2009年1月アーカイブ

ゲルハーヘル ワールド・ワイドな活躍で注目のバリトン歌手、クリスティアン・ゲルハーヘル。昨年来日し大好評を博したリサイタルの再放送です。「冬の旅」は全曲による放送です。

●クリスティアン・ゲルハーヘル バリトン・リサイタル
[2008年2月1日/東京・王子ホールにて収録]

【放送日】
 2009年2月4日(水) 19:30〜21:10
 NHK-FM「ベストオブクラシック・セレクション」

【曲目】
 シューベルト:
 歌曲集「冬の旅」D.911(全曲)
 墓堀人の郷愁 D.842/夜の曲 D.672/月に寄す D.193/春に D.882

【演奏者】
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

レコーディング風景

 ウィーンのスタジオ・バウムガルテンで2008年12月上旬からクリスマスにかけて行われたレコーディングから、5本のレコーディング・ニュースを追加しました。今回もカメラータ初録音のアーティストなど、注目のレコーディングが目白押しです。

 まずは12月8日、ウィーン・フィルのソロ・チェロ、タマーシュ・ヴァルガによるカメラータ初のソロ・レコーディングでスタート。彼の出身地ハンガリーの作曲家を中心にした作品を集めました。
 12月10日からはウィーン弦楽四重奏団のハンス・ペーター・オクセンホファーが指揮をとるウィーン・モーツァルティステンによる2度目の録音。来年のハイドン没後200年を記念したアルバムです。アンサンブルに参加しているアーティストの顔ぶれにもご注目を。
 12月16日、20日は諸戸詩乃によるモーツァルトのピアノ・ソナタ集のレコーディング。今後の活躍が期待される弱冠15歳の俊英によるデビュー盤です。
 12月18日、20日はドリス・アダムのレコーディング。19世紀に活躍し、ピアノの名手として有名だったグリュンフェルトの秘曲を集めたカメラータならではのアルバムです。
 最後は12月22日からクリスマスにかけて、ヴァイオリンの植村理葉による待望の新作をレコーディング。ロンドンから駆けつけた岡田博美のピアノも好サポート、フレンチ・ピース+別宮貞雄のヴァイオリン・ソナタ 第1番を収録し、2008年のウィーン・レコーディングは無事に終了しました。

■レコーディング・ニュースのインデックス・ページへ

●タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)/コダーイ、ガル、リゲティ
●フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"/ハイドン:協奏曲
●諸戸詩乃(ピアノ)/モーツァルト
●ドリス・アダム(ピアノ)/グリュンフェルト:ピアノ作品集
●植村理葉(ヴァイオリン)&岡田博美(ピアノ)/フランス作品集

 カメラータの2月新譜(1月25日発売)2枚をご紹介します。

CMCD-28174 まず1枚目は『ノヴァコフスキ:ピアノ五重奏曲 作品17/ウィーン・ピアノ五重奏団』(CMCD-28174)。シューベルト「ます」と同じく、コントラバスを含む編成のアンサンブルによる最新作です。これまでにフンメルリースのピアノ五重奏曲をリリースし各方面で高い評価を得た彼らが、今回は19世紀ポーランドの作曲家3人、ノヴァコフスキノスコフスキストルペの作品に取り組みました。19世紀のポーランドといえば、多くの人がショパンをイメージすると思いますが、同時代のポーランドにはもちろんショパン以外の作曲家も活躍していました。同じポーランドでも作品の傾向はそれぞれ違いますが、世界初録音となるノヴァコフスキの作品など、貴重な作品を収録したアルバムとして話題となるでしょう。

CMCD-28167 2枚目は『箏歌・蕪村五句─二十絃箏と歌のために/吉村七重』(CMCD-28167)。従来の箏の音域や演奏能力を発展させた二十絃箏の第一人者、吉村七重による最新アルバムです。湯浅譲二西村 朗猿谷紀郎久留智之ら、現代日本音楽界を代表する作曲家たちが、吉村七重のために作曲した委嘱作品が二十絃箏の魅力をさらに引き出します。また、フルートのヴォルフガング・シュルツ(ウィーン・フィル首席)とチェロのヴォルフガング・ベッチャー(元ベルリン・フィル首席)、そして横笛の第一人者、赤尾三千子らの共演者にも注目です。

岡田博美 来たる2月、東京交響楽団の定期演奏会でリストの「死の舞踏」に挑むピアニスト、岡田博美が、NHKラジオ第1(AM)「ラジオ深夜便」の人気コーナー、「母を語る」に出演します。
 ピアニスト岡田博美の誕生を支えた母親の話を始めとする、様々なプライヴェート・エピソードに加え、岡田がカメラータからリリースしたCDからの演奏も紹介される予定です。

●ラジオ深夜便/「母を語る」〜岡田博美(ピアニスト)

【放送日】
 2009年1月19日(月) 25:00〜(※1月20日(火)の深夜1:00からの放送です)
 NHK ラジオ第1(AM)「ラジオ深夜便」

【番組中に演奏されるCD】
 ショパン:練習曲 変ト長調 作品25-9「蝶々」(CMCD-28091)
 J.S.バッハ(マイラ・へス編曲):コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(28CM-608)
 ショパン:練習曲 ホ長調 作品10-3「別れの曲」(CMCD-28091)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

過去のニュース