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「ツェムリンスキー&モール:チェロ・ソナタ/ヴァルガ、ヒンターフーバー」と「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ/シュタルケル」が、読売新聞にて紹介されました

2013 年 8 月 16 日 金曜日

 8月15日発刊の読売新聞夕刊にて、7月25日発売のツェムリンスキー&モール:チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ、クリストファー・ヒンターフーバーを「ヴァルガが持ち前の豊かな音色を生かし、叙情性に富むしなやかな表現を展開。ヒンターフーバーはひきしまった好演で応じる」と、またコダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ 他/ヤーノシュ・シュタルケルを「技巧的で情感に満ちた作品を円熟の妙技で奏でている」とご紹介いただきました。

2013年7月25日新譜のご案内[クラシック/CD&DVD]

2013 年 7 月 25 日 木曜日

カメラータの8月新譜(7月25日発売)のCD 4タイトル、DVD 1タイトルの全5タイトルです。

CMCD-28286 1枚目は『ツェムリンスキー&モール:チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ、クリストファー・ヒンターフーバー』(CMCD-28286)です。
デュオとしてたびたびコンサートや録音で共演を重ねるウィーン・フィルの首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガと、世界各国で高い評価を受けるピアニスト、クリストファー・ヒンターフーバーが満を持してリリースするアルバムです。ツェムリンスキーのチェロ・ソナタに加え、ブルックナーに作曲を学んだ経歴をもち、楽器製作者としても活躍したハンガリー出身の知られざる作曲家、エマヌエル・モールの作品を収録。ウィーンの“今”を体感させる必聴盤です。

CMCD-28284 2枚目は『ブラームス:ヴィオラ・ソナタ全集/トビアス・リー』(CMCD-28284)です。
ウィーン・フィルが誇る名ヴィオラ奏者、トビアス・リー。室内楽の分野では数多くの名演をカメラータに録音している彼がリリースする待望のソロ・アルバムです。共演はアンゲリカ・キルヒシュラーガーらの伴奏者として活躍している夫人のアラベラ・コルテシ・リー。ブラームス自身によるクラリネット・ソナタの編曲版であり、重要なレパートリーとして演奏される機会も多い2つの名作ヴィオラ・ソナタを、卓越した技術と息の合ったアンサンブルで奏でます。

CMCD-28282 3枚目は『東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第1集/虹の体【西村 朗 作品集 15】』(CMCD-28282)です。
国際的にきわめて高い評価を受けているヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団「東京シンフォニエッタ」(音楽監督/指揮/クラリネット:板倉康明)による、西村朗作品集の第1弾です。東京シンフォニエッタのパリ公演のために書かれた表題作「虹の体」や「オルゴン」などの室内オーケストラ作品、板倉のクラリネットによる「微睡III」「水のオーラ」、2台のヴァイオリンのための「ラティ」を収録。日本作曲界の代表的存在である西村朗が、60歳を迎える2013年に放つアルバム第1弾は、彼の新境地を示す内容となっています。

CMCD-20201 4枚目は『コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ 他/ヤーノシュ・シュタルケル』(CMCD-20201)です。
2013年4月に逝去した巨匠、ヤーノシュ・シュタルケル。彼が1970年代に日本ビクターよりリリースした名盤を追悼盤として復刻しました。シュタルケルがスターへと登りつめるきっかけとなったコーダイ:無伴奏チェロ・ソナタ。同曲を収録した数多くの名盤を遺した彼が、初めて挑んだステレオ録音盤であり、それまでは一部をカットして演奏していた第2楽章を完全収録しました。
カップリングはボタームント=シュタルケル編曲による「パガニーニの主題による変奏曲」を収録。さらに当ディスクでは、LPには未収録だった同曲(抜粋)の未発表テイクをボーナストラックとして追加収録しました。

CMDV-00001 5枚目は『栗本尊子コンサート in ヤマハホール』(DVDビデオ:CMDV-00001)です。
今年(2013年)、93歳を迎えたメゾ・ソプラノ歌手の栗本尊子。彼女が2012年7月に東京のヤマハホールにて開催したリサイタルの模様をDVDビデオ化しました。故・畑中良輔氏が「栗本尊子の声は、日本音楽界の奇蹟です!」と称えた歌声は、90歳を過ぎた今も健在です。演奏以外にも演出家の栗山昌良、ピアノ伴奏の皆川純一らゲストを迎えてのトークも特典映像として収録しました。集まった満席の聴衆を魅了した“奇蹟の歌”を映像でお楽しみください。

ヴォルフガング・シュルツ追悼盤とトーマス・インデアミューレ「クープラン:諸国の人々」が朝日新聞にて紹介されました

2013 年 7 月 10 日 水曜日
 7月8日発刊の朝日新聞夕刊、「続く名演奏家の訃報 残されたCDで追悼」の記事では、音楽評論家の諸石幸生氏がヴォルフガング・サヴァリッシュ、ヤーノシュ・シュタルケル、ヴォルフガング・シュルツ等、日本での実績が大きく、最近亡くなった演奏家について書かれています。そこで、シュルツ氏について「シュルツは足しげく日本を訪れては、日本のフルート会を刺激し続けたし、ウィーン・フィルの顔としても絶大なる人気を誇っていた。」と、生前の活躍ぶりをしのびつつ、「名演奏家たちは、録音も数多く、CDによって在りし日の姿を振り返ることが容易なのがうれしい(中略)シュルツは昨年最後の録音がリリースされ、近況をしのばせる」とライネッケ、ドップラー、ニールセン:フルート協奏曲集』をご紹介いただいています。
 また、カメラータ・トウキョウでは、1970年代に当時日本ビクターよりLPで発売されていた、シュタルケルの『コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ』他を収録したCDを復刻発売する予定です。

同夕刊にて、6月25日発売の『クープラン:諸国の人々~3声の合奏のソナタと組曲(全曲)/インデアミューレ他』も紹介され、「いかにもロココ調の合奏曲。まさに優雅で色彩豊かな音の供宴」と高評価をいただきました。