2008年12月アーカイブ

モザイク・クァルテット<!--モザイク・カルテット--> 2008年の大晦日、NHK教育テレビにて今年1年のクラシック・シーンを振り返るスペシャル番組「クラシック・ハイライト2008」が放送されます。カメラータが今年招聘したアーティストからリーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)とモザイク・クァルテット(⇒写真)がダイジェストで紹介される予定です。

【番組・放送日】
 ●「クラシック・ハイライト2008」
 2008年12月31日(水) 21:20〜24:05
 NHK教育テレビ

【演奏者】
 リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)
 モザイク・クァルテット

※放送日や内容については、予告なく変更になる場合がございます。あしからずご了承ください。

ヘーデンボルク ウィーン・フィルの若き第1ヴァイオリン奏者として注目を浴びるヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクが来年1月上旬、同じくウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者ジュン・ケラーと共に来日、各地でコンサートを行います。
 和樹・ヘーデンボルクは昨日(12月25日)カメラータから待望のデビュー・アルバム『チェルニー:ヴァイオリンとピアノのための3つのソナチネ』(CMCD-15096〜7)をリリースしたばかり。もちろん各会場ではこのデビュー・アルバムの即売も行われる予定です(※1/10豊橋市をのぞく)。今後の活動に期待が高まるヘーデンボルクの演奏をぜひ生でお楽しみください。

2009年
●1月 4日
(日) 大垣市スイトピアセンター音楽堂[問:大垣市文化事業団事務局 0584-82-2310]
●1月 6日(火) 鹿児島文化センター宝山ホール[問:ブライトワン 03-3403-9999]
●1月 7日(水) 横浜みなとみらいホール 小ホール[問:ブライトワン 03-3403-9999]
●1月 8日(木) グランドハイアット福岡[問:福岡・オーストリア・ウィーン倶楽部 092-716-4664]
●1月 9日(金) 西脇市立音楽ホール アピカホール[問:アピカホール 0795-23-9000]
●1月10日(土) 豊橋市民文化会館[問:気まぐれコンサート事務局(小川) 0532-62-9259]
(※1月10日はチケット完売)

 ウィーン在住の和樹・ヘーデンボルクが綴るブログ「K&K+k&aの生活」でも、アルバムやコンサートの情報が随時紹介されています。

 今年も残すところわずかとなりました。カメラータの1月新譜(12月25日発売)2枚をご紹介します。
CMCD-28176 まず1枚目は『モーツァルト:ホルン協奏曲全集/シュテファン・ドール、エマヌエル・シュルツ & カメラータ・シュルツ』(CMCD-28176)。ベルリン・フィルの首席ホルン奏者、シュテファン・ドールの最新作です。ドールはこれまでカメラータからはアンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーとして、また「カンパネラ・ムジカ」での直輸入盤などでのリリースはありましたが、今回はカメラータ初のドールのコンチェルト・アルバムとなります。ドールの完璧なテクニック、澄んだ音色、豊かな表現力、卓越した芸術性などを堪能できることは言うまでもありませんが、収録曲目にも注目すべき要素が含まれています。本アルバムにはホルン協奏曲 K.412/514(386b)のジュスマイア版だけではなく、レヴィン版も収録されています。さらに、ニーノ・ロータがこの協奏曲の第2楽章用として作曲した「アンダンテ・ソステヌート」も初録音。これらの作品が1枚のディスクに収められた事は、大変画期的なことと言えます。ドールの華麗な演奏とモーツァルト:ホルン協奏曲の新しい姿も提示するこの1枚。話題になることは必至の要注目盤です。
 なお、本アルバムは『レコード芸術』1月号の「話題のNEW DISC」コーナーにて紹介されています。

CMCD-15096 2枚目は『チェルニー:ヴァイオリンとピアノのための3つのソナチネ/和樹・ヘーデンボルク、カニーノ』(CMCD-15096〜7)。ウィーン・フィルの若手第1ヴァイオリン奏者として活躍中のヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクのデビュー・アルバムです。"練習曲の作曲家"と思われがちなチェルニーですが、実際には1,000曲を超えるピアノ作品のほか、交響曲や協奏曲、室内楽曲など多くのジャンルの作品を世に送りだしました。またチェルニーは非常に優れたピアノ教師でもあり、リストなどを含む多くの優れたピアニストを育てました。そのチェルニーの知られざる名曲を、今後の活躍がおおいに期待されるヴァイオリニスト、ヘーデンボルクが伸びやかに輝かしく演奏。イタリアの巨匠ブルーノ・カニーノ(ピアノ)の演奏にもご注目ください。

 カメラータ・トウキョウからの年内の新譜リリースはこれで最後になります。来たる2009年もカメラータが企画/制作するCDおよびコンサートにご注目くださいますようお願い申し上げます。

CMCD-15089CMCD-15090CMCD-15093CMCD-15094CMCD-15095

 1980年代に入り、カメラータ・トウキョウはウィーンでレコーディングを行うための環境を徐々に整備し、同時に現地の演奏家たちとの信頼関係を少しずつ築き上げてきました。これまで皆さんにお届けしてきた数多くの"ウィーン発"のアルバムは、そのような地道な作業の積み重ねの上に生まれてきた、まさにカメラータならではのアルバムです。
 2008年の暮れにお届けする特別企画【カメラータ・ウィーン・レコーディングズ】は、「カメラータ」レーベル創設30周年を記念し、当レーベルがウィーンで行なってきた数々のレコーディングの中から名盤・貴重音源をチョイスし、お求めやすい価格でお届けする新シリーズです。第1弾は、ウィーンの粋な歌心たっぷりのウィンナ・ワルツ、ポルカ、ギャロップなどを室内楽でお楽しみいただける5タイトルをピックアップしました。
 ウィーンのアーティストによるウィーンならではの作品をぜひお楽しみください。

●「ウィーン情緒」/ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン(CMCD-15089)
●ウィーンっ子たち/ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン(CMCD-15090)
●恋人のワルツ/ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン(CMCD-15093)
●ランナー:四季/ウィーン・シュランメル・アンサンブル(CMCD-15094)
●舞踏への勧誘/ウィーン・ランナー・アンサンブル(CMCD-15095)

インストア風景 インストア風景

 11月10日に発売された『天使のピアノ/青柳いづみこ』(CMCD-28168)の発売記念インストア・イベントが、12月21日(日)に、東京のタワーレコード渋谷店で行われました。
 当日はCD収録曲を中心に5曲を演奏する大サービス。CDタイトルにもなっている『天使のピアノ』の構造についてや、元々のピアノの所有者で、障害者教育に奔走した石井筆子さんの事など、青柳さんにしか語れない話でも集まったファンを魅了しました。
 イベント終盤、CDにも収録している自作の詩『感覚指数』の朗読につづき、ピエルネの「昔の歌」を演奏。会場は感動につつまれました。
 最後に美智子皇后陛下とのエピソードを紹介し、「ねむの木の子守歌」でイベントを締めくくりました。

インストア風景 インストア風景

●協力:タワーレコード渋谷店

 師走の候、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、まことに勝手ながら、弊社は2008年12月27日(土)から2009年1月4日(日)を年末年始休業とさせていただきます。これに伴いまして、弊社の各業務も以下の通りお休みとなります。よろしくご了承のほどをお願いいたします。

●弊社ホームページおよび電話でのCD・チケットご購入受付
 12月26日(金)18:00まで受付分 ⇒新年1月5日(月)から発送開始

●CDショップ様からの弊社へのオーダー受付
 12月26日(金) 11:30まで受付分 ⇒ 12月26日(金)の出荷
 12月26日(金) 18:00まで受付分 ⇒ 12月27日(土)の出荷
※上記以降、弊社休業中のオーダー分は2009年1月5日(月)からの出荷となり、同日から通常の注文受付・出荷体勢となります。

 なお、年明けの1月には、毎年恒例の「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2009」を今年も招聘・開催いたします。弊社休業期間中のチケットのお申し込みはチケットぴあをご利用下さい。

■チケットぴあ:0570-02-9999 http://t.pia.jp/ [Pコード:303-539]

 来年も変らぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

 平成20年度(第63回)文化庁芸術祭のレコード部門において、カメラータ・トウキョウから発売されたアルバム2タイトルが【優秀賞】をダブル受賞しました。

『三善 晃の音楽/沼尻竜典&東京フィル ほか』(CMCD-99036〜8)
『危険な夜─高橋アキ プレイズ ジョン・ケージ』(CMCD-28142)

CMCD-99036〜8 『三善 晃の音楽』は、今年の10月に発売された3枚組のアルバムで、三善 晃の代表的なオーケストラ作品をメインに近年の音源を集めた作品集です。日本を代表する作曲家である三善は、自身の創作活動や作品の音源化などに対し、決して妥協を許さない作曲家のひとりとしても知られていますが、このアルバムは三善本人による監修のもと制作されました。
 音源は2003年から翌年にかけて沼尻竜典(指揮)&東京フィルハーモニー交響楽団を中心に行われた記念碑的コンサート・シリーズのライヴ録音。3枚のディスクはそれぞれ「管弦楽曲と協奏曲」「響きの世界」「言葉の世界」と題され、各ディスクに収録された日本を代表するソリストたちの好演も必聴です。発売直後から雑誌・新聞などの各メディアをはじめ音楽ファンのブログなどでも絶賛され、現在もオーダーが途絶えることのないアルバムです。

CMCD-28142 『危険な夜』は、1年前の12月に発売された高橋アキ(ピアノ)のソロ・アルバムです。
 同年9月発売の『シューベルト:ピアノ・ソナタ集』で"現代音楽の演奏家"というパブリック・イメージを覆す高評価を得た高橋ですが、次に取り組んだのはこのジョン・ケージの作品集でした。ジャケット写真(1981年撮影)をご覧になればお分かりの通り、高橋は生前のケージと親交が深い演奏家の一人でした。本アルバムはそのケージ作品の中でも、"プリペアード・ピアノ"のための作品を中心に収録。弦の間に金属のボルトなどを挟み、本来とはまったく違った音色が出るように"プリペアード"されたピアノで演奏される作品は、60年もの時を経た作品とは思えない新鮮な音となって耳に響きます。時に鋭く、時に繊細な演奏、ホールの響きと静寂を捉えたクオリティーの高い録音にもご注目ください。

 カメラータならではの芸術祭受賞アルバム、機会がありましたらぜひご一聴ください。

■芸術祭の詳細は文化庁ホームページをご覧ください。

CMSB-20002 「スイングブロス」レーベルの2008年最後のリリースは『クラシック・イン・ジャズ:ベスト/レイ・ケネディ・トリオ』(CMSB-20002)です。これまで『モーツァルト・イン・ジャズ』『バッハ・イン・ジャズ』『バロック・イン・ジャズ』『ベートーヴェン・イン・ジャズ』『クラシック・イン・ジャズ』と続いてきた、大好評の【クラシック・イン・ジャズ】シリーズの第6弾にして最終弾となります。
 今回は過去のシリーズから、誰もが知っている有名な作品・作曲家をピックアップした"おいしいとこ取り"、まさにベスト・オブ・ベストなコンピレーション。レイ・ケネディによるスイング感あふれるアレンジを12トラック収録し、お手ごろ価格の¥2,000(税込)12月20日にリリースいたします。まもなく訪れるクリスマスや冬休み、この『クラシック・イン・ジャズ:ベスト』でリラックスしたひとときをお過ごしください。

CMCD-28168 11月10日に発売された話題盤『天使のピアノ/青柳いづみこ』(CMCD-28168)が、『レコード芸術』2009年1月号の「新譜月評」にて【特選盤】に選定されました。
 なお同アルバムの発売を記念し、今週日曜日に渋谷のタワーレコードにてインストア・イベントが開催されます。イベントの入場は無料で、青柳いづみこの生演奏やトークなどを間近でお楽しみいただけます。イベントの詳細はこちらのニュースをご覧ください。

CMCD-28161 同じく11月10日に発売された『バティック・プレイズ・モーツァルト/ローランド・バティック』(CMCD-28161)は、同誌にて【準特選盤】に選定されました。3年ぶりとなるバティックのソロ・アルバムは、タイトル通りのモーツァルト・アルバムですが、まずはバティック自身の作曲によるイントロダクションから始まり、そのままシームレスにモーツァルトのソナタや幻想曲へと繋がっていくというバティックならではの新機軸が打ち出されています。

 ユニークな個性を持った2枚のピアノ・アルバムをぜひお楽しみください。

メルバ・ラモス カメラータ・トウキョウでは、毎年恒例の「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2009」を2009年1月に招聘・開催いたします。
 近年は日本でも数多くのニューイヤー・コンサートが行われるようになりましたが、弊社がほぼ毎年招聘しているウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団は、毎年2月にウィーンの国立歌劇場で行われる最も有名な舞踏会"オペルンバル"で演奏を務めるオーケストラです。指揮のウヴェ・タイマーは、"オペルンバル"以外にもウィーンの各地で開催される大小様々な舞踏会で同オーケストラと共に出演する、いわばウィンナ・ワルツを知りつくしたプロフェッショナル。
 このオーケストラをバックに登場する今年のソプラノはメルバ・ラモス(→写真)。2004/2005年のシーズンからウィーン・フォルクスオーパーに参加、2008年春の引越し公演では『マルタ』のタイトルロールに登場し好評を博した注目の歌手です。さらにステージには半世紀を超える歴史を持つウィーン・フォルクスオーパー・バレエも登場、流麗なウィンナ・ダンスで新年の幕開けを華やかに彩ります。
 本場ウィーンのワルツやオペレッタ、舞踏会の雰囲気をぜひ生でお楽しみください。

《ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート2009》
●1月10日(土)14:00 東京オペラシティ コンサートホール(東京)
[⇒PDFフライヤーも配布中です

※なお、まことに勝手ながら弊社は2008年12月27日(土)から2009年1月4日(日)を年末年始休業とさせていただきます。休業期間中のチケットのお申し込みはチケットぴあをご利用下さい。
■チケットぴあ:0570-02-9999 http://t.pia.jp/ [Pコード:303-539]

[ニューイヤー・コンサート2009:その他の公演地]
●1月 2日(金)15:00 横浜みなとみらいホール 大ホール(神奈川)
●1月 4日(日)15:00 サラマンカホール 岐阜県県民ふれあい会館(岐阜)
●1月 6日(火)13:00/17:00 四日市市文化会館 第1ホール(三重)
●1月11日(日)14:00 佐倉市民音楽ホール(千葉)

■詳しくはコンサートのページをご覧ください。

ウィーンSQ●ベストオブクラシック─ウィーン弦楽四重奏団
[2008年5月26日/東京・浜離宮朝日ホールにて収録]

【放送日】
 2008年12月22日(月) 19:30〜21:10
 NHK-FM「ベストオブクラシック」

【曲目】
 シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 D.703「四重奏断章」
 モーツァルト:弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」
 シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
 (※曲目はウィーン弦楽四重奏団による各作品の演奏を収録したCDのページにリンクしています)

【演奏者】
 ウィーン弦楽四重奏団

※放送日や内容については、予告なく変更になる場合がございます。あしからずご了承ください。

青柳いづみこ ピアニストの青柳いづみこが11月にリリースした8枚目のアルバム、『天使のピアノ/青柳いづみこ』(CMCD-28168)。各方面で話題を呼んでいるこのアルバムの発売を記念し、都内のCDショップにてトーク&ミニ・コンサート、サイン会が開催されます。ミニ・コンサートは無料でどなたでもお楽しみ頂け、CDお買い上げのお客様は公演後のサイン会に参加できます。
 ピアニストとしてだけではなく、文筆家としても活躍する青柳いづみこの多才な横顔を間近でお楽しみいただけるイベントです。この機会に是非ご来店ください。

●日時:2008年12月21日(日) 15:00〜
●場所:タワーレコード渋谷店 6Fクラシックフロア
★お問い合わせ:タワーレコード渋谷店 03-3496-3661
 ⇒PDFフライヤー配布中

・ミニ・コンサートは無料でお楽しみ頂けます。
・サイン会はCD『天使のピアノ/青柳いづみこ』をお買い上げの方のみ参加できます。
 (事前にCDをお買い上げの方には参加券を配布いたします)
・混雑や場所によりご覧になりにくい場合があります。予めご了承下さい。
・内容、出演者などにつきまして予告なく変更する場合がございますので予めご了承下さい。

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