2022年9月18日、作曲家の野田暉行さんが永眠されました。享年82歳でした。
野田暉行さんは1940年、三重県津市生まれ。1959年に東京藝術大学に入学し、作曲を池内友次郎、矢代秋雄、島岡譲、指揮を渡辺暁雄ら各氏に師事。1967年大学院修了後、2007年まで藝大にて教授、副学長、理事等に就き、新実徳英氏、西村朗氏ら多くの後進を育てました。学外でも日本音楽コンクール委員長、全日本学生音楽コンクール委員長等を歴任しました。
手がけた作品はオペラ、交響曲、協奏曲、室内楽、邦楽、合唱曲等多岐にわたり、1997年には国立能楽堂にて能「高山右近」を初演しました。2000年には作曲家の会「21世紀音楽の会」を結成。代表および名誉顧問を務め、作曲家たちに交流や創作の機会をつくるために尽力しました。
弊社スタッフ一同、ここに慎んで哀悼の意を表し、安らかな眠りにつかれますよう、お祈り申し上げます。
[野田暉行 ディスコグラフィー]
●野田暉行:交響曲 第1番(CMCD-50016)
●ピアノ協奏曲(CMCD-50005)
●「庭園にて」/野田暉行 作品集 II(30CM-344)
●モノドラマ〜野田暉行 ピアノ作品集/岡田博美(pf)(CMCD-28016)
※その他の野田作品収録アルバムはこちらをご覧ください。