カメラータの11月新譜(10月25日発売)4タイトルをご紹介いたします。
1枚目は『ハイドン:「皇帝」、ベートーヴェン:「ラズモフスキー第1番」/ウィーン弦楽四重奏団』(CMCD-28278)です。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の代表的弦楽四重奏団のひとつ、ウィーン弦楽四重奏団による待望のニュー・アルバムの登場です。間もなくスタートする来日ツアーを記念し、ウィーンの伝統と歴史が息づく名演奏を存分に聴かせるハイドンの「皇帝」を再録音。そして、2000年に発売され、名演奏として名高いベートーヴェンの「ラズモフスキー第1番」をカップリング。優しさと強さに満ちたすみずみまでウィーンの薫りであふれた必聴盤です。
来日公演のチケットは弊社および各プレイガイドで好評発売中です。詳しくは弊社のコンサートのページをご覧ください。
2枚目は『一柳 慧ピアノ作品集/飯野明日香』(CMCD-28269)です。現代音楽の演奏を中心に活躍する若手ピアニスト、飯野明日香のデビュー盤です。飯野は、ケージ、フェルドマン、ブーレーズ、シュトックハウゼン、一柳 慧、湯浅譲二など、コンテンポラリー作品を得意レパートリーとし、これまでに開催したコンサートでは高い評価を得てきました。まさに満を持してのデビュー盤となります。一柳 慧から絶大な信頼を得ている飯野が、一柳の70年代から今日に至るピアノ作品を収録。美しくクリアな響き、そして高度なテクニックで作品の魅力を存分に披露します。監修には一柳自身を迎え、アルバムの最後に収録された「パガニーニ・パーソナル」では、一柳と飯野による2台ピアノの演奏もお聴きいただけます。まさに一柳 慧ピアノ作品集の決定盤といえるでしょう。
なお、きたる10月30日(火)には東京文化会館 小ホールにて飯野のソロ・リサイタル「LE PARFUM DE FUTUR VOL.11 一柳 慧のピアノ音楽」が開催されます。チケットは弊社他で好評発売中です。詳しくは弊社のコンサートのページをご覧ください。
3枚目は『コダーイ、ゴルトマルク、R.シュトラウス:チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ、フェレンツ・ボーグナー』(CMCD-28266)です。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガによる3枚目のソロ・アルバムです。コダーイ、ゴルトマルクはヴァルガの故郷、ハンガリーの作曲家。故郷へ思いを馳せるような深く暖かい音楽は、聴き手の心を動かします。彼の演奏を絶妙なバランスでサポートするフェレンツ・ボーグナーもヴァルガと同郷のピアニスト。R.シュトラウスのチェロ・ソナタをカップリングし、19世紀末から20世紀初頭の名チェロ・ソナタ集が完成しました。
なお、タマーシュ・ヴァルガは11月下旬から12月上旬にかけて来日、各地で公演を行います。チケットは弊社および各プレイガイドで好評発売中です。詳しくは弊社のコンサートのページをご覧ください。
4枚目は『リヒャルト・レスラー&パウル・ユオン:フルート作品集/ヴォルフガング・ブラインシュミット、アレクサンダー・レスラー』(CMCD-28264)です。作曲家であり、ピアニスト、オルガニストそして音楽教育者でもあったリヒャルト・レスラー。彼の孫でありピアニストとしてヨーロッパを中心に活躍するアレクサンダー・レスラーの手により、祖父リヒャルトの名曲が蘇りました。2012年2月に、ピアノ三重奏曲とヴァイオリン・ソナタを収めたアルバムを発売し注目を浴びましたが、今回はレスラーのフルート作品を収録。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団フルート奏者、ヴォルフガング・ブラインシュミットの技が光ります。ウィーン楽友協会アーカイヴ・ディレクターも推奨する「最深!! だれも知らない? クラシック」の[作曲家編]第2弾の完成です。