『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2024年9月号)にて、DVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)が紹介されました。
同アルバムは長木誠司氏から、「札幌時代から晩年の創作に至るまでの何気ない談話が普段着の作曲家によって行われているのが貴重だろう。(中略)アイヌの楽器シントコを叩きながら歌う藍川の姿は見物だ。伊福部家の系図などを含む解説書も貴重」と評されました。
『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2024年9月号)にて、DVDブック『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)が紹介されました。
同アルバムは長木誠司氏から、「札幌時代から晩年の創作に至るまでの何気ない談話が普段着の作曲家によって行われているのが貴重だろう。(中略)アイヌの楽器シントコを叩きながら歌う藍川の姿は見物だ。伊福部家の系図などを含む解説書も貴重」と評されました。
昨年11月に発売された『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 第4番、第5番「春」、第10番/ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク、森 泰子』(CMCD-28383)が、『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2023年3月号)で紹介されました。
同アルバムは伊熊よし子氏から、「凛とした初々しいピアノにまろやかで特有の温かみを纏うヴァイオリンの調べが乗り、聴き手をウィーンへといざなう。とりわけ《春》が、ふたりのみずみずしいデュオによく合い、聴き手を幸せな気分にさせてくれる」と高く評価されました。
6月30日に発売された『J.S.バッハ:ノイマイスター・コラール集/松居直美』(CMCD-15159〜60)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2022年9月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では那須田務氏から、「松居はブクステフーデのオルガン作品集や若い頃のバッハが影響を受けた北ドイツ楽派などのディスクをリリースし、作品に対する知的で誠実なアプローチで知られるヴェテランだ。(中略)個々の楽曲に真剣に取り組み、丁寧に弾き込んでいる点は評価されるし、彼女の楽曲解説も有益」と評され、草野次郎氏からは、「(松居は)オルガン作品としての音色・音量・テンポ等の多彩なコントラストを与えつつ、36曲が緩慢にならないよう弾き続けている。(中略)すべて数分の小曲だが松居の真摯な演奏が若きバッハの逞しい創造性を再現している」と評されました。
同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2022年10月号)でも紹介され、佐藤康太氏から、「松居はアーティキュレーションで音楽の流れを明確にしつつ、しっかりとコラール旋律を聴きとらせる。決して派手ではないがとても丁寧で、真摯に作品と向きあったことがよく分かる佳演」と評されました。
7月31日に発売された『シューマン:謝肉祭、幻想小曲集、クライスレリアーナ、幻想曲/コスタンティーノ・カテーナ』(CMCD-15161〜2)が、『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2022年10月号)で紹介されました。
同アルバムは伊熊よし子氏から、「コスタンティーノ・カテーナの特徴である楽譜を深く読み込み、作品の内奥に踏み込み、率直な表現と解釈で美しく歌うピアノはいずれの作品でも健在。とりわけ『幻想曲』ではシューマンの文学的でロマン溢れる曲調がリアルに表現され心に響く」と評されました。
また、同アルバムは『Stereo』誌最新刊(2022年9月号)の「今月の特選盤」、「今月の話題盤」コーナーでも取りあげられ、「特にファツィオーリは純度が高く、透明な中低域の音色が素晴らしい」(石田善之氏)、「1枚目はスタインウェイ、2枚目はファツィオリだが、いずれもカテーナの明晰な音とロマンティックな情感を湛えた表現が新鮮で魅力的である」(浅里公三氏)等と評されました。
7月31日に発売された『ゲオルク・ヴァシャヘーリ/バルトーク・リサイタル』(CMCD-25046)が、『モーストリー・クラシック』誌の最新刊(2021年10月号)で紹介されました。
誌面では伊熊よし子氏から、「ここにはバルトークから教えを受けた弟子ならではの作品への共感と熱意、作曲家の意図が凝縮し、聴き手の心を引き付ける。バルトークの神髄を知る演奏である。」等と評されました。
先月30日に発売された高橋アキの最新盤、『高橋アキ プレイズ ケージ×フェルドマン via サティ』(CMCD-99087)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年8月号)、「先取り! 最新盤レヴュー」のページで取り上げられました。
誌面では松平敬氏から、「本盤の嬉しいところはケージの原曲も併録されていて、トリオ編曲版と聞き比べができること。それだけではない。この原曲の演奏そのものがとても素晴らしいのだ。(中略)これは、長年ケージ、サティの両者を演奏し続けてきた高橋だからこそ到達し得た境地と言えるだろう。」(チープ・イミテーション)、「高橋のゆったりとした演奏も、この作品の謎めいた性格を際立たせる。本アルバムのラストに相応しい気の利いた選曲だ。」(エリック・サティのための小石の全面、そして)等と評されました。
同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌(2021年9月号)でも取りあげられ、「(ケージ版とフェルドマンのトリオ版《チープ・イミテーション》を弾きわける)高橋アキの演奏は情に一切溺れずに豊かな音の感受性が達成できることの具体的な証左。」(長木誠司氏)と評されました。
2月に発売されたアルバム『ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集/藤原亜美』(CMCD-28377)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年4月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「初期作品の衝撃的な時代を踏まえて、次の段階に移ったあとのこの作曲家(一柳慧)の足跡が主要なピアノ作品を通じて俯瞰できる」と評され、白石美雪氏からは、「きめ細かく弾き分けられる弱音の美しさは格別だ(ピアノ・メディア/タイム・シークエンス)」「作曲家が自作を彼女(藤原亜美)に託した思いがよくわかった(限りなき湧水/ピアノ・ポエム)」と評されました。
同アルバムは「優秀録音」コーナーでも取り上げられ、峰尾昌男氏から「ここに収録された演奏は一柳慧の音楽の求めている音と演奏をまっすぐに表出している。文字通り正確な録音である」と評されました。
同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌(2021年5月号)でも取りあげられ、「ミニマリズムを機械と人間の関係性として受容し、その後テクノロジーからエコロジーへの転換、さらに9.11、3.11以降のメッセージ的創作への階梯の途中まで(中略)、一柳の創作史をもっとも身近な楽器ピアノが解き明かす」(長木誠司氏)と評されました。
また、同アルバムは3月18日発刊の朝日新聞夕刊、「for your Collection」コーナーでも推薦盤として紹介され、片山杜秀氏から「瞬間的な音色の濃淡よりも、変幻自在な線と緩急無限な速度の音楽だ。そんな一柳の形と動きを藤原が鷲掴みにする」と評されました。
4月25日に発売されたCD『和の歌─日本の歌によるピアノ作品集/飯野明日香』(CMCD-28373)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2020年7月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「なんとも楽しい現代作品集だ。(中略)日本の『うた』を主題やモティーフにしたメタモルフォーズ作品がずらりと並ぶ。若手を中心にした作曲家たちが各自趣向を凝らしてチャレンジしているのが楽しい。」と評され、白石美雪氏からは、「さすがは才能ある若手作曲家たちである。日本の歌に基づく曲という条件をふまえつつ、わずか3分から7分程度の中で閃きをみせ、ひねりを利かせた変化球を投げてくる。(中略)ぱきぱきと小気味よいリズムから無機質な音、夢想的なメロディなど、多彩な曲に命を吹き込んだ飯野の音楽性がすばらしい。」と評されました。
また、同アルバムは『モーストリー・クラシック』誌(2020年8月号)でも、「原曲の路線をあえて引っ張るもの、自分の創作の脈絡に乗せるもの、いずれもハズレなし。」(長木誠司氏)と評され、『Stereo』誌(2020年7月号)の「今月の優秀録音盤」コーナーでは、「SNの高い透明度と解像度が明瞭で、きれいにコントラストのはっきりとした一級のサウンドで描かれている。」(福田雅光氏)と、オーディオ的な観点からも高く評価されました。
6月25日に発売された高橋アキの最新CD『ピアノ・トランスフィギュレーション/高橋アキ』(CMCD-15145〜6)が『レコード芸術』誌の最新刊(2018年8月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「(高橋アキの演奏する尹伊桑の「インタールディウムA」を)昨年夏の草津と今回の録音で聴き直して、そのヴィヴィッドな切実感のようなものに激しく打たれた」と評され、白石美雪氏からも「作曲家にインスピレーションを与え、時代の風を生み出し、創造者たちと友情を培ってきた高橋アキの姿が浮かんでくる」と評価されました。
同アルバムは『音楽の友』誌(2017年11月号)、『モーストリー・クラシック』誌(2018年9月号)のレヴューコーナーでも高い評価を得ています。