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アンチロッティの最新アルバムが『レコード芸術』準特選盤に

2016 年 9 月 21 日 水曜日

8月25日に発売されたCDCMCD-28337『ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集/アンチロッティ』(CMCD-28337)が『レコード芸術』誌の最新刊(2016年10月号)で【準特選盤】に選出されました。

誌面では岡部真一郎氏から、「何ら奇を衒うことなく、音楽の愉しみを隅々まで感じさせる渋味深い一枚である」と評され、相葉ひろ氏からも「アンチロッティのフルートは太く、かつ柔らかな音色が美しい」と評価されました。

2016年8月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2016 年 8 月 25 日 木曜日

カメラータの9月新譜(8月25日発売)は2タイトルです。

CMCD-283391タイトル目は『ルードルフ大公:クラリネットのための作品集/シュミードル』(CMCD-28339)です。

ヨーロッパに君臨した名門ハプスブルク家の直系にしてベートーヴェンの庇護者としても知られるルードルフ大公は、ベートーヴェンの弟子でもあり、音楽に自らの居場所を見出したアーティストでした。このCDでは、ルードルフ大公が作曲した3つのクラリネット作品を収録。大公が大司教を務めたオルミュッツ出身のペーター・シュミードルをクラリネットに迎え、大公の音楽の研究を進める岡田知子のピアノ、タマーシュ・ヴァルガのチェロという理想的な顔合せで録音が実現しました。

CMCD-283372タイトル目は『ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集/アンチロッティ』(CMCD-28337)です。

ローマではガッゼローニとともにRAI交響楽団で首席フルート奏者を務め、その後も、ヨーロッパを中心に活躍している名手マリオ・アンチロッティが、モダン・フルートを手に、クラウディオ・ブリツィパオロ・フランチェスキーニらイタリアの演奏家たちとともに愉悦に満ちた音楽的対話を交わしながら、生命感にあふれたヴィヴァルディのフルート協奏曲集を完成させました。

あの哲学者ジャン=ジャック・ルソーによる「四季・春」の無伴奏フルート編曲版も花を添えています。

2014年5月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 5 月 25 日 日曜日

 カメラータの6月新譜(5月25日発売)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMBK-30003『神楽歌と伊福部 昭〜いまヴェールをぬぐ伊福部昭の音楽/藍川由美』(CMBK-30003)です。
 「あなたの声はソプラノじゃない、低い声に本領がある」──ソプラノとして東京藝術大学大学院に在籍していた藍川由美にそう語ったのは、アイヌ語の師であり、音楽の師と仰ぐ作曲家、伊福部昭でした。最初は伊福部の言葉が理解できなかった藍川でしたが、この言葉が古代歌謡へと足を踏み入れるきっかけとなったそうです。
 アイヌ民族ではない伊福部にとっての日本、自らの氏・素性を表現できる音楽とは何か。琴歌譜、神楽歌、そして伊福部が音楽を手がけた映画『日本誕生』『モスラ対ゴジラ』からの作品を収録し、生誕100年をむかえた伊福部昭のルーツに迫る入魂のアルバムが完成しました。
 藍川自身による詳細な解説、歌詞を掲載した60ページ超の冊子とCDをデジパック仕様でまとめた豪華版です。

 2タイトル目はCMCD-28304『スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3、4、5番&スクリャビニアーナ~フルートとピアノのための/ボリス・ベクテレフ、マリオ・アンチロッティ』(CMCD-28304)です。
 スクリャービンのピアノ作品演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフによるピアノ・ソナタ録音のシリーズがついに完結しました。最後を飾る第3、4、5番に加え、ベクテレフみずからの編曲によるフルートの小品集「スクリャビニアーナ」他を収録。共演のマリオ・アンチロッティ(フルート)との息の合ったデュオも必聴です。
 好評を博した前作『スクリャービン:練習曲全集』(CMCD-28281)に続き、イタリアの銘器ファツィオーリを使用し録音。同アルバムで「第20回日本プロ音楽録音賞/2chパッケージメディア クラシック」部門優秀賞を受賞したエンジニアによる高音質録音にも注目。ベクテレフ入魂の演奏をお楽しみください。

2012年7月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2012 年 8 月 25 日 土曜日

 カメラータの9月新譜(8月25日発売)4タイトルをご紹介いたします。

CMCD-28263 1枚目は『ドビュッシーの神秘/青柳いづみこ』(CMCD-28263)です。「ドビュッシーはミステリアスな作曲家である」と述べる青柳いづみこによるドビュッシー・アルバムの第3弾の登場です。著名な作曲家でありながらも謎の多いドビュッシーの神秘的な生涯に、演奏=音楽だけではなく文学の面からも迫る、青柳の真骨頂ともいえるアルバムに仕上がっています。
 なお、きたる9月21日(金)、28日(金)には浜離宮朝日ホール(東京)にて、青柳いづみこの企画・演奏による「ドビュッシー生誕 150周年記念コンサートシリーズ/文学キャバレ『黒猫』から生まれた音楽」が開催されます。チケットは弊社および各プレイガイドで好評発売中です。詳しくは弊社のコンサートのページをご覧ください。

CMCD-28262 2枚目は『リスト:ヴェネツィアとナポリ〜ピアノ作品集/コスタンティーノ・カテーナ』(CMCD-28262)です。リストがこよなく愛し、長年住んだ国イタリア。リストの作品には、イタリアに捧げられた名作が数多くあります。イタリアの名作曲家たちの作品のトランスクリプション版やパラフレーズ版、変奏曲、あるいはイタリアで愛されているカンツォーネなどを題材にしたバルカロールやタランテラ。本アルバムではこうした作品の中から、ヴェネツィアとナポリの街を象徴する作品を選出し2枚のディスクに収めました。超絶技巧的で華やかな作品に込められたリストのイタリアへの敬愛と賛辞を、チッコリーニ等の薫陶を受けた名ピアニスト、コスタンティーノ・カテーナのイタリア人らしい歌心にあふれたピアノでお聴きください。

CMCD-15137〜8 3枚目は『J.S.バッハ:フルートとクラヴィオルガンによるソナタとアリア集/マリオ・アンチロッティ、クラウディオ・ブリツィ』(CMCD-15137〜8)です。不朽の名作、バッハのフルート・ソナタが、チェンバロとオルガンの融合楽器クラヴィオルガンと出会い、名作にあらたな可能性を提示します。これまで慣れ親しんできたフルートの旋律はそのまま、通奏低音パートをクラヴィオルガンが演奏。さらに、「マタイ受難曲」などから選曲された3曲のアリアは、まさにフルートとクラヴィオルガンによるアンサンブルの真骨頂。チェンバロとオルガン、さらにさまざまな音色を効果的に配し、豊かな音色と装飾に彩られたフルート・ソナタとアリアが誕生しました。マリオ・アンチロッティ(フルート)とクラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)、響きの異なる2つの楽器をバランス良くとらえた録音にも注目です。

CDT-1090 4枚目は『草に坐って/新川和江 詩・平野淳一 曲』(CDT-1090)です。新川和江(詩人)自らの朗読と、「詩から呼び覚まされた感動を音楽で伝えたい!」という共通の思いで集まった平野淳一(作曲)/川口京子(うた)/福原久美田嶋喜子亀井輝美(ソプラノ)/早瀬一洋(テノール)/中里聡(クロマティック・ハーモニカ)/伊藤潮(ダブルベース)/大久保洋子(ピアノ)ら、ジャンルの異なる8人の演奏家による魅力あふれるコラボレーションを、ライヴ収録したアルバムです。