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桑原志織のデビュー盤が『レコード芸術ONLINE』推薦盤に

2025 年 6 月 16 日 月曜日

CDT-11233月10日に発売された桑原志織のデビュー盤、『桑原志織 ピアノ・リサイタル ブラームス・シューベルト・リスト〈ライヴ盤〉』(CDT-1123)が、『レコード芸術ONLINE』(2025年6月号)で【推薦盤】に選出されました。

レヴューでは飯田有抄氏から、「とてつもないリスト作品の録音が生み出された。(中略)筆者はこの公演に出席していないのだが、このアルバムを聴いて『なぜ行けなかったのだろう』と心の底から悔やまれた。(中略)おそらく彼女の見ている世界は『ピアノ音楽』の規模ではない。リストの描く壮大な物語、巨大な音楽的建造物を、リストに近い視点から見つめ、たまたま目の前にあるピアノで表現してみせている——そう思わせてくれる演奏なのだ。録音でそれを感じさせてくれるのだから、稀有な才能であることは間違いない。」等と評されました。

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西村朗の最新盤が『レコード芸術ONLINE』推薦盤に

2025 年 3 月 25 日 火曜日

CMCD-283931月25日に発売された西村朗の最新盤、かいかい/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】』(CMCD-28393)が、『レコード芸術ONLINE』(2025年3月号)で【推薦盤】に選出されました。

レヴューでは白石美雪氏から、「晩年とはいえ、60代終わりの日々である。西村らしい重厚な響きがたぎる。胸中に去来する想いがおびただしい数の音符にひしめいているようだ。」「21世紀になって西村の作品には一種の死生観が現れ始めたが、道元禅師の「華開世界起」から受けたイメージによるこの曲(華開世界)では、世界が華開し続けているというめくるめく感覚が余すところなく表現されている」「『神秘的合一』は絶筆となったピアノ協奏曲。パルスを刻む小菅優のクリアな響きが心身に刺さる感覚で鮮烈だ。」等と評されました。

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藍川由美の最新盤が『レコード芸術ONLINE』推薦盤に

2024 年 10 月 22 日 火曜日

CMDV-000025月31日に発売された藍川由美の最新版『伊福部昭 ラスト インタヴュー(2003.5.14)/藍川由美 編』(CMDV-00002)が、『レコード芸術ONLINE』(2024年10月号)で【推薦盤】に選出されました。

レヴューでは山野雄大氏から、「札幌時代の若き日の伊福部を知る人(伊福部の最初の弟子である眞柳潔氏)の問いに応えて、往年の内外の作曲家たちの話題、北海道時代の昔話や近況まで、徒然なるままに語る様子は、熱心なファンにとって近しい臨場感が嬉しかろう。」「(「蒼鷺」、「摩周湖」のライヴ映像は)共演陣の響かせる濃く豊かな音色表現と響き合う、空気を深く揺るがすような(藍川由美の)ソプラノ独唱、その表現の気迫にうたれる。」「52頁に及ぶ充実したブックレットも本盤の意義を決定づける。(中略)読み込むにつれ、演奏の味わいも深まる一冊として、愛好家は逃さず手元に置くべきだろう。」等と評されました。

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『レコード芸術』『Stereo』でヴァシャヘーリのアルバムが紹介されました

2021 年 9 月 17 日 金曜日

CMCD-250467月31日に発売された『ゲオルク・ヴァシャヘーリ/バルトーク・リサイタル』(CMCD-25046)が、『レコード芸術』誌最新刊(2021年10月号)の再発売盤レヴューコーナーで紹介されました。

レヴューでは柴田龍一氏から、「彼がバルトーク特有のリズム感に体質的な親近感を高度に示していることは、注目に値する聴きどころであり、作曲者直伝のリアリティが聴き手をしびれさせる。そうした妙味は、リズミックなパッセージで特に顕著に発揮されている。」と評され、推薦盤に選出されました。

同アルバムは「モダン・サウンド・プロダクツ」コーナーでも試聴盤として選出され、「とても興味深い演奏。リズムも面白いし、テンポもルバートしていくところの表情の付け方がとてもユニーク。」(吉井亜彦氏)、「単にリズムの際立たせ方が個性的というのではなく、音楽としての躍動感がある。」(山之内正氏)と評されました。

また同アルバムは『Stereo』誌最新刊(2021年10月号)の「今月の優秀録音盤」でも取りあげられ、福田雅光氏から、「1曲目を聴くと重厚にして活動力のある旋律に引きつけられた。いかにもバルトークらしい記憶の回路に伝わり、その音の内容がコントラストのしっかりした明確な力で大変解像力に優れ、SN比も高いことに興味を持つ。(中略)アナログ全盛時代の優秀録音が復活。」と、オーディオ的な観点からも評価されました。