カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
J.ハイドン没後200年に向け、ピアノ、フルート、チェロによる三重奏曲を録音
  2008年 6月23日, 29日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン

 来年(2009年)はJ.ハイドンの没後200年という記念年で、ハイドンの作品を見直す機会になると、レコード制作にかかわっている者としても嬉しい。そう思いながら、優れた作品をもう一度、掘り起こしてレコーディング中である。
 今回のレコーディングは、ハイドンに45曲あるピアノ・トリオ(全曲はピアノ、ヴァイオリンまたはフルート、チェロと指定されている)の中でも、特にフルートでよく演奏される3曲(ピアノ三重奏曲 第28〜30番 Hob.XV-16〜18)を1枚のCDにまとめるもの。カメラータにはニ長調 第28番の録音が、パーレニチェクのピアノ、西田直孝のフルート、ベッチャーのチェロによる演奏でレコーディングがあるが、今回は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・フルート、ディーター・フルーリーとチェロのローベルト・ノージュ、それにピアノのイヴァ・オシャというメンバー。録音は6月23日、29日の2日間、ピアノはスタインウェイ。ピアニストはリガ出身で、グラーツの音楽院で教えているフルーリーの同僚である。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のクルーズ・ツアー――船上でのコンサートを終えて、ウィーンに帰ってきた彼らを捕まえて、バウムガルテンでの録音となった。来年、ハイドン・イヤーに向けて発売の予定。
(井阪 紘)

[★CDは2009年8月、CMCD-28191として発売]
ピアノ・トリオ
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