2010年5月アーカイブ

　リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。6月配信は2タイトルです。

　1タイトル目は『イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ／ナンシー・ハロウ＆ドン・フリードマン』。カメラータのジャズ・レーベル「インサイツ」から、待望のジャズが配信開始されました。2009年の秋、「つくば国際音楽祭」で来日した女性ジャズ・ヴォーカリスト、ナンシー・ハロウ。1960年のレコード・デビュー以来、その素晴らしい歌で多くのファンを魅了してきた彼女が、ドン・フリードマン（ピアノ）らのトリオをバックに迎え、約18年ぶりとなるニュー・アルバムをリリース。おなじみのスタンダード・ナンバーから、ナンシー・ハロウの作詞／作曲による作品も収録。今年秋にCD発売が予定されているアルバムの先行配信です。

★名シンガー18年ぶりのスタンダード・アルバムを
　カメラータのジャズ・レーベル「インサイツ」から初配信！

『イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ／ナンシー・ハロウ＆ドン・フリードマン』

●曲目：
　オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート（作詞：ドロシー・フィールズ／作曲：ジミー・マクヒュー）
　ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ（作詞：ジョニー・バーク／作曲：ジミー・ヴァン・ヒューゼン）
　イフ・アイ・クッド・ビー・ウイズ・ユー（作詞作曲：ヘンリー・クリーマー＆ジェイムズ・P・ジョンソン）
　アズ・ロング・アズ・イッツ・アバウト・ラヴ（作詞：ナンシー・ハロウ／作曲：ジョン・ルイス）
　バット・ビューティフル（作詞：ジョニー・バーク／作曲：ジミー・ヴァン・ヒューゼン）
　イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ・オブ・ザ・モーニング（作詞：ボブ・ヒリアード／作曲：デイヴィッド・マン）
　ワイルド・ウィメン・ドント・ハヴ・ザ・ブルース（作詞作曲：アイダ・コックス）
　マイ・フーリッシュ・ハート（作詞：ネッド・ワシントン／作曲：ヴィクター・ヤング）
　アム・アイ・ビューティフル（作詞作曲：ナンシー・ハロウ）
　ホエン・ザ・ワールド・ウォズ・ヤング（作詞：アンジェル・ヴァニエール［英詞：ジョニー・マーサー］／作曲：M・フィリップ・ジェラール）
　ライフ・イズ・ショート（作詞作曲：ナンシー・ハロウ）
　ハヴィング・マイセルフ・ア・タイム（作詞作曲：レオ・ロビン＆ラルフ・レインジャー）
　イフ・アイ・ウォント・トゥ（作詞作曲：ナンシー・ハロウ）
　エクストラ・マイル（作詞作曲：ナンシー・ハロウ）
　ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ（作詞：リチャード・A・ホワイティング／作曲：ニール・モレ）
　ビューティフル・ラヴ（作曲：ヴィクター・ヤング、ウェイン・キング、エグバート・ヴァン・アルスタイン）
●演奏者：
　ナンシー・ハロウ（ヴォーカル）／ドン・フリードマン（ピアノ）
　ハインリヒ・ヴェルクル（ベース）／村上寛（ドラム）
●録音：2009年11月／茨城
●フォーマット：FLACファイル形式（可逆圧縮オーディオファイル）／24bit／88.2kHz／DRMフリー
●商品番号：HQJD-30001（5月31日配信開始）

　2タイトル目は『驚異のデュオ Vol. 2／ベルリン・フィルハーモニック・デュオ』。アナログ音源によるHQMストア第1弾アルバムとして好評配信中の『驚異のデュオ』（HQMA-00001）に続くイェルク・バウマン（チェロ）＆クラウス・シュトール（コントラバス）によるアルバムの第2弾です。オリジナルはアナログLPで発売され、後にCD化されてからもオーディオ・ファンから音楽ファンまで幅広い支持を受けた名録音ですが、今回の配信でもオリジナルのアナログ・マスター・テープから改めてハイビット／ハイサンプリングで音源化。さらにオリジナルに近い高音質でお楽しみいただけます。

★低音楽器アンサンブルの開拓者、バウマン＆シュトールの第2弾

『驚異のデュオ Vol. 2／ベルリン・フィルハーモニック・デュオ』

●曲目：
　ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ：シンフォニア ヘ長調
　ヴィレム・デ・フェッシュ：ソナタ ト短調 作品8-5
　ルイージ・ボッケリーニ：ソナタ イ長調
　ヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク：ソナタ
　フランソワ・フランクール：ソナタ ホ長調
●演奏者：
　ベルリン・フィルハーモニック・デュオ
　　イェルク・バウマン（チェロ）／クラウス・シュトール（コントラバス）
　ヴァルデマール・デーリング（チェンバロ）
●録音：1978年12月／ベルリン
●フォーマット：FLACファイル形式（可逆圧縮オーディオファイル）／24bit／96kHz／DRMフリー
●商品番号：HQMA-00015（5月31日配信開始）

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

●BS2「クラシック倶楽部〜クラシック・アラカルト」（Bモード・ステレオ）
［2009年12月5日／東京・トッパンホールにて収録］

【放送日】
　2010年6月3日（木）10：00〜10：55

【曲目】
　ハイドン：弦楽四重奏曲 ニ長調 作品76-5「ラルゴ」
　グルック：バレエ組曲「ドン・ファン」より「ピッツィカート」

【演奏者】
　パノハ弦楽四重奏団

※クラシック・アラカルト：2つの演奏会を組み合わせ、時間内に再編集したものです。
　今回の放送では「カルミナ弦楽四重奏団」の演奏会と合わせて放送されます。
※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

　カメラータの6月新譜（5月25日発売）は2タイトルです。

　1枚目は『J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタ＆パルティータ（全曲）／ウェルナー・ヒンク』（CMCD-20101～2）。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクの集大成となる本アルバムは、ヴァイオリン作品の金字塔であるJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの全曲録音。ウィーン・フィル、ウィーン弦楽四重奏団と、多忙な演奏活動の合間を縫うようにして丹念にレコーディングを重ねた待望の新作です。パルティータでの舞曲特有のリズムとテンポ、ソナタでのポリフォニックな表現と解放感高まる曲調を、ヒンクの上質な歌心とテクニックで、この上なく上品にかつ格調高く聴かせます。

　2枚目は『クロイツァー豊子 メモリアル〜ショパン名曲集』（CMCD-99054）。ピアニスト、指導者として活躍したクロイツァー豊子（1916〜1990）。レオニード・クロイツァー（ピアノ／指揮）の妻としても知られる彼女が残した数少ない貴重な記録の中から、晩年の演奏をオール・ショパンでお届けします。ゆったりとしたテンポ感、洗練されたリズム、郷愁漂う歌心など、豊子の演奏には日本人離れした豊かな音楽性があふれています。本アルバムは、過去に録音された秘蔵音源の中から特に優れた演奏を選曲し収めました。クロイツァー豊子の幻の名演が甦るまさに伝説の1枚です。
　なお、本アルバムは『レコード芸術』2010年6月号の「New Disc Collection」のコーナーでもレヴューされています。こちらもぜひご覧ください。

　今月は通常の11月新譜（10月25日発売）に加え、特別企画として、カメラータが過去にリリースした管楽器の名盤をお求め安い価格で再発売する特別企画、《カメラータ・クラシック・エッセンス〜ウインド・インストゥルメンツ》シリーズをおとどけします。オーレル・ニコレ＆クリスティアーネ・ニコレ／ウィリアム・ベネット／マクサンス・ラリュー／バーバラ・ギスラー＝ハーゼ（フルート）、クロード・フォーコンプレ／カール・ライスター（クラリネット）ら、世界的なヴィルトゥオーゾたちの往年の名演や貴重音源、名手たちの共演など、必聴のCDばかりを取り揃えました。色あせることのない多彩な管楽器の音色をお楽しみください。

●オーレル＆クリスティアーネ・ニコレ（CMCD-15106）
●ベートーヴェン：フルート協奏曲／ウィリアム・ベネット（CMCD-15107）
●シュターミッツ：クラリネット協奏曲／クロード・フォーコンプレ（CMCD-15108）
●ヒンデミット：木管楽器のためのソナタ集（CMCD-15109）
●「タンブーラン」／マクサンス・ラリュー＆鈴木一郎（CMCD-15110）

　『日本のうた』の第一人者、藍川由美が数多くの一流ミュージシャンとの共演でも知られるジャズ・ピアニスト福田重男と共に、『“わらべがおか”をめぐる詩人たち—ジャズピアノとともに綴る日本の童謡—』と題したコンサートを開催いたします。「この道」「七つの子」「シャボン玉」など、誰もが口ずさんだことのある名曲をジャズピアノの伴奏で歌い、さらに藍川本人が作曲した新作の初演も予定。この新たな試みを是非会場でお楽しみください。

●日時：2010年6月26日（土）／19：00開演（18：30開場）
●会場：東京文化会館 小ホール（JR上野駅・公園口すぐ）
★お問い合わせ：オフィス小野寺　050-7511-8457