2008年8月アーカイブ

 カメラータからの8月25日発売(9月新譜)は2タイトルとなります。

CMCD-28154 1枚目はイタリアのピアニスト、マウリツィオ・モレッティによる「ワーグナー&リスト:ピアノのためのアルバムの綴り/モレッティ」(CMCD-28154)。2006年にカメラータから発売された「ラヴェル:マ・メール・ロワ─4手のためのピアノ作品集」(CMCD-28119)で、夫人でもあるアンジェラ・オリヴィエロと息の合った演奏を披露したモレッティ待望のソロです。中でもワーグナーのピアノ作品は、何人かの女性へ捧げられたものです。ピアノは前回同様、イタリアの名器ファツィオーリの最新モデルが使用されました。同郷の巨匠、チッコリーニからも高い評価を受けるモレッティの演奏をお楽しみください。

CMCD-28089 2枚目は「BASS INSTINCT/ベース・インスティンクト」(CMCD-28089)。本作が日本デビューとなるベース・インスティンクトは、ヘルベルト・マイヤーを中心とするウィーン・フィルウィーン交響楽団のトップ・コントラバス奏者6人で結成されたウィーン発のスーパー・ベーシスト集団。彼らは自らのバックグラウンドに固執することなく、コンテンポラリーやジャズ、そしてオリジナル作品などジャンルに縛られることなく演奏し、いまヨーロッパで注目を集めているグループです。カメラータではこのアルバムの直輸入盤に日本語解説を添付して発売いたします。

レコーディング風景 

 前回の第1弾から時間が空いてしまいましたが、「レコーディング・ニュース」のページに6月下旬に行われたウィーン・レコーディングの様子を追加しました。

 まずはウィーン・フィルのフルーリー(フルート)とノージュ(チェロ)、そしてピアノのオシャによるJ.ハイドンの三重奏曲。ハイドンは来年(2009年)で没後200年を迎えますが、それに合わせてリリースを予定しています。

 続いて11月15日にリサイタル「ふらんすplus 2008」を開催するピアニスト、岡田博美による三善 晃作品のレコーディング。作者である三善自身も全幅の信頼を置く岡田は、今回も抜群の集中力で作品を弾ききりました。今回の作品以外に2台ピアノの作品も後日追加収録し、1枚のアルバムとしてまとめる予定です。

■レコーディング・ニュースのインデックス・ページへ

●2008年6月(フルーリー、ノージュ、オシャ)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(岡田博美)のレコーディング・ニュースのページへ

CMCD-15007 CMCD-15004 2008年8月11日にNHKラジオ第1の「ラジオ深夜便」で放送された、弊社代表取締役の井阪 紘のインタヴュー中に流された音楽作品は、シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」より第2楽章(CMCD-15004に収録)と、モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581より第2楽章(CMCD-15007に収録)です。演奏はいずれもウィーン弦楽四重奏団〔ウェルナー・ヒンク(第1ヴァイオリン)フーベルト・クロイザマー(第2ヴァイオリン)クラウス・パイシュタイナー(ヴィオラ)ラインハルト・レップ(チェロ)〕、モーツァルトのクラリネットはカール・ライスターです。
 どちらも弊社を代表するレコーディングとして、また同作品の名演盤としてロングセラーとなっているタイトルです。この機会にぜひご一聴ください。

ジルベルシュテイン 本年5月に東京交響楽団との共演で久々の来日を果たしたピアニスト、リーリャ・ジルベルシュテイン。そのジルベルシュテインが来日時にNHKのスタジオで収録された演奏が「クラシック倶楽部」で放送されます。
 番組で演奏されるタニェエフラフマニノフは何れも難曲。番組ではジルベルシュテインのショート・インタヴューも放送される予定です。ヨーロッパやアメリカでその素晴らしいテクニックと豊かな音楽性が高く評価されている彼女の演奏を、この機会に是非ご堪能下さい。

●リーリャ・ジルベルシュテイン〜ロシアン・プレリュード〜
[2008年5月21日/NHKスタジオにて収録]

【放送日】
 2008年8月7日(木)午前10:55〜11:50
 NHK BS2「クラシック倶楽部」(Bモード・ステレオ)

【曲目】
タニェエフ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調 作品29
ラフマニノフ:13の前奏曲 作品32
(ジルベルシュテインのインタヴューも放送予定)

【演奏者】
 リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

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