2010年2月アーカイブ

CMCD-28200 まず1枚目は『シューベルト:交響曲 第5番/フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”』(CMCD-28200)。ウィーン・フィルの精鋭を中心に結成されたアンサンブル、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”による待望のセカンド・アルバムです。今回はウィーンにゆかりのある作曲家、ハイドン、モーツァルト、シューベルトを収録、デビュー盤でも各方面から好評をいただいた彼らの“ウィーンらしさ”を存分に堪能できるアルバムに仕上がりました。
 なお、“モーツァルティステン”は今年の6月、弊社の招聘により各地で初来日公演が予定されています。ウィーン・フィル初のコンサートミストレス、アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)が出演する公演もあるなど、こちらも要注目です。詳細は弊社のコンサートのページをご覧ください。

CMCD-28182 2枚目は『ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ集 II/フィンケ & 岡田』(CMCD-28182)。元ベルリン・フィルの首席ソロ・チェリスト、エーバーハルト・フィンケ(チェロ)のセカンド・アルバムです。現役ながら間もなく90歳を迎えるフィンケの演奏は、長年の演奏活動で自然と培われてきた、作品に対する崇高かつ慈愛に満ちあふれています。第1作目でも共演した岡田知子(ピアノ)の好サポートも、フィンケの深みある演奏を際立たせています。

CMCD-28196 最後の1枚は『イタリア現代フルート作品集/高橋眞知子』(CMCD-28196)。1952年以降にイタリアの作曲家たちによって生み出されたフルート作品を収録したアルバムの登場です。まずは当時の前衛的作品とはどこか一線を画しているシェルシより4作品。次に多様式主義を強く推奨したマデルナの作品では、テープから流れる音とともにフルートを演奏するスタイルの作品を選曲。そして、デ・フェリーチェによる「MU」は、フルーティスト高橋眞知子のために書かれた作品。作家、谷崎潤一郎初期の作品にインスピレーションを受けたデ・フェリーチェが書き上げたオペラ「AKUMU」と共通性のある作品で、「MU」全体にもある種のジャポニズムを感じ取ることができます。イタリア作曲家の現代音楽における功績を存分に堪能できる貴重音源です。

CMSB-28026 「スイングブロス」レーベルの3月新譜(2月25日発売)は、『ショパン・イン・ジャズ/ロッサノ・スポーティエロ・トリオ』(CMSB-28026)。タイトル通り3月に生誕200年をむかえるショパンをテーマにした好評の“イン・ジャズ”シリーズ最新作です。演奏はピアニストのロッサノ・スポーティエロ率いるロッサノ・スポーティエロ・トリオで、彼らの日本デビュー・アルバムでもあります。ハード・バップの心と、上質なテクニックを持ったロッサノのピアノはショパンにぴったり。なお、ロッサノは来たる5月に行われるハリー・アレン・カルテットのツアーでメンバーとしても来日する予定です。

CMCD-28189 1月25日の発売以来、新聞などで話題のCD、『バッハへのオマージュ オルガン作品集〜バッハからプーランクまで/クラウディオ・ブリツィ』(CMCD-28189)が、『レコード芸術』3月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。誌面では、濱田滋郎氏より、「非常に楽しめる1枚として推すに値する。」と、那須田務氏からは、「プーランクの協奏曲が聴きどころ。明るく気品に溢れたイタリアのオーケストラのサウンドとピンキー・オルガンの相性が抜群を示し、洒脱で洗練された演奏を聴かせている。」と、それぞれ推薦をいただいております。
 このCDは2月18日発刊の朝日新聞夕刊でも金澤正剛氏から、「現代イタリア製のオルガンで弾いたら、そこには新しいバッハの姿が。(中略)メンデルスゾーンとリストを道連れに、イタリア旅行中のバッハに出あえる1枚。」と、ご紹介いただいております。

CMCD-28189CMCD-28211 1月25日に発売いたしましたCD 2タイトルが2月17日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーにて紹介されました。
 オトマール・ミュラー(チェロ)、マルティン・ケルシュバウム(指揮)、ザルツブルク・ソロイスツによる『ハイドン:チェロ協奏曲集』(CMCD-28211)は、西原 稔氏から、「ミュラーがチェロ独奏をつとめるこの演奏は、揺るぎない表現とウィーンの演奏伝統を実感させてくれる」と評価されました。
 また、梅津時比古氏からは、クラウディオ・ブリツィ(オルガン)の最新盤、『バッハへのオマージュ オルガン作品集〜バッハからプーランクまで』(CMCD-28189)を選出いただき、「ブリツィがピンキー・オルガンを用いてバッハの「前奏曲とコラール」などを弾いたこのCDの音は、「人間的」の一言に尽きる。メンデルスゾーン、プーランクも素晴らしい」と、それぞれ高評いただいております。
 チェロ協奏曲集のCDは他に録音が少ない貴重な音源を収録しております。また、オルガン作品集も、南イタリア巡礼の地サン・ジョヴァンニ・ロトンドに新しく建てられた、聖人ピオゆかりの教会「聖ピオ・ダ・ピエトレルチーナ教会」にて録音し、バッハの名曲、バッハへのオマージュ的名作を収めたオルガン名作集といえる内容です。

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(※写真はクリックで拡大できます)

 1991年より録音を開始し、昨年10月25日に発売された『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 V』(CMCD-28187)で完結した遠山慶子ウェルナー・ヒンクによるモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集の録音。
 この偉業に対し、毎日新聞社より、『第51回毎日芸術賞 クラシック音楽部門』に選出され、先ごろ授賞式が行われました。
 会場には、『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集』のCD 5枚が展示され、来場者の関心を集めていました。
 また、当日は遠山慶子の絶大なるファンであり、『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 III』(CMCD-28020)のエグゼクティヴ・プロデューサーを務められた小柴昌俊氏(東京大学名誉教授/2002年ノーベル物理学賞受賞)もご来場され、受賞を祝福されていました。

 『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 I〜V』(CMCD-25007/28008/28020/28114/28187)は大好評発売中です!!

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諸戸詩乃 昨年デビュー盤『モーツァルト:ピアノ・ソナタ集』(CMCD-28188)をリリースし、新聞、雑誌等を中心に話題を集めている弱冠16歳のピアニスト諸戸詩乃が2月にウィーンより一時帰国し、インストア・イベントを開催いたします!
 次回帰国は未定です。演奏を間近で聴ける貴重な機会を是非お見逃しなく!!!

●日時:2010年2月14日(日)15:00
●会場:タワーレコード渋谷店 6Fクラシック・フロア
●トーク・ゲスト:真嶋雄大(音楽評論家)
★お問い合わせ:タワーレコード渋谷店 03-3496-3661
●イベント・フライヤー配布中!(PDFファイル)

※当日の観覧はフリーとなりますが、ご来場多数の場合は入場規制をさせて頂くこともございます。予めご了承ください。
注意事項:カメラ、携帯電話、テープレコーダー等の撮影、録音、録画機材の使用は一切禁止とさせて頂きます。

 なお現在、主要店舗にて諸戸詩乃のプロモーション・フライヤーを配付しています。同フライヤーをパソコン上で閲覧・プリントも出来るPDFファイルでも準備いたしました。ぜひご利用ください。
●『諸戸詩乃/モーツァルト:ピアノ・ソナタ集』(PDFファイル)

 2009年6月より株式会社クリプトンと共同で開始し、『HiVi(ハイヴィ)』2010年2月号にて、「HiViグランプリ2009」の〈企画特別賞〉を受賞する等、オーディオ専門誌を中心に話題を集めている高音質音楽データ配信サービス(日本初となるDRMフリーの高音質音源を配信中)。
 注目の最新タイトルをご紹介いたします。

HQMD-10005★シューベルト演奏に定評ある高橋アキが作品の核心に迫る
シューベルト:ピアノ・ソナタD.958&D.959/高橋アキ
●曲目:
 F.シューベルト:
 ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958/ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959
●演奏者:高橋アキ(ピアノ)
●録音:2009年4月 ほか/三重
●商品番号:HQMD-10005(1月20日配信開始)/DVDパッケージ:HQMP-10005(2月発売予定)

HQMA-00014★こまやかで情感あふれるチェロとオーケストラの対話
ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲/ワルター・ノータス,尾高忠明,東京フィルハーモニー交響楽団
●曲目:
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品10
●演奏者:ワルター・ノータス(チェロ)/尾高忠明(指揮)/東京フィルハーモニー交響楽団
●録音:1975年3月/東京
●商品番号:HQMA-00014(1月31日配信開始)/DVDパッケージ:HQMP-00014(2月発売予定)

■その他、配信中のタイトル(1月下旬現在全18タイトル)は「HQMストア」でご案内しています。

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