パノハ弦楽四重奏団、ウェルナー・ヒンクの最新CDが特選盤に

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CMCD-28206 6月25日に発売されましたパノハ弦楽四重奏団の最新盤、『ドヴォルジャーク:弦楽四重奏のための「糸杉」B.152、弦楽四重奏曲 第13番 ト長調 作品106/パノハ弦楽四重奏団』(CMCD-28206)が『レコード芸術』8月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。誌面では、高橋昭氏から、「パノハ四重奏団は以前から音色の美しさで際立っているが、ここではそれが強弱、表情、テンポのこまやかな変化と結びついて作品の本質に迫っている。」と。大木正純氏からは、「チェコの繊細な民族性を示す歌い回しはまったく独特で、こればかりは文字通り、他の追随を許さない。最もボヘミア的という意味での、決定盤の登場と言えようか。」と、推薦いただきました。
 当盤は、7月21日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーでも選出され、西原稔氏からは「心に染み入る名演」、梅津時比古氏からは「互いに相手にゆだねた自由な息づかいが、至福の時を連れてきてくれる。」と、紹介いただいております。

CMCD-20101〜2 同じく『レコード芸術』8月号、新譜月評コーナーにて、5月25日に発売されましたウェルナー・ヒンクの最新盤『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)/ウェルナー・ヒンク』(CMCD-20101〜2)も【特選盤】に選ばれました。誌面では濱田滋郎氏から、「いわゆるウィーン的な優美さ、あたたかさは目に見えぬ血となって弦に、弓に通っているが、それに頼って甘くなってしまうことはない、技術的にも精神的にもたいへん高度な演奏が繰りひろげられていく」と評価され、那須田務氏からは、「ひたすら端正で美しい歌が紡がれる。多彩なアーティキュレーションによる語りではなく、基本的に自筆譜に従いながら、何よりも丁寧に歌うことを心がけた演奏といえる。(中略)ヨーロッパの伝統的なクラシカルの美学のあり方だ」と、その演奏を高く評価いただきました。

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