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2024年2月10日新譜のご案内[クラシック/CD]

2024 年 2 月 9 日 金曜日

CDT-1118カメラータの2月新譜(2月10日発売)は『佐藤眞 デビュー60周年記念 管弦楽作品演奏会』(CDT-1118)です。

さまざまな分野で目覚ましい創作活動を行ってきた作曲家、佐藤眞が、管弦楽作品生活60年を振り返り、代表作4曲を採り上げた『佐藤眞 管弦楽作品演奏会』(2022年9月8日/東京オペラシティ コンサートホール)を完全収録したアルバムです。
ソリストにヨーロッパを中心に活躍するピアニスト永野英樹を迎え、下野竜也指揮/東京交響楽団が、佐藤の「高い作曲の技術と意思の力による強靭な持続の音楽」を好演しています。

2014年9月25日新譜のご案内[クラシック/CD]

2014 年 9 月 25 日 木曜日

 カメラータの10月新譜(9月25日発売)は2タイトルです。

 1タイトル目はCMCD-99083〜4『池辺晋一郎:交響曲第8番&第9番、ピアノ協奏曲第3番』(CMCD-99083〜4)です。
 1980年代初頭から、「社会」と「個」をテーマに社会的メッセージ性の強い作品を発表してきた池辺晋一郎。『この探求の行方が、あの「東日本大震災」(3・11)で断ち切られた』。『大自然と対峙する時、「個」も「社会」もほとんど無力だ。なのに人間は今、この星を征服したかのような驕りで麻痺しているのではないか。このことに関する思考を交響曲のテーマとしなければ……』。こうして「大自然と人間」という新たな視座もと、池辺が70歳を迎えた2013年に、交響曲第8番、第9番、そしてピアノ協奏曲第3番が誕生しました。舘野泉(ピアノ)、幸田浩子(ソプラノ)、宮本益光(バリトン)らの充実したソリスト陣を迎え、これら3作品の世界初演をライヴ収録した池辺晋一郎の現在を伝える記念碑的アルバム、待望のリリースです。

 2タイトル目はCMCD-28312『アンドレ・ジョリヴェ:フルート作品集/ギゼラ・マシャエキ=ベア、森美加』(CMCD-28312)です。
 (ジョリヴェの作品は)西洋音楽の潮流に囚われないスタイルが特徴で、原始的でどこかエスニックな雰囲気が漂うものが多い。フルートのための作品も例外ではなく、彼が執着した呪文や魔術などをテーマにした霊感溢れる作風で書かれている。フルートという楽器は、洋の東西を問わず、昔から幽霊を連想させる存在として扱われてきた歴史があるので、ジョリヴェはその神秘的で聖なる響きを作品で利用しようとしたに違いない。[佐伯茂樹/曲目解説より]
 故ヴォルフガング・シュルツを師としウィーンを中心に活躍するギゼラ・マシャエキ=ベア(フルート)と、これまでもトリオやデュオでパートナーを務めてきた森美加(ピアノ)が、息のあった完璧なテクニックでジョリヴェの世界をお届けします。表情豊かで楽しいフランセの「ディヴェルティメント」も併せてお楽しみください。