新着レコーディング・ニュース(2008/03-2)

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レコーディング風景 
 「レコーディング・ニュース」
ページに3月上旬〜中旬のウィーン・レコーディングの様子を追加しました。録音場所はウィーンのスタジオ・バウムガルテンです。

 まずは3月6日からのウィーン・ピアノ五重奏団の録音。作品はユゼフ・ノヴァコフスキのピアノ五重奏曲、アントニ・ストルペのピアノ六重奏曲など。二人ともポーランドの作曲家で、親しみのあるメロディーが印象的だそうです。フンメルリースと続いた同団のディスコグラフィーに、また新たなディスクが加わることになります。

 続いて3月9日から、ウィーン・フィルにおける活躍で注目を浴びる若手ヴァイオリニスト、ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクの初録音。内容はカール・チェルニーのヴァイオリンとピアノのデュオの作品集で、ウィーン楽友協会アーカイヴの協力を得て実現した同作品の世界初録音です。ピアノは草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでも度々来日、カメラータからもCDをリリースしているブルーノ・カニーノ。要注目のレコーディングです。

 最後は11日から行われた、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"のレコーディングです。同団はウィーン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブルで、タクトを振るのは5月に来日公演を控えたウィーン弦楽四重奏団のヴィオラ、ハンス・ペーター・オクセンホファー。教育者としても多くの後進を育成してきたオクセンホファーのもと、16名の若手演奏家たちによって結成された同団は、本レコーディングだけでなくパーマネントなアンサンブルとしてコンサートも予定されており、今後の演奏活動にも期待が高まるものと思われます。

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