのためのアリアで、19~20世紀に実に様々な形に編曲され(いわゆる「G線上のアリア」)、現代ではスーパーマーケットのバックグラウンド・ミュージックにさえなる程です!ところがオリジナル版を聞くと実に美しく新鮮です。この楽章は「フランス的」な背景の中のイタリア様式の「孤島」的存在となっています。

ブランデンブルク協奏曲第5番では、バッハの別の様式的な側面を見ることができます。協奏曲であるこの作品は現在イタリアの表現形式(フランスの次に、国際的バロック様式後半のもう一方の側面)として考えられていますが、ここでもバッハは独自のアクセントで表現しています。実際にはこれはイタリア合奏協奏曲が派生したもので、一般的に二つのヴァイオリンとヴィオロンチェロをソログループとして使う代わりに、バッハはここではチェンバロ、フルート、8フィートのヴィオローネを使っています。第一楽章の終わり前に非常に長く、印象的で、名人芸的なチェンバロのカデンツァが存在し、チェンバロが明らかに主役です。この協奏曲は形式的にフランス舞踊組曲とは正反対に位置付けられています!

質問
今回の演奏曲目について:管弦楽組曲は、1981年にCD録音し、31年後の2012年に再録音なさいました。この31年の間に、LPBの演奏はどのように変わりましたか?

回答
はい、我々は1981年にこの管弦楽組曲を録音し、ごく最近にも再び録音しています。前回からの録音の進化は明らかにLPBと私の仕事とコンセプトの進化を象徴しています。

1981年に「真の」フランス舞踊音楽である、ラモーの「イポリートとアリシー」より組曲を録音したところでした。そしてバッハの管弦楽組曲もまた(序曲~フーガを除いて)ほぼフランス式表現形式(作風)で書かれているのですが、私はこの典型的なフランスのオーケストラのサウンドに非常に魅了され、(当時持っていた若かりし情熱の中、)私はこの管弦楽組曲をイメージ通りに再現することを決意したのでした。当時自分の考えに対して非常に自信を持っていました。また非常に大勢の演奏者達(木管楽器を倍にさえし、組曲第4番ではオーボエが6人でした!)が私を非常に満足させてくれたことを覚えています。この、非常に複雑で洗練された曲を演奏することによって壮大な達成感とともに多くのことを学び、現在でもその仕上がりぶりはそれなりの説得力があると感じています。しかしながら、時間の経過とともに、バッハは実はそんなに大勢の演奏者を想定して作曲していなかったことを認識しました。木管楽器を倍にするようなことはせず、より少ない人数で演奏した方がより自然な透明性と、効果的な作品を表現できるのだと。

バッハのカンタータや他の大きな教会作品において当時の実行習慣を実感し、(2000年頃)より少ない演奏者を使用することに向けた私の進化を意識しました。今ではバッハの演奏スタイルを尊重するために、また可能な限り最も明確な方法で彼の音楽を引き出すために、(一般的には)多過ぎない演奏者を使用することの必要性を完全に確信しています。そうすることでメリットのみがあると感じています。ところで管弦楽組曲でバッハが通常よりもはるかに多い人数を使用したことは情報源に記されていません。これについては多くの憶測がこれまで存在しますが、オーケストラが大きかったという確実な証拠は示されていないのです!

私は今ではバッハの作品を、現代的な意味での、「指揮」をしないことでより大きな満足を感じています。(今ではヴァイオリンを弾きながら指揮します。)そして、聴衆の皆様がこうした私の見解を理解して下さり、楽しんでいることを実感しています!私の最近の演奏方法によってよりバッハの功績を感じることができ、それが私にとって最も重要なことでもあるのです。

バッハ、及び彼の作品と私の関係について:

私の近年の著書である原題Bleib bei uns, Bach(“Remain with us, Bach”)で、1950年代私が子ども時代に音楽とどのように日頃接していたかを、そしてどのようにして証拠としてオリジナル楽器を使用するかというアイデアが、まだ若かった頭の中で発展していったかを記述しています。この本で早くから古楽に、特にバッハに魅力を感じはじめたことについて説明しています。バッハの器楽曲や声楽曲の演奏について多くの詳細な私の個人的考え、概念の変化と、併せてより一般的な注意事項も書かれています。現在の我々の時代こそバッハを必要としていると私は信じています。何故なら彼の芸術は、人間が表現することのできる最も高く、最も深い精神的なレベルの稀にみる現れであるからです。

この本の日本語版はこの数カ月のうちに発行されますが、オーケストラ「ラ・プティット・バンド」への寄付によってのみ取得可能です。2013年1月以来フランダース政府からの補助金が実質的ゼロにまで削減され、実にラ・プティット・バンドは存続の危機にあるのです。以来、LPBへの寄付を通して、この本の国際購読アクションによってオーケストラ「ラ・プティット・バンド」が生かされ続けているのです。また、この度の我々の日本でのコンサート・ツアーを通して肯定的な反応があることを期待しています。詳細についてはラ・プティット・バンドのウェブサイトで見ることが可能です。また、コンサート会場でも発表があります。

質問
今回、最初の2公演は「よみうり大手町ホール」という新しいホールでの演奏です。東京のビジネス街の中心である大手町で、501席という、古楽オケにちょうど良いサイズのホールが、新聞社の中に新設されました。ここでの演奏について、期待するところをお聞かせください。

回答
我々は新しいよみうり大手町ホールで演奏できることをとても楽しみにしています!楽器が自由に自然な音で鳴り、建築的眺望が調和している、実にぴったりなコンサートホールで演奏できることは音楽家にとって大きな喜びです。我々は日本で既に様々な非常に素晴らしいコンサートホールを経験しています。このホールも最高なホールのひとつであると確信しています!特にバロック楽器にとって、ガット弦を使うなど、大気の状態も重要です。バロック楽器は環境(温度や湿度の安定性)にとても敏感で、演奏者は楽器がどう「感じて」いるかをすぐに感じ取ります。説明するのは難しいですが、大きな違いを生むのです!

 

●2014年5月28日(水) よみうり大手町ホール
●2014年5月29日(木) よみうり大手町ホール
お問い合せ:読売新聞文化事業部 03-3216-8500 (平日10:00-17:00)
●2014年5月31日(土) 所沢市民文化センター ミューズ
お問い合せ:ミューズチケットカウンター 04-2998-7777 (10:00 ~ 18:00)
●2014年6月1日(日) 京都 青山音楽記念館 バロックザール【完売】
お問い合わせ:青山音楽記念館 075-393-0011
●2014年6月2日(月) 大阪 ザ・シンフォニーホール
お問い合わせ:大阪アーティスト協会 050-5510-9645
●2014年6月3日(火) 名古屋電気文化会館
お問い合せ:クラシック名古屋 052-678-5310
●2014年6月6日(金) フィリアホール
ラ・プティット・バンド「オリジナル楽器で聴くバッハ」(第1回)

お問い合せ:フィリアホールチケットセンター 045-982-9999(11:00~18:00)
●2014年6月7日(土) 小金井市民交流センター 大ホール
お問い合せ:小金井市民交流センターチケットデスク 042-380-8099(10:00~19:00)

デュオ・アマルの記事がヤマハのホームページに掲載されました

2014 年 1 月 17 日 金曜日

音楽評論家の伊熊よし子氏が書かれた、デュオ・アマルの記事が、ヤマハのホームページに掲載されています。
「音楽に平和へのメッセージを託すデュオ・アマル」というタイトルで、デュオ結成のいきさつ、2人の演奏への信念、また12月25日に発売されたデビューアルバムについて等、紹介されています。

記事のURLはこちらです。どうぞ、ご覧下さい。
音楽ジャーナリスト&ライターの眼 「平和へのメッセージを託すデュオ・アマル」

一柳慧の記念演奏会と80歳記念CDが新聞・雑誌等で多数紹介されました

2014 年 1 月 14 日 火曜日

1月15日に東京文化会館で行われる作曲60周年と80歳を記念して開催される演奏会、『一柳慧 80th FESTA !』と、2013年12月25日発売のCD 、「一柳 慧:ピアノ協奏曲 『JAZZ』&『フィンランド』、マリンバ協奏曲」(CMCD-28285)が、『レコード芸術』2014年1月号、2013年12月24日発刊の讀賣新聞夕刊、2014年1月9日発刊の日本経済新聞夕刊にて、インタビューとともに紹介されました。
『レコード芸術』では、記念公演について、「これだけの実力派が自らレパートリー化した曲目を披露してくれるのだから、さぞかし聴き応えのある演奏会になるはずだ。」とご紹介をいただき、CDについては、収録曲目の作曲背景など、興味深い内容が綴られています。
『讀賣新聞』では、「ピアニストでもある私にとって、創作の基本にあるのはピアノ。西洋音楽の枠組みが地域や文化の違いを超えて、現代の様々な音楽のスタンダードになっていることを念頭に、自身を振り返ろうと考えた。」と、公演について語っています。
『日本経済新聞』では、演奏会について、「作曲生活は今年60周年を迎えた。これを記念して高橋悠治、アキ兄妹、篠﨑史子ら親しい音楽家が演奏会をひらく。『自分は本当に演奏家に恵まれている』。高橋アキは初期のピアノ作品を100回以上、取り上げてくれた。作曲家と演奏家二人三脚。その大事さをかみしめている」と、また、80歳記念CDに収録されている山下洋輔演奏のピアノ協奏曲第4番「ジャズ」について、「山下は最初は楽譜通り弾いていたが、だんだんアドリブが増えていった。無論、ジャズの即興性は作曲に織り込み済み。『協奏曲はまず演奏家ありき』と強調する。」と紹介されています。
演奏会情報、CD情報はこちらをご覧下さい。
作曲60周年記念演奏会 一柳慧 80th FESTA!
一柳 慧:ピアノ協奏曲「JAZZ」&「フィンランド」、マリンバ協奏曲



話題の新星、デュオ・アマル世界待望のデビュー盤発売迫る!

2013 年 12 月 18 日 水曜日

左:ビシャラ・ハロニ、右:ヤロン・コールベルク

イスラエル出身のヤロン・コールベルクとパレスチナ出身のビシャラ・ハロニにより結成された“デュオ・アマル”。アラビア語で“希望”を意味する“アマル”の名を掲げるふたりは、“最高の演奏は政治や国家の壁を越える”という信念のもと、世界各国でリサイタルを開催し、聴衆に感動と興奮をもたらしています。
バレンボイム、メータ、ラトルをはじめとした多くの巨匠、有名オーケストラとの共演を果たし、躍進を続ける若き名手たち。世界が認めたふたりの躍動するピアニズムを堪能させる待望のデビュー盤は12月25日カメラータ・トウキョウよりいよいよ発売です!

2013年8月に武蔵野市民文化会館にて行なわれたレコーディング風景の模様はこちら↓
YouTubeへ

キンボー・イシイ=エトウ改名のお知らせ

2013 年 12 月 1 日 日曜日

 この度、弊社所属の指揮者、キンボー・イシイ=エトウは、2013年12月より「キンボー・イシイ」と改名し、活動を行うこととなりましたので、お知らせ致します。

 キンボー・イシイ(指揮)ンボー・イシイ」

 現在、ドイツ・マグデブルク劇場音楽総監督。欧米を中心に、日本でも活躍している。
 幼少期を日本で過ごし、ヴァイオリンを風岡裕氏に学ぶ。12歳で渡欧、ウィーン市立音楽院にてヴァイオリンをワルター・バリリ、ピアノをゲトルッド・クーバセック各氏に師事。1986年に渡米、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、ヒョー・カンの各氏のもとで研鑽を積むが、左手の故障(局所性ジストニア)のためヴァイオリンを断念、指揮に転向する。

 1992年より小澤征爾、マイケル・チャーリー、小松長生の各氏に指揮法を師事。またマネス音楽院にて楽曲分析及び作曲法を学び、当院よりジョージ&エリザベス・グレゴリー賞を受賞する。
 1993年、1995年のタングルウッド音楽祭に奨学生として参加し、小澤征爾、サイモン・ラトル等に師事。
 1995年、デンマークで開催されたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで4位入賞。
 1996年~98年には、ボストン交響楽団とニューヨーク・フィルの定期演奏会、及びタングルウッド音楽祭にて小澤征爾、サイモン・ラトル、ベルナルド・ハイティンク、アンドレ・プレヴィン各氏の副指揮者を務めた他、1996~1999年にはC.W.ポスト室内楽音楽祭に講師として招かれた。

 1999~2007年 ニューヨーク州カユーガ室内管弦楽団音楽監督
 2006~2008年 ベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)首席カペルマイスター
 2007~2012年 テキサス州アマリロ交響楽団音楽監督
 2009~2013年 大阪交響楽団首席客演指揮者
 KOBではオペラ『魔笛』、『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『フィデリオ』、『セビリャの理髪師』、『リゴレット』、『トゥーランドット』、『こうもり』、『ホフマン物語』、『子供と魔法』、『売られた花嫁』、『金鶏』、『こびと』、『フィレンツェの悲劇』やオーケストラ・コンサートなどで質の高いパフォーマンスを披露した。
 現在在籍中のマグデブルグ劇場では、これまでに『ランメルモールのルチア』、『魔弾の射手』、『イェヌーファ』、『蝶々夫人』、『ホフマン物語』、『後宮からの逃走』、『トリスタンとイゾルデ』、『マクベス』のプレミエを指揮し、今後『ばらの騎士』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『ラ・ボエーム』等のプレミエを予定している。

 これまでに客演指揮者として、ポツダム室内アカデミー、ドイツ室内管弦楽団、アウグスブルク歌劇場管弦楽団、ボーフム交響楽団(ドイツ)、ネザーランド・フィルハーモニー交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー交響楽団、マンチェスター・カメラータ(イギリス)、シレジア・フィルハーモニー(ポーランド)、ソナユラン交響楽団(デンマーク)、ボストン交響楽団室内管弦楽団、コスタ・リカ国立交響楽団、リマ・フィルハーモニック(ペルー)、上海交響楽団、台湾国家交響楽団、中国放送交響楽団等を指揮。
 日本においては、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団等を指揮、また草津夏期国際音楽祭にも出演している。

 2010年、「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。賞金は、次世代の音楽家育成に貢献したいという当人の意向により、ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラに全額寄付された。

キンボー・イシイ オフィシャル・ホームページ

(2013年12月現在)

 

 日本での演奏活動をより一層充実させていきたい所存ですので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

オンエア情報:アンサンブル・ウィーン演奏会

2013 年 10 月 24 日 木曜日

アンサンブル・ウィーン演奏会
●ベストオブクラシック
アンサンブル・ウィーン演奏会

2013年6月29日(土)/フィリアホールにて収録

【放送日】
2013年11月7日(木) 19:30〜21:10
NHK-FM「ベストオブクラシック」

【曲目】
「ベストオブクラシック」のサイトをご参照ください。

【演奏者】
アンサンブル・ウィーン

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

連続テレビ小説『ごちそうさん』演奏アーティスト

2013 年 10 月 17 日 木曜日

 現在NHKで放映中の連続テレビ小説『ごちそうさん』の音楽は、作曲家の菅野よう子さんが担当されていますが、演奏はカメラータ・トウキョウが定期的に招聘しているアーティスト、ウヴェ・タイマー(指揮)とウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団が担当しています。
 「おいしそうな音」を探して、ウィーンの音楽家にたどりつかれたそう。朝ドラをご覧になっている皆様、是非、ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団の演奏もお楽しみください。



ウヴェ・タイマー(指揮)/ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサートの様子

チケット情報:作曲60周年記念演奏会 一柳慧 80th FESTA! 

2013 年 9 月 2 日 月曜日

9/1(日)より作曲60周年記念演奏会 一柳慧 80th FESTA! の前売りチケットの一般販売を開始いたしました。

■公演日:2014年1月15日(水)
■会 場:東京文化会館 小ホール
■開 場:18:30
■開 演:19:00
■料 金:自由席 前売り ¥4,500/当日 ¥5,000
■詳細なアクセス情報は東京文化会館ホームーページをご覧ください。

■コンサートの詳しい情報はこちらにてご案内しております。

チケットのお取り扱いはカメラータ・トウキョウおよび東京文化会館チケットサービスにて行います。

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

CD紹介 ~from more than 1000 titles~ Vol.04

2013 年 8 月 29 日 木曜日

 「ヘルベルト・ヴィリ:室内楽作品集」 (2006年11月発売)を紹介します。
 オーストリア出身の作曲家ヘルベルト・ヴィリは、ザルツブルク音楽祭、ザルツブルクのカメラータ・アカデミカ、ウィーン楽友協会でレジデンス・コンポーザーをつとめたほか、チューリッヒ歌劇場の委嘱でオーストリア建国1000年祭のためのオペラや、ウィーン・フィルの150周年を記念しての委嘱作品を作曲するなど、今最も注目されている作曲家のひとりです。また、2007年PMF、2008年草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルのために来日しています。

 「私には、作曲する全ての作品が、聴くよりも前に見えている。それはいつもフォルムだ。そこに一つの点があり、その点はどんどん成長してゆく――だがまだ聴こえてはこない、ただ感じるだけだ。点がどんどん大きくなると、それは球体になり、私は突然その球体の中心におり、その球体の一部になる。その球体を歩測することで、場所に加えて時間という次元があらわれ、まずは見えていたものが今度は聴こえるようになる――そしてそれは、音楽になる」 「作曲は信頼と深く関わっている。静寂の中、そして意図を持たない中で響きを受け入れること、それは考えられる限りもっとも美しいことだ」(CDブックレットより) と、故郷のフォアアールベルクや、イタリアのトスカーナで作曲することを好むヴィリは、自分の作曲家としての心情を語っています。その言葉のとおり、彼の作品には、魔法のような、神秘的な雰囲気が漂っています。

 「ヘルベルト・ヴィリの室内楽作品集」は、ウィーン・フィルとベルリン・フィルの中心的メンバーによる贅沢な一枚であり、このプロジェクトの実現には、今年3月に他界したフルーティストのヴォルフガング・シュルツの情熱が大きな手助けとなりました。

何よりも先に報告しておかなくてはいけない事は、このプロジェクトの陰のプロデューサーとしてフルーティストのヴォルフガング・シュルツの存在である。彼は2004年10月7日、まず真っ先にヴィリのフルート・ソロ作品を録音し、ヴィリと共に録音する作品を選出し、誰が演奏すればベストかを考えてくれた。 (井阪紘 プロデューサー・ノートより)

ヘルベルト・ヴィリの室内楽を、名手達の演奏でお楽しみください。

                                                                          

■ 曲目
H.ヴィリ:
[1]-[3] 弦楽四重奏曲 1986
[4] フルート・ソロのための作品
[5] ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
[6]-[7] フルートとピアノのための作品
[8] クラリネット・ソロのための作品
[9]-[11] 金管五重奏曲
[12] ピアノ作品 XI
[13]-[16] クロノスのカイロ 1756/1956 ─ 弦楽三重奏のための ─

■ 演奏者
ウィーン・アルティス・カルテット [1]-[3]
サシコ・ガヴリロフ(ヴァイオリン)[5]
マルティン・ツァロデック(ヴァイオリン)[13]-[16]
エルマー・ランデラー(ヴィオラ)[13]-[16]
ローベルト・ノージュ(チェロ)[13]-[16]
フェレンツ・ボーグナー(ピアノ)[5]-[7],[12]
ノーベルト・トイブル(クラリネット)[8]
ヴォルフガング・シュルツ(フルート)[4],[6]-[7]
シュテファン・ドール(ホルン)[5],[9]-[11]
ラインホルト・フリードリッヒ(トランペット)[9]-[11]
ガボール・タルコヴィ(トランペット)[9]-[11]
オラフ・オット(トロンボーン)[9]-[11]
ウヴェ・フュッセル(トロンボーン)[9]-[11]

■ 録音
2004年10月、2005年2月、2005年4月、2005年12月
2006年2月、2006年6月/ウィーン

写真:上 ヘルヴェルト・ヴィリ 中 シュルツ、ヴィリ 下 ツァロデック、ヴィリ、ランデラー、ノージュ