カメラータの10月新譜(9月25日発売)は3タイトルです。
1枚目は『ベルカント─クラリネットによるオペラ名アリア集/カール・ライスター』(CMCD-28230)です。
長きにわたりカメラータに幾多の名演奏をのこしてきたクラリネットの巨匠、カール・ライスターのラスト・アルバムの登場です。ライスター自身が名付け、文字どおりオペラの編曲作品を集めて収録した本作には、円熟を極めた巨匠の歌心溢れる至芸がつまっています。ベルリン・フィルを支え、またソリストとしても不動の地位を築いた“キング・オブ・クラリネット”の演奏芸術の集大成にふさわしい必聴盤です。
2枚目は『團伊玖磨:オペラ『夕鶴』(全曲)』(CMCD-20202〜3)です。
「長らく途絶えていた伊藤京子さんの絶唱、オペラ『夕鶴』が、再び世の中に出ることは、心からの喜びです。このディスクは、当時輝かしく生まれた読売日本交響楽団、そして、オペラの指揮者として栄光を築きつつあった、若杉弘さんの指揮と共に、名盤として、一日も早く再び世に出ることが望まれているものでした。」……團伊玖磨(オリジナルCDブックレットより)
1997年にビクターエンタテインメントよりCDが発売されて以来、長らく再発売が望まれていた日本オペラ史に燦然と輝く金字塔、伊藤京子のオペラ『夕鶴』CDが待望の復活! 日本を代表する名歌手たちの熱演をご堪能ください。
3枚目は『メモリー・オブ・ヴォルフガング・シュルツ/ヴォルフガング・シュルツ、アンサンブル・ウィーン=ベルリン 他』(CMCD-28289)です。
2013年3月、惜しまれつつ逝去した世界的フルート奏者、ヴォルフガング・シュルツの追悼盤の第2弾です。煌びやかなフルートの音色と、気心の知れた共演者たちとのアンサンブルで多くの聴衆を魅了した、2011、12年の『草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル』での演奏に加え、中心メンバーとして活動を続けた“アンサンブル・ウィーン=ベルリン”の名手たちと、自身が創設した“カメラータ・シュルツ”の共演による『モーツァルト:協奏交響曲』の国内未発表音源を収録。多くの人々から愛された名手へ想いを馳せる貴重な音楽の記録です。
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