カメラータの4月新譜(3月25日発売)は2タイトルです。
1タイトル目は『ブラームス:ピアノ三重奏曲 第2番&第3番/スタンチュール、ヒンク、ドレシャル/ヘーデンボルク・トリオ』(CMCD-28371)です。
ウィーン・フィルの元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクとチェロ首席のフリッツ・ドレシャル、ピアノのジャスミンカ・スタンチュールにより始動した、ブラームス:ピアノ三重奏曲の録音が、遂に完結!
このCDでは、彼らによる第2番と、ヒンクとは師弟関係でもあるウィーン・フィルのヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク(ヴァイオリン)が、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(チェロ)、ユリアン・洋・ヘーデンボルク(ピアノ)の兄弟と結成したヘーデンボルク・トリオによる第3番を収録。ウィーンの伝統が息づく演奏をお楽しみください。ブックレットには、ウィーン楽友協会資料室長オットー・ビーバ博士による解説も収録されています。
2タイトル目は『シューベルト:グラーツ幻想曲/高橋アキ』(CMCD-28372)です。
「…人間疎外が危機的な状況にあるAI時代の今日、200年前に書いたシューベルトの『自己救済』の処方が、現代最先端の正攻法として弾き出されている。その洞察力は現代音楽に通じた彼女[高橋アキ]の共感力があってはじめて生きたものとなっているのも見過ごせない。」──喜多尾道冬(ブックレットより)
2007年よりスタートした高橋アキのシューベルト・シリーズ第7弾。当盤では、近年その魅力が知られはじめている珠玉の名品「グラーツ幻想曲」等も含む選曲で、作曲家の「歌」の深層を聴かせます。