2009年8月アーカイブ

CMCD-28184 7月25日に発売されましたトーマス・インデアミューレ(オーボエ)の『迦楼羅(かるら)─オーボエ・ソロ』(CMCD-28184)と植村理葉(ヴァイオリン)『ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ─フランス・ヴァイオリン作品集』(CMCD-28183)が各紙で絶賛されています。
 8月20日発刊の読売新聞夕刊では、インデアミューレの現代曲ばかりを収録したソロ・アルバムについて、「楽器の新しい表現の可能性を追求した作品は、聴き応えがある。」と、8月19日発刊の毎日新聞夕刊では、平野 昭氏から「古典的な作品からは聴くことのできないオーボエの魅力満載。」と、梅津時比古氏からは、「まさに鳥人の言葉を聴いているようだ。」と、ご紹介いただきました。

CMCD-28183 同日発売の植村理葉のソロ・デビュー盤については、同じく梅津氏から、「演奏家にとって最も必要なことは、聴いた瞬間に、その人だけの世界と分かるような音楽を持つことだろう。ドイツで活動を広げる植村はそれを今、持っている。」と、『レコード芸術』9月号の『新譜月評』のコーナーでも、大木正純氏から、「嘆かわしいことにいかにも演奏家の売り出し方が早すぎる昨今、こうしてきちんと実績を重ねた上で、はじめて世に力量を問うケースは、いまやそれ自体、高く評価されるべき希少価値だ。実際ここに聴く植村の演奏は、成熟度の高いまことに立派なもの。」と、高評をいただいております。
 植村理葉は9月26日(土)、ヤマハ銀座店にて、CDでも共演している岡田博美(ピアノ)を迎え、無料のインストア・イベントを予定しております。インストア・イベントの詳しい情報はこちらのリンクをご覧ください。

 まだCDをお持ちでない方は是非この機会に!!

 カメラータの9月新譜(8月25日発売)はフルート作品を中心とした3タイトルです。

CMCD-28185 今年は“ハイドン・イヤー”(没後200年)ですが、その一方で“メンデルスゾーン・イヤー”(生誕200年)でもあります。今月の1枚目は『メンデルスゾーン:三重奏曲(フルート版)/マシャエキ=ベア、フリーダー、森 美加』(CMCD-28185)。そのメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲の第1番と2番を収めたアルバムです。中でも注目されるのは、当CDのフルーティスト、ギゼラ・マシャエキ=ベアの編曲によるフルート版による世界初録音の第2番。原曲のヴァイオリン・パートをフルートへ置きかえた演奏は、フルートならではの明るく伸びやかな音色により、原曲とはまた異なる雰囲気でお聴きいただけます。甘美な中にも哀調感漂い、また激しさもあわせ持つメンデルスゾーンの情感豊かな音楽がフルートの息吹とともに響き渡ります。

CMCD-28191 残る2枚はウィーン・フィルのソロ・フルート奏者、ディーター・フルーリーを中心としたアルバムです。まず1枚目は『ハイドン:ピアノ三重奏曲/フルーリー、ノージュ、オシャ』(CMCD-28191)。ハイドンのピアノ三重奏曲は全部で45曲ありますが、これらは全曲「ピアノ、ヴァイオリンまたはフルート、チェロ」と楽器の指定がされています。音域や技術的な点から、通常はヴァイオリンで演奏されることの多いこれらの作品ですが、本アルバムではその中から3作品を選び、フルートによる演奏で収録しました。フルーリーと同じウィーン・フィルで活躍するチェロ奏者、ローベルト・ノージュらのサポートを得、フルーリーの洗練された演奏をお楽しみいただけます。

CMCD-28164 2枚目は『ミヒャエル・ハイドン:フルート、ホルン、弦楽のための室内楽作品集/フルーリー、ノージュ、ストランスキー』(CMCD-28164)。兄のヨゼフより5歳年下となるミヒャエル・ハイドンは、兄同様に音楽家としての才能を発揮し、ヴァイオリニスト、オルガニストとして活躍する一方、作曲家としても多数の作品を残しました。本アルバムはそのM.ハイドンのフルート作品を中心とした室内楽作品を集め、フルーリーラルス・ミヒャエル・ストランスキー(ホルン)、マルティン・ツァロデック(ヴァイオリン)、ゲルハルト・マーシュナー(ヴィオラ)、ローベルト・ノージュ(チェロ)、ミヒャエル・ブラデラー(コントラバス)ら、ウィーン・フィルを代表するメンバーによる演奏で収録した注目の1枚。近年再評価の機運が高まりつつつあるM.ハイドンですが、彼の優れた作品の数々をあらためて認識していただけるアルバムに仕上がりました。

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 カメラータ・トウキョウでは、日本の現代作曲家による優れた音楽作品をこれまでに数多く紹介してきました。時を経た現在でも、これらの作品は輝きを失うことなく私たちに感動を与えてくれます。この第一級の傑作の数々を、この度【カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス】シリーズとして、1タイトル¥1,575(税込)、2枚組は¥2,940というお求めやすい価格で再発売いたします。8月25日発売の第1弾は、矢代秋雄や廣瀬量平らを含む全10タイトル。すばらしい作品の数々をこの機会に是非お聴き下さい。

矢代秋雄 室内楽全集 I(CMCD-50001)
 矢代は音の書式を会得した真実の作曲家であった(池内友次郎) 17歳の時の習作、ヴァイオリン・ソナタも収録

ダンス・コンセルタント/三木 稔 選集 I(CMCD-50002)
 カメラータの出発を飾った日本音楽集団+三木作品の名盤

天籟地響/廣瀬量平(CMCD-50003)
 2008年に惜しくもこの世を去った廣瀬の代表作を収録した文化庁芸術作品賞アルバム

〈ニュー・ロマンティック〉水野修孝:交響曲 第2番「佐倉」、交響詩「夏」(CMCD-50004)
 現代のロマン派を高らかに宣言する水野のオーケストラ作品集

ピアノ協奏曲/野田暉行(CMCD-50005)
 野田ならではの精緻なエクリチュールが描く現代人の抒情

ライオン/池辺晋一郎 室内楽作品集(CMCD-50006)
 多才かつ多彩な作曲家、池辺の作品群を室内楽の視点から展望する1枚

仄かなる闇/佐藤聰明 作品集(CMCD-50007)
 欧米でも評価の高い佐藤が描く、仄暗く静謐な世界

ケチャ…彩色打楽/西村 朗 作品集(CMCD-50008)
 西村 朗+アジアの鮮烈なリズムが呼び起こす快感と悦楽

松村禎三:オペラ「沈黙」(原作:遠藤周作)(CMCD-50009〜10)
 13年の歳月をかけ松村が全身全霊で取り組んだ重厚感溢れるオペラ作品

「鳥たちの時代」/吉松 隆 作品集(CMCD-50011〜2)
 吉松がライフワークとする“鳥のシリーズ”。斬新なコンセプト、ユニークな視点が光る作品集


 また、今回の【カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス】シリーズ、【イサン・ユンの芸術 Vol.1〜Vol.9】(10月25日発売予定)の発売を記念し、《3:1プレゼント・キャンペーン》を実施いたします。以下の対象商品のいずれか3タイトルをお買い上げのお客様に、対象商品の中からご希望の商品1タイトルをもれなくプレゼントいたします(※2枚組は対象外となります)。

●対象商品
【カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス】第1弾(全10タイトル)
【イサン・ユンの芸術 Vol.1〜Vol.9】(全9タイトル・10/25発売予定)
【カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス】第2弾(全10タイトル・11/25発売予定)

●締切日:2010年3月31日消印有効

★詳しい応募方法は対象商品のケースに貼付されている応募シールをご覧ください。

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