カメラータの10月新譜(9月24日発売)は2タイトルです。
1タイトル目は『シューベルト:3つのピアノ曲 D.946、幻想曲 D.940〜最晩年のピアノ作品集/高橋アキ』(CMCD-28346)です。
「(高橋アキは)抜群の『間』のとり方で、そこにシューベルトの音楽の真髄である『沈黙』の親密な対話がひそんでいるのを聴きとっていた。今回もその基本に立って、シューベルトのもうひとつの重要なファクターである『歌』に深く迫る」──喜多尾道冬(ブックレットより)
2007年よりスタートした高橋アキのシューベルト・シリーズ第6弾。当盤では、シューベルト最期の年の2作品を中心に、舞曲、変奏曲、歌曲編曲を収録。各作品に通底するシューベルトの本質をとらえ、その「歌」の根幹にふれます。
なお、来たる10月17日(火)、豊洲シビックセンターホールにて「シューベルト+フェルドマン+尹伊桑(生誕100年を記念して) 高橋アキ/ピアノリサイタル2017」が開催されます。当日は本アルバムに収録された「12のドイツ舞曲 D.790」「3つのピアノ曲 D.946」も演奏される予定です。
演奏会の詳細およびチケット等の情報は弊社のコンサートのページをご覧ください。
2タイトル目は『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 作品1/ヘーデンボルク・トリオ』(CMCD-15143〜4)です。
音楽家の両親のもと、ザルツブルクに生まれたヘーデンボルク一家の三兄弟によるピアノ三重奏団、その名もヘーデンボルク・トリオ。正団員としてウィーン・フィルの次代を担うヴァイオリニストの長男:ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクとチェリストの次男:ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク、ピアニストとして活躍する三男:ユリアン・洋・ヘーデンボルクが、2012年に結成したトリオです。待望のデビュー盤は、ベートーヴェンの名作、ピアノ三重奏曲作品1の3曲を収録。音楽一家で育まれた才能きらめく3人が、清新かつ親密で豊かなハーモニーを聴かせています。