レコーディング・ニュース(2012年3月~4月/イタリア4)

●トビアス・リー/ブラームス:ヴィオラ・ソナタ
2012年4月3~5日/ウンベルティーデ(イタリア)
【曲目】
ヨハネス・ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番へ短調、同第2番変ホ長調

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ヴィオラ奏者、トビアス・リーは、永年の夢だったブラームスの2曲のヴィオラ・ソナタのイタリア録音に臨みました。共演は、キルシュラーガーの歌の伴奏などで活躍している奥様でピアニストのアラベラ・リー。


 トビアス・リーはオーストラリア人で、最初のキャリアはミラノのスカラ座のソロ・ヴィオラ奏者。ムーティに気に入られて、ウィーンへ行くように強く薦められ、ウィーンで改めてフューリンガーに就いてウィーンのシューレを学び、後にウィーン国立歌劇場のソロ・ヴィオラ奏者のオーディションに受かったという変り種。カメラータへの録音は、ブルックナーの弦楽五重奏の日本でのレコーディングに初めて参加し、以来、フィルハーモニカーの室内楽といえば、ヴィオラは彼が私の最優先の選択です。
 ブラームスの室内楽曲の全集を目論んでいる我々にとって、今回のトビアス・リーでの2曲のヴィオラ・ソナタは大切なプログラムであり、イタリアに友人も多い2人にわざわざイタリアに来てもらっての録音となりました。
 ピアノはファツィオーリのグランドピアノF278を使用しています。

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