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2013年8月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2013 年 7 月 29 日 月曜日

HQMD-10033 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。第87回配信が7月27日より開始されました。
 今回は『ヴィヴァルディ:四季/フランチェスキーニ,ブリツィ,イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』です。鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャが新たな解釈で挑むヴィヴァルディの名曲「四季」。ヴァイオリン・ソロを担当するのは、アンサンブルのリーダー、パオロ・フランチェスキーニ。イ・ムジチ合奏団の名手、ピーナ・カルミレッリの愛弟子である彼が、師から引き継いだ銘器を存分に聴かせます。リアリゼーションを担当するのはブリツィ。オルガンとチェンバロの複合楽器クラヴィオルガンや効果音も交えた革新的演奏で、名曲の新たな魅力を引き出しています。
 演奏者、録音関係者が一丸となって「最高」を目指し、バロック音楽録音の新時代到来を告げる新たな名盤が誕生しました。

★最高の録音技術で挑んだ名曲「四季」の新たな演奏! バロック録音の新時代が今、到来!

『ヴィヴァルディ:四季/フランチェスキーニ,ブリツィ,イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』

●曲目:
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」
 第1番 ホ長調 作品8-1 RV269 「春」/第2番 ト短調 作品8-2 RV315 「夏」
 第3番 ヘ長調 作品8-3 RV293 「秋」/第4番 ヘ短調 作品8-4 RV297 「冬」

●演奏者:
 パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
 クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン/リアリゼーション)
 リンダ・ディ・カルロ(オルガン/チェンバロ)/イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
●録音:2012年10月/イタリア
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/96kHz or 192kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10033(2013年7月27日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

弊社録音エンジニア 高島靖久が日本プロ音楽録音賞を受賞!

2012 年 12 月 14 日 金曜日

去る2012年12月6日、「第19回日本プロ音楽録音賞」の授賞式が開催され、弊社録音エンジニアの高島靖久が、今回より新設された「2chオーディオ・ファイル賞」の初の受賞者となりました。

「第19回日本プロ音楽録音賞」受賞作品一覧はこちら

対象となった録音作品は、クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)の演奏によるJ. S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(176.4kHz/24bit/WAV)で、現在クリプトンHQMストアにて配信中のアルバム『クラヴィオルガン・ワンダーランド』(HQMD-10028)に収録されています。

HQMストアでの配信ページはこちら

「日本プロ音楽録音賞」は、音楽とオーディオ文化の向上に努める録音エンジニアの感性と技術にスポットライトを当てるもので、毎年開催されています。同賞運営委員会副委員長の高田英男氏によれば、「2chオーディオ・ファイル部門」は、「ハイレゾ音楽による音楽配信、およびDVD、USBメディアを使った高音質の音楽ビジネスがここに来て急速に動きを見せている中、配信やUSBなどで提供されるハイレゾ音源、ファイル音源を審査対象とすることに決め、今回より同賞が新設された」とのことです。
受賞作となった「トッカータとフーガ」の録音は、高田氏の講評によれば「繊細なチェンバロ、荘厳なオルガン、アコースティックサウンド。見事だなと思いました。チェンバロという楽器は、皆さんたいへん繊細な音と思っているのですが、実際は弦を弾く音も入り、非常に強い音がして、なかなか繊細に録音するのが難しい楽器です。高島さんは本当にたくさんのホールでレコーディングを経験されており、またスタジオでアコースティック録音もされていて、彼のノウハウ、すばらしい技術により、すばらしい音響空間が作られていると感じました。ハイレゾならではの、広い周波数帯域、高解像力、本当に艶があるということで、やはりハイレゾ音源はとても新しい魅力があるなと非常に感じた作品です」と、たいへん高い評価を頂戴しました。
この機会に、高音質の音楽配信音源を、ぜひお聴ください。

[受賞の言葉]
この度の受賞は、大変嬉しく思います。2chオーディオ・ファイル部門を新設していただいたことも、将来、より高音質を目指す励みになると思います。選考委員の方々には感謝申し上げます。
今回の受賞は私一人によるものではなく、特にアーティストとの協力が不可欠でした。16世紀には実在したチェンバロとパイプオルガンを合体させたこのクラヴィオルガンという楽器は、広い周波数帯域と管楽器と撥弦楽器の表現力を兼ね備え、2000年に復元されて以来、レコーディングの度にマイクアレンジや楽器の改良等を重ね、さらにハイサンプリング録音により、楽器本来のピュアサウンドが実現できました。演奏家との長年に渡る信頼関係もまた、今回の受賞作に繋がった結果と感じています。
音楽の録音エンジニアの仕事はあくまで裏方ではありますが、単なる音の記録ではなく、作曲家、プロデューサーの意図、そしてアーティストの表現を余さず聴衆に伝える代弁者であり、エンジニア自身も表現者でなければと感じています。それはクラシック音楽以外のジャンルでも同様かと思います。エジソンが録音技術を発明する以前は、生演奏で1度しか聴けなかった音楽が現代では無限の聴衆に何回でも伝えることができるようになり、それゆえ、録音エンジニアの感性がより問われていると思います。今回の受賞は私にとって、今後に向けてのより一層の励みとなりました。重ねて感謝申し上げます。
株式会社カメラータ・トウキョウ 高島靖久

2012年8月新譜のご案内[HQMストア高音質配信]

2012 年 8 月 9 日 木曜日

HQMD-10028 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。第67回配信が8月9日より開始されました。
 今回は『クラヴィオルガン・ワンダーランド/クラウディオ・ブリツィ』です。奇才オルガニスト、クラウディオ・ブリツィ開発した複合楽器、クラヴィオルガンの可能性を極限まで発揮した画期的アルバムです。クープランの「目覚まし時計」からジョン・ブルの「おやすみなさい」までの“1日”を、時間と空間を越え、250年におよぶ鍵盤楽器の歴史をフラッシュバックしながら、想像を超えた多彩な音色で表現した意欲作です。1台の楽器とは到底信じられない様々な響きを、ダイナミックレンジの広い迫力ある録音で捉えた高音質録音。音楽ファンはもちろん、オーディオ・ファンも必聴のアルバム。

★チェンバロとオルガンの画期的複合楽器「クラヴィオルガン」の魅力が満載

『クラヴィオルガン・ワンダーランド/クラウディオ・ブリツィ』

●曲目:
 フランソワ・クープラン: 目覚まし時計(クラヴサン曲集第1巻 第4組曲より)
 作者不詳:フェアファクス卿行進曲
 ウィリアム・バード:笛と太鼓
 アブラハム・ファン・デン・ケルクホーヴェン:ファンタジア
 作者不詳:貴婦人ケアリーのドンプ
 ヨハン・セバスティアン・バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
 いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ BWV734/われらの主キリスト、ヨルダンの川に来られり BWV684/
 いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV659
 ドメニコ・スカルラッティ:ヘ長調の3つのソナタ/ソナタ ニ短調 K89
 アントニオ・ソレル:ファンダンゴ
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ:第7旋法によるティエント/聖母マリアの無原罪の御宿り/
 「聖母マリアの無原罪の御宿り」による3つのグローサ
 ジョン・ブル:ブル博士のおやすみなさい
●演奏者:
 クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
●録音:2004年7月〜2011年6月/イタリア
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/176.4kHz or 88.2kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10028(2012年8月9日配信開始)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

2012年6月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2012 年 6 月 25 日 月曜日

 カメラータの7月新譜(6月25日発売)2タイトルをご紹介いたします。

CMCD-28244 1枚目は『クラヴィオルガン・ワンダーランド/クラウディオ・ブリツィ』(CMCD-28244)です。カメラータからリリースされた多数のアルバムでその認知度を高めてきたチェンバロとオルガンの画期的複合楽器「クラヴィオルガン」。本アルバムはそのクラヴィオルガンを自由自在にあやつる奇才オルガニスト、クラウディオ・ブリツィの最新盤です。クープランの「目覚まし時計」から始まって、ジョン・ブルの「おやすみなさい!」までの1日をクラヴィオルガンの演奏でドキュメントした構成で、中でもハイライトは、ウィリアム・バードの「笛と太鼓」やソレルの「ファンダンゴ」、そしてバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」。ハイビット/ハイサンプリングによる高解像度録音を、最新技術の《HRカッティング》による高音質盤でお聴きいただけます。

CMCD-15131~2 2枚目は『ふらんすplus~岡田博美ライヴ・セレクション 2003-2011』(CMCD-15131~2)です。フランスの作品と、それ以外の国の作品とを組み合わせることで、フランス音楽の個性をより際立たせ、深く味わうことができるようにと、岡田博美自らの選曲により全10回のシリーズではじまったリサイタル『ふらんすplus』。その最終回を開催する今年、過去9回のリサイタルから自身で選曲したライヴ・ベスト盤をコンピレーションしました。ライヴ録音とは思えぬ岡田博美の完璧なピアニズム。フランス音楽を存分に堪能できる必聴盤です。
 なお、『岡田博美 ピアノ・リサイタル ふらんすplus2012』最終回は今年の10月11日(木)に東京文化会館 小ホールにて開催されます。チケットは明日6月26日よりカメラータ・トウキョウ(03-5790-5560)ほかプレイガイドで発売開始です。詳しくはコンサート情報のページをご覧ください。