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高橋アキの最新盤が『レコード芸術』特選盤に

2019 年 7 月 22 日 月曜日

CMCD-990865月31日に発売されたCD『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために/高橋アキ』(CMCD-99086)が、『レコード芸術』誌の最新刊(2019年8月号)で【特選盤】に選出されました。

誌面では長木誠司氏から、「こことあそこに関連があるから、といった聴き方を常に白紙に近く無効化し、どうやって聴けばよいのかという不断の問いを差し出しながら、宙吊りにされた回答のなかで、音楽は引きずるものなどないままにきらりとしたタッチでただただ進んで行く。美しい演奏だ」と評され、白石美雪氏からは、「作曲家の意識と聴き手の意識が音を介して溶け合う感覚を覚えるのは、高橋アキのレアリゼーションがあってのことだ。どうしてこれほど絶妙なタッチと強弱法で、1時間を超える演奏を律することができるのか。その技術と精神力には脱帽だ」と評されました。

『レコード芸術』で高橋アキの最新盤が取り上げられました

2019 年 6 月 20 日 木曜日

CMCD-99086『レコード芸術』最新刊(2019年7月号)の「先取り! 最新盤レヴュー」のコーナーにて、高橋アキの最新盤、『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために』(CMCD-99086)が取り上げられました。

誌面では矢澤孝樹氏から、「高橋アキは『驚異の鏡』である。演奏家の恣意を捨象しつつ、限りなく完璧な再現/再創造で作品の意図を映し出すことができる。フェルドマンのような音楽に求められる、演奏者が恣意を取り去って臨み、かつその恐るべき時間と空間の拡張を表現する上で、かくもふさわしい弾き手がいるだろうか」等と評されました。

2019年5月31日新譜のご案内[クラシック/CD]

2019 年 5 月 31 日 金曜日

CMCD-99086カメラータの6月新譜(5月31日発売)は『モートン・フェルドマン:バニータ・マーカスのために/高橋アキ』(CMCD-99086)です。

フェルドマン=高橋アキの「音=沈黙」はわたしたちのイマジナリーの連鎖をどこまでも広げてゆく、いわば奥深い宇宙力を秘めている。
――喜多尾道冬(ブックレットより)

聴く者に人生観、世界観までも一変させるほどの感銘を与え、初演時には、作曲家自身の心をも深く動かした、高橋アキによるフェルドマン晩年の宇宙的大作「バニータ・マーカスのために」。長くその存在が知られていた高橋によるセッション録音が、ついにリリース! ブックレットには、喜多尾道冬、ジェイムズ・プリチェットによる解説、高橋が初演時のエピソードを綴ったエッセイも収録しました。