カメラータの9月新譜(8月25日発売)は2タイトルです。
1タイトル目は『アレス・ワルツァー!/ヒンターフーバー プレイズ ワルツ』(CMCD-28325)です。
「アレス・ワルツァー、皆様ワルツを!」。ウィーンの大舞踏会の開始を告げる有名なこの言葉を冠した本アルバムでは、オーストリアを代表するピアノの名手クリストファー・ヒンターフーバーが、オーストリア/ウィーンに関わりの深い様々な「ダンス音楽」を収録しています。シューベルトのレントラー、J.シュトラウスのワルツやポルカの編曲作品から、ラヴェルによるウィンナ・ワルツへのオマージュまで、華麗なピアニズムを駆使しつつ、親密なダンス音楽の本質を表現しています。
2タイトル目は『テレマン:無伴奏オーボエのための12の幻想曲/トーマス・インデアミューレ』(CMCD-28324)です。
バロックから現代まで、オーボエのレパートリー全般に渡る作品を、完成度の高い演奏でレコーディングし続けているトーマス・インデアミューレ。今回、彼が満を持して臨んだのは、テレマンの名作「12の幻想曲」です。師ハインツ・ホリガーによってオーボエの重要なレパートリーとして定着したこの作品を、インデアミューレは、楽器の概念がもたらす表現上の足枷を一切取り払い、卓越した音楽表現でテレマンの芸術を紡ぎ出しています。
なお、ヒンターフーバーのアルバムは『レコード芸術』誌最新刊(2015年9月号)の「先取り! 最新盤レヴュー」にて、インデアミューレのアルバムは同誌の「New Disc Collection」コーナーにてそれぞれ紹介されていますので、こちらも是非ご覧ください。
タグ: クリストファー・ヒンターフーバー, トーマス・インデアミューレ