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2013年4月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2013 年 4 月 25 日 木曜日

 カメラータの5月新譜(4月25日発売)は3タイトルです。

CMCD-99073〜4 1枚目は『チェルニー:48の前奏曲とフーガ 作品856/神谷郁代』(CMCD-99073〜4)です。
 当ディスクをプレーヤーに乗せ、その音を蘇らせた瞬間、この曲集がもはや単なる練習曲などではなく、唯一無二の性格を具えた卓越したピアノ曲であることがすぐに分かるだろう……[オットー・ビーバ/ウィーン楽友協会アーカイヴ・ディレクター]
 カール・チェルニーが亡くなる年に作曲し、愛弟子リストに献呈した遺作、『48の前奏曲とフーガ』。当時は練習曲として出版されましたが、今ではほとんど知られていない幻の作品がウィーン楽友協会の協力のもと、遂にそのベールを脱ぎました。
 チェルニーが遺した『音』による遺言をよみがえらせるのは日本を代表する名手、神谷郁代。従来の『練習曲』とは一線を画する必聴の名品がここに。貴重な世界初録音です。

CMCD-28280 2枚目は『ヴィヴァルディ:四季/フランチェスキーニ,ブリツィ,イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』(CMCD-28280)です。
 鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャが新たな解釈で挑んだヴィヴァルディの名曲「四季」。今年2月25日に《ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク》として発売(CMBD-80004)、オーディオ雑誌を始め各メディアで絶賛され、話題となったタイトルを、今回はCDとして発売しました。
 今回のCD化にはビクタークリエイティブメディアが開発した『HRカッティング』を採用、ハイレゾリューション音源をダイレクトにCDへカッティングすることで高音質を実現しました。『HRカッティング』によるCDは通常のCDプレイヤーで再生可能が可能です。
 ブルーレイディスク・プレーヤーをお持ちでない方をはじめ、既発売のブルーレイディスク盤との比較試聴も楽しめるタイトルです。

CMCD-25039 3枚目は『ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番&シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ/ワルター・ノータス&井上直幸』(CMCD-25039)です。
 2003年4月に惜しまれつつこの世を去った名ピアニスト、井上直幸。本アルバムは彼の没後10年を記念し、1976年に録音され、LPのみでリリースされていた音源の初CD化です。
 バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を経て、ソロ・室内楽、また指導者としても活躍するワルター・ノータスと井上直幸の理想的なデュオで、ブラームスとシューベルトの名作ソナタの本質に迫ります。オリジナルのアナログ・マスター・テープからの最新技術によるリマスタリングにより、若き日の幻の名演がよみがえりました。

2012年6月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2012 年 6 月 25 日 月曜日

 カメラータの7月新譜(6月25日発売)2タイトルをご紹介いたします。

CMCD-28244 1枚目は『クラヴィオルガン・ワンダーランド/クラウディオ・ブリツィ』(CMCD-28244)です。カメラータからリリースされた多数のアルバムでその認知度を高めてきたチェンバロとオルガンの画期的複合楽器「クラヴィオルガン」。本アルバムはそのクラヴィオルガンを自由自在にあやつる奇才オルガニスト、クラウディオ・ブリツィの最新盤です。クープランの「目覚まし時計」から始まって、ジョン・ブルの「おやすみなさい!」までの1日をクラヴィオルガンの演奏でドキュメントした構成で、中でもハイライトは、ウィリアム・バードの「笛と太鼓」やソレルの「ファンダンゴ」、そしてバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」。ハイビット/ハイサンプリングによる高解像度録音を、最新技術の《HRカッティング》による高音質盤でお聴きいただけます。

CMCD-15131~2 2枚目は『ふらんすplus~岡田博美ライヴ・セレクション 2003-2011』(CMCD-15131~2)です。フランスの作品と、それ以外の国の作品とを組み合わせることで、フランス音楽の個性をより際立たせ、深く味わうことができるようにと、岡田博美自らの選曲により全10回のシリーズではじまったリサイタル『ふらんすplus』。その最終回を開催する今年、過去9回のリサイタルから自身で選曲したライヴ・ベスト盤をコンピレーションしました。ライヴ録音とは思えぬ岡田博美の完璧なピアニズム。フランス音楽を存分に堪能できる必聴盤です。
 なお、『岡田博美 ピアノ・リサイタル ふらんすplus2012』最終回は今年の10月11日(木)に東京文化会館 小ホールにて開催されます。チケットは明日6月26日よりカメラータ・トウキョウ(03-5790-5560)ほかプレイガイドで発売開始です。詳しくはコンサート情報のページをご覧ください。

2012年4月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2012 年 4 月 25 日 水曜日

 カメラータの5月新譜(4月25日発売)は2タイトルです。

CMCD-28256 1タイトル目は『シューベルト:ピアノ・ソナタ D.850&さすらい人幻想曲/高橋アキ』(CMCD-28256)です。高橋アキによるシューベルト・シリーズ第3弾がついに完成しました。本アルバムでは難曲「さすらい人幻想曲」、そして大曲「ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D.850」を収録。「さすらい人幻想曲」は、その難しさゆえにシューベルト自身もあるとき途中で弾けなくなり「こんな曲は悪魔にでも弾かせろ!」と叫んだ、という逸話が残されています。この2つの大曲を、高橋アキは音楽と一体となりながら演奏し、作品への深い理解と共感をもってあらたなシューベルトの世界を提示しています。
 24 bit/176.4 kHzによる高解像度マスター音源をダイレクトにカッティングする最新技術《HRカッティング》による超高音質盤としても要注目のタイトルです。

CMCD-28257 2タイトル目は『一柳 慧:交響曲 第8番─リヴェレーション2011 室内オーケストラ版』(CMCD-28257)です。作曲家、一柳慧の新作であり、東日本大震災を機に創作された交響曲第8番「リヴェレーション2011」。一柳は「西欧文明の普及によって葬り去られ、忘れられつつある古来からの特異性の上に育まれてきた日本固有の考え方や、生きるための知恵や経験を、これからどう受け継ぎ、再生させてゆけるか」、と自問しながら書き上げたと語っています。自然、文明、人間の共存を考えさせる黙示録(リヴェレーション)的作品により、一柳慧の新しい音楽的境地が開かれます。