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弊社録音エンジニア高島靖久、宮田基樹が日本プロ音楽録音賞受賞!

2013 年 12 月 17 日 火曜日

去る2013年12月6日、「第20回日本プロ音楽録音賞」の授賞式が開催され、弊社録音エンジニアの高島靖久と宮田基樹が、「2chパッケージメディア クラシック」部門優秀賞の受賞者となりました。

「第20回日本プロ音楽録音賞」受賞作品一覧はこちら

対象となった録音作品は、ボリス・ベクテレフ(ピアノ)の演奏によるスクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 作品2-1で、CDアルバム『スクリャービン:練習曲全集/ボリス・ベクテレフ』(CMCD-28281)に収録されています。当アルバムでは、高島が録音を、宮田が編集を担当しています。

「日本プロ音楽録音賞」は、音楽とオーディオ文化の向上に努める録音エンジニアの感性と技術にスポットライトを当てるもので、毎年開催されています。
受賞作となった「スクリャービン:練習曲」を収録したアルバムは、日本プロ音楽録音賞を賛助している『レコード芸術』誌の中沢十志幸編集長の推薦を受け、エントリーしたものです。
同賞の副審査委員長を務める高田英男氏の講評によれば「この録音は、ワン・ポイントです。ワン・ポイント録音は非常にシンプルですが、実は大変むずかしい。直接音と間接音のバランスをちょうどうまくとって、ポイントを決めて録音していくのですが、(受賞作の録音は)非常に余裕のある音で、安定した低域の解像力もあって、本当に音楽の深さを感じる音づくりになっていると感じました。録音技術が素晴らしい、ということも当然ですが、(エンジニアが)楽曲への理解、時代背景、演奏している方の思い、ホールの音響空間など、ひとつひとつのものを大変深い造詣をもって判断されており、結果としてこのような素晴らしいサウンドができるのではないかと感じました。」と、たいへん高い評価をいただきました。
なお、このアルバムは、24bit/176.4kHzのハイビット・ハイサンプリングで収録されていますが、クリプトンHQMストアより、この高音質音楽データ(HQMD-10036)も配信されておりますので、この機会にCDと合わせ、ぜひお楽しみください。

[受賞の言葉]
この度はご選考いただき、誠にありがとうございます。ソロ・ピアノの録音は最も難しい録音の一つだと常々感じています。特にクラシック音楽でのピアノ作品は楽器が確立されたバッハやモーツァルトの時代から現代に至るまで多くの作曲家がピアノの可能性を追求し続け、作品に残してきました。ピアノという楽器もそうした作品と共に発展してきた楽器だと思います。曲ごとに音色の作り方が重要で、タッチ、音の伸び、倍音の響き、直接音と反射音のバランスなど、毎回試行錯誤の連続です。
この作品は、イタリアの教会でファツィオーリ(FAZIOLI)というイタリア製のピアノで録音しました。ピアノは楽器ごとに音のバランスも音色も異なりますが、特にメーカーが変わると設計構造が異なるので、マイクのセッティング・ポイントも大きく変わります。曲を理解し、色々な音色が重なり合う音場空間で伝えたい音を捕まえることがエンジニアの重要な仕事の一つと思って現在も経験を重ねているところです。
今回の受賞は目指して来た方向が間違いではなかったと言う自信に繋がるものになりました。審査委員の皆様、現地スタッフの皆様、CD製作関連会社の皆様、そして素晴らしい音楽を奏でていただいた巨匠ベクテレフ氏に感謝申し上げます。
株式会社カメラータ・トウキョウ 高島靖久

弊社録音エンジニア 高島靖久が日本プロ音楽録音賞を受賞!

2012 年 12 月 14 日 金曜日

去る2012年12月6日、「第19回日本プロ音楽録音賞」の授賞式が開催され、弊社録音エンジニアの高島靖久が、今回より新設された「2chオーディオ・ファイル賞」の初の受賞者となりました。

「第19回日本プロ音楽録音賞」受賞作品一覧はこちら

対象となった録音作品は、クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)の演奏によるJ. S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(176.4kHz/24bit/WAV)で、現在クリプトンHQMストアにて配信中のアルバム『クラヴィオルガン・ワンダーランド』(HQMD-10028)に収録されています。

HQMストアでの配信ページはこちら

「日本プロ音楽録音賞」は、音楽とオーディオ文化の向上に努める録音エンジニアの感性と技術にスポットライトを当てるもので、毎年開催されています。同賞運営委員会副委員長の高田英男氏によれば、「2chオーディオ・ファイル部門」は、「ハイレゾ音楽による音楽配信、およびDVD、USBメディアを使った高音質の音楽ビジネスがここに来て急速に動きを見せている中、配信やUSBなどで提供されるハイレゾ音源、ファイル音源を審査対象とすることに決め、今回より同賞が新設された」とのことです。
受賞作となった「トッカータとフーガ」の録音は、高田氏の講評によれば「繊細なチェンバロ、荘厳なオルガン、アコースティックサウンド。見事だなと思いました。チェンバロという楽器は、皆さんたいへん繊細な音と思っているのですが、実際は弦を弾く音も入り、非常に強い音がして、なかなか繊細に録音するのが難しい楽器です。高島さんは本当にたくさんのホールでレコーディングを経験されており、またスタジオでアコースティック録音もされていて、彼のノウハウ、すばらしい技術により、すばらしい音響空間が作られていると感じました。ハイレゾならではの、広い周波数帯域、高解像力、本当に艶があるということで、やはりハイレゾ音源はとても新しい魅力があるなと非常に感じた作品です」と、たいへん高い評価を頂戴しました。
この機会に、高音質の音楽配信音源を、ぜひお聴ください。

[受賞の言葉]
この度の受賞は、大変嬉しく思います。2chオーディオ・ファイル部門を新設していただいたことも、将来、より高音質を目指す励みになると思います。選考委員の方々には感謝申し上げます。
今回の受賞は私一人によるものではなく、特にアーティストとの協力が不可欠でした。16世紀には実在したチェンバロとパイプオルガンを合体させたこのクラヴィオルガンという楽器は、広い周波数帯域と管楽器と撥弦楽器の表現力を兼ね備え、2000年に復元されて以来、レコーディングの度にマイクアレンジや楽器の改良等を重ね、さらにハイサンプリング録音により、楽器本来のピュアサウンドが実現できました。演奏家との長年に渡る信頼関係もまた、今回の受賞作に繋がった結果と感じています。
音楽の録音エンジニアの仕事はあくまで裏方ではありますが、単なる音の記録ではなく、作曲家、プロデューサーの意図、そしてアーティストの表現を余さず聴衆に伝える代弁者であり、エンジニア自身も表現者でなければと感じています。それはクラシック音楽以外のジャンルでも同様かと思います。エジソンが録音技術を発明する以前は、生演奏で1度しか聴けなかった音楽が現代では無限の聴衆に何回でも伝えることができるようになり、それゆえ、録音エンジニアの感性がより問われていると思います。今回の受賞は私にとって、今後に向けてのより一層の励みとなりました。重ねて感謝申し上げます。
株式会社カメラータ・トウキョウ 高島靖久