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2021 年 4 月 20 日 火曜日
2月に発売されたザビエル・ラックの最新作、『フルート・ソナタの旅/ザビエル・ラック』(CMCD-28379)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年5月号)で【準特選盤】に選出されました。
誌面では大木正純氏から、「楽器の組み合わせといい、8分程度の曲の中でピッコロやアルト・フルートなどをめまぐるしく持ち替えることといい、さらには技法的にもセリーを用いるなど、アルバムの中でもことさらに異色の存在となっている(ラウタヴァーラ)」と評され、中村孝義氏からは、「しかしこのアルバムの最高の聴きものは、やはり最後に収められたプロコフィエフのソナタ。闊達な技巧を遺憾なく駆使するとともに、これまでの曲では少し抑え気味であった華やかな音色も一気に開放して、実に流麗な流れの中に、この作曲家の怜悧な感触を持った音楽の質を実に見事に引き出している」と評されました。
同アルバムは『音楽現代』誌の最新刊(2021年5月号)でも【推薦】に選出され、茂木一衞氏から「ヴァラエティに富むプログラム。支える東条慧(ヴィオラ)、福井麻衣(ハープ)、猪居亜美(ギター)、岡本知也(ピアノ)の共演も、それぞれにフルートとよく息が合っていて、多様性を越えた見事なパフォーマンスである」と評されました。
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2021 年 2 月 22 日 月曜日
1月11日に発売された川島基のアルバム『バッハ・ブラームス・ベートーヴェン/川島基』(CDT-1112~3)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2021年3月号)で【準特選盤】に選出されました。
誌面では濱田滋郎氏から、「(ハンマークラヴィーアは)気負いを見せたり、恣意的に己を主張したりすることがいっさいない。演奏は常に端麗そのもので、音楽それ自体の姿を映し出すことに専心している。」と評され、那須田務氏からは、「(同作品は)冒頭の和音から力強くて精度が高く、技術的なキレ味が抜群で曲想や情感の推移が理論的かつ明快。(中略)今後の活躍が期待される逸材の登場を祝したい。」と評されました。
タグ:レコード芸術, 川島基, 準特選盤
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2020 年 6 月 19 日 金曜日
4月25日に発売されたCD『ラッパは鳴り響き/ハインリヒ・ブルックナー』(CMCD-28369)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2020年7月号)で【準特選盤】に選出されました。
誌面では岡部真一郎氏から、「(L.モーツァルトの協奏曲は)アダージョ楽章の歌はもとより、アレグロの輝かしさこそ、このトランペット奏者の美質の結晶とも見える。(他の作品も)ブルックナーは持てるものを存分に発揮し、表現の幅、奥行きを聴き手に印象付けている。」と評され、相場ひろ氏からは、「朗々とした音色の持ち主であるブルックナーは。単純に音色を誇るでなく、硬軟の交替をよく音に盛り込んで、変化に富んだ独奏を聴かせてくれる。」と評されました。
タグ:ハインリヒ・ブルックナー, レコード芸術, 準特選盤
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2019 年 3 月 20 日 水曜日
1月31日に発売されたCD『J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲/岡田博美』(CMCD-15149〜50)が『レコード芸術』誌の最新刊(2019年4月号)で【準特選盤】に選出されました。
誌面では濱田滋郎氏から、「このディスクは、その完成度のみならず魅力においても、グールドのそれを凌ぐ、と思う類稀なものである。(中略)音符のうしろに、バッハその人の感に堪えた面差しが見えるかのようだ。(中略)ともかく、これは名演中の名演である」と絶賛され、那須田務氏から、「(アリアは)磨き上げられた美しいタッチで、一つ一つの音や音型やフレーズを丁寧に慈しむように奏でられている」と評価されました。
タグ:レコード芸術, 岡田博美, 準特選盤
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2018 年 9 月 20 日 木曜日
8月に発売されたCD、『ラフマニノフ:トロンボーン・ソナタ 作品19(原曲:チェロ・ソナタ)/バウスフィールド』(CMCD-28358)と『西村朗 四神/インデアミューレ&いずみシンフォニエッタ大阪【西村 朗 作品集 18】』(CMCD-28359)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2018年10月号)で【特選盤】に、『夕映えの中に─シューベルト歌曲集/日野妙果』(CMCD-28360)が【準特選盤】に選出されました。
『ラフマニノフ:トロンボーン・ソナタ 作品19』は、佐伯茂樹氏から「(バウスフィールドの多種多様な)技巧が音楽表現の必然として用いられている点は高く評価したい。レガートの美しさも含めて、トロンボーンという楽器の可能性を知ることができる1枚である」と評され、後藤洋氏からは「技術の完璧さと、他のどの楽器とも違うトロンボーンとしての音楽表現の徹底に唖然とするばかりで、オリジナルが何の楽器のための作品かはどうでもよくなってしまう」と評されました。
『西村朗 四神』は、長木誠司氏から、「(四神は)西村ワールド炸裂というところだが、インデアミューレの巧みなアーティキュレーション、グリッサンドや微分音を用いた妖艶な音の揺れ、闊達なフィンガリング等々、類い稀な技術なくしてはありえなかった作品であろう」と評され、白石美雪氏からは「(〈リンカネイション〉の〈めざめ〉は)「新古今和歌集」からの2音を用いたソプラノの独唱が入り、歌詞の間はヴォカリーズでつなぐ。声はオーケストラの響きの上で、見事に輝かせている。太田真紀の明瞭な発音もあって、日本語が聴きとりやすい」と評されました。
『夕映えの中に─シューベルト歌曲集』は、堀内修氏から「詞がとてもわかり易い。というより歌が歌われている詞の内容を届けようと歌われているので、どの歌もつい耳を傾け、放っておいたら相づちを打ったり首を振ったりしながら、聞き入ってしまいそうになる」と評され、城所孝吉氏からは「歌には独特の暖かみと親近感が溢れている。(中略)歌い込んできた経緯がはっきりと分かり、『自分の歌』になっているところが素晴らしい。(中略)全21曲を聴き続けることは、筆者にとっても喜びだった」と評されました
タグ:いずみシンフォニエッタ大阪, イアン・バウスフィールド, トーマス・インデアミューレ, レコード芸術, 太田真紀, 小林道夫, 日野妙果, 準特選盤, 特選盤, 西村朗, 音楽の友
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