多様なジャンルの音楽をピックアップする音楽ウェブメディア『TURN』にて、高橋アキのアルバム、『高橋アキ プレイズ ケージ×フェルドマン via サティ』(CMCD-99087)が紹介されました。
記事は「サティが繋ぐ高橋アキ、ケージ、フェルドマン」と題され、編集者/ライターとして活躍する松村正人氏が、「チープ・イミテーション」を中心としたケージ、フェルドマン、サティ、そして高橋アキとのリンクを辿ります。ぜひ弊社から発売中のアルバムと合わせてお楽しみください。
多様なジャンルの音楽をピックアップする音楽ウェブメディア『TURN』にて、高橋アキのアルバム、『高橋アキ プレイズ ケージ×フェルドマン via サティ』(CMCD-99087)が紹介されました。
記事は「サティが繋ぐ高橋アキ、ケージ、フェルドマン」と題され、編集者/ライターとして活躍する松村正人氏が、「チープ・イミテーション」を中心としたケージ、フェルドマン、サティ、そして高橋アキとのリンクを辿ります。ぜひ弊社から発売中のアルバムと合わせてお楽しみください。
6月30日に発売された『高橋アキ プレイズ ケージ×フェルドマン via サティ』(CMCD-99087)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年9月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「本CDにはそれ(チープ・イミテーション)を三重奏に編曲したフェルドマン・ヴァージョンが併録されている。これまたさらに輪をかけて思いがけぬ響きの色合いが生まれ、ひとつの音が音の受け渡しであると同時に独立した音でもあるかのような不思議な感触を常に身に受ながら聴くことになる。」と評され、白石美雪氏からは、「静かな音に囲まれていたいときに聴いてほしい音楽だ。作曲家の個性を求め、すべてを作曲家と演奏家の資質に帰するような聴き方ではなく、ただ、聴覚空間に落ち込んでくる音、音型、音色に耳をすまして、浮遊しているような感覚で味わう聴き方が最適である。(中略)ケージの音楽に精通した専門家中の専門家がていねいに作ったアルバムである。」と評されました。
カメラータの7月新譜(6月30日発売)は『高橋アキ プレイズ ケージ×フェルドマン via サティ』(CMCD-99087)です。
「フェルドマン、高橋、サティ、ケージについては《チープ・イミテーション》の編曲が皆を結びつけた。この編曲はこの上ない繊細さを持ち合わせ、互いに深い愛情を抱きあうアーティストたち全員による親密なパーティなのである」
――ジェイムズ・プリチェット(ブックレットより)
エリック・サティを敬愛しその影響を受け、相互に触発しあった2人の作曲家と高橋アキ。モートン・フェルドマンより編曲作品の献呈を受けた高橋のピアノによる、世界初録音を含む貴重なジョン・ケージ作品集です。ブックレットには、ジェイムズ・プリチェットによる解説、高橋が1980年のケージ、フェルドマンとの日々を綴ったエッセイも収録しました。
本日(8月22日)発刊の朝日新聞夕刊で、高橋アキのインタビューと共に、最新アルバムの『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために』(CMCD-99086)が紹介されました。
2007年に録音されたものの、諸事情により日の目を見ることのなかった同アルバムが発売に至った経緯や、「聴く人の意識の深層にまで入ってくる。こういう音楽はそれまで存在した事がなかった。推理小説に没入するようで、あるいは永遠へとつながっていくようで。弾き終わるのが怖くなる」といった高橋アキのコメントも印象的な記事となっています。
5月31日に発売されたCD『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために/高橋アキ』(CMCD-99086)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2019年8月号)で【特選盤】に選出されました。
誌面では長木誠司氏から、「こことあそこに関連があるから、といった聴き方を常に白紙に近く無効化し、どうやって聴けばよいのかという不断の問いを差し出しながら、宙吊りにされた回答のなかで、音楽は引きずるものなどないままにきらりとしたタッチでただただ進んで行く。美しい演奏だ」と評され、白石美雪氏からは、「作曲家の意識と聴き手の意識が音を介して溶け合う感覚を覚えるのは、高橋アキのレアリゼーションがあってのことだ。どうしてこれほど絶妙なタッチと強弱法で、1時間を超える演奏を律することができるのか。その技術と精神力には脱帽だ」と評されました。
『レコード芸術』最新刊(2019年7月号)の「先取り! 最新盤レヴュー」のコーナーにて、高橋アキの最新盤、『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために』(CMCD-99086)が取り上げられました。
誌面では矢澤孝樹氏から、「高橋アキは『驚異の鏡』である。演奏家の恣意を捨象しつつ、限りなく完璧な再現/再創造で作品の意図を映し出すことができる。フェルドマンのような音楽に求められる、演奏者が恣意を取り去って臨み、かつその恐るべき時間と空間の拡張を表現する上で、かくもふさわしい弾き手がいるだろうか」等と評されました。
カメラータの6月新譜(5月31日発売)は『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために/高橋アキ』(CMCD-99086)です。
フェルドマン=高橋アキの「音=沈黙」はわたしたちのイマジナリーの連鎖をどこまでも広げてゆく、いわば奥深い宇宙力を秘めている。
――喜多尾道冬(ブックレットより)
聴く者に人生観、世界観までも一変させるほどの感銘を与え、初演時には、作曲家自身の心をも深く動かした、高橋アキによるフェルドマン晩年の宇宙的大作「バニータ・マーカスのために」。長くその存在が知られていた高橋によるセッション録音が、ついにリリース! ブックレットには、喜多尾道冬、ジェイムズ・プリチェットによる解説、高橋が初演時のエピソードを綴ったエッセイも収録しました。
カメラータの7月新譜(6月24日発売)は『ピアノ・トランスフィギュレーション/高橋アキ』(CMCD-15145〜6)です。
作品の本質を浮かび上がらせる真摯な演奏で、現代の錚々たる作曲家たちから絶大なる信頼を得ている高橋アキ。尹伊桑が高橋をイメージして作曲、曲名に頭文字Aを冠して献呈した作品、湯浅譲二が彼女のリサイタルのために書いた作品、モートン・フェルドマンの音楽観に直接触れ、ピアノに向かいともに弾き方を考えた作品など、高橋がその創作に深く関わった6人の作曲家のピアノ作品を収録。楽譜未出版の松平頼則作品、夫・秋山邦晴のために書かれた松平頼暁作品等の貴重な音源に加え、作曲家・作品のエピソードを高橋が記したライナー・ノーツも資料的価値の高いものとなっています。