2009年6月アーカイブ

HQMロゴ 5月21日付ニュースでも一部お知らせしておりましたが、カメラータ・トウキョウが音源を提供する高音質音楽配信(HQM:High Quality Music)配信サービスが、本日6月29日よりスタートしました。
 これは、日本では初めてとなる国内および海外を対象としたDRM(Digital Right Management)フリーの音源を配信するもので、株式会社クリプトンがオーディオ・アクセサリーやスピーカなどのオーディオ関連事業とe-Learning配信などのネットワーク事業のそれぞれで培った技術と経験を活かし、皆様にご提供します。
専用WebサイトであるKRIPTON HQM STOREhttp://www.HQM-STORE.com/)から、カメラータ・トウキョウが提供するコンテンツを24bit/96kHzの高音質音楽データとしてダウンロードできます。
 同データは、CDと比較して約500倍の情報量を有するため、コンサート・ホールの雰囲気や楽器の音色がよりリアルに表現されます。
さらに、
(1) DRMを利用した配信方式とは異なりダウンロード用のパソコンに制約されることなく他の高音質機器(英国のLinn社製専用プレーヤなど)で自由に再生できる
(2) フリーの可逆圧縮方式であるFLAC(Free Audio Codec)フォーマットを採用したため他の方式のように特定の事業者に左右されることがない

など、利用者から見て使い勝手の良いものになっています。
 第一弾は全3タイトル。5月25日にCDが発売された、オクセンホファー指揮/フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”ハイドン作品集が早くも登場。LP時代より親しまれている名盤、ベルリン・フィルハーモニック・デュオ(チェロ&コントラバス)による「驚異のデュオ」遠山慶子ドビュッシー「映像」&ラヴェル「ソナチネ」「高雅にして感傷的なワルツ」も驚きの高音質でお聴きいただけます。
 2009年末までに20タイトルのアルバムをリリース予定で、価格は1アルバム3,000円(税別)よりとなります。
 また、DVDパッケージでの販売は7月23日より順次発売致します。
 HQMデータ配信サービスの詳細については、上記専用WebサイトKRIPTON HQM STOREクリプトンのホームページhttp://www.kripton.co.jp/service/hqm.htm)をご覧ください。

 カメラータの7月新譜(6月25日発売)は2タイトルです。

CMCD-28186 まず1枚目は『ハイドン:交響曲 第6番「朝」、第85番「王妃」、第97番/ウィーン・コンツェルト・フェライン,トゥルコヴィッチ』(CMCD-28186)。
 2009年=ハイドン・イヤーにふさわしく、“交響曲の父”と呼ばれるハイドンの交響曲作品を収めた1枚です。演奏はウィーン交響楽団のトップ・メンバーから成るウィーン・コンツェルト・フェライン。そしてこのアンサンブルをまとめるのは、長年ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーとしてアーノンクールと共に活動するファゴット奏者、ミラン・トゥルコヴィッチです。ファゴット奏者としての彼の経歴は、カメラータなどからリリースされた多数のアルバムによって知られるところですが、近年は指揮者として活躍する機会も増えてきました。偶然にも今月19日には、体調不良により降板したゲルハルト・ボッセの代理として東京都交響楽団の定期公演で急遽来日、指揮者としても見事な才能を披露したばかりです。
 ウィーンの伝統を踏まえ、音楽の流れと自然な呼吸感を大切にしたトゥルコヴィッチ=コンツェルト・フェラインの「ハイドン」をお楽しみください。

CMCD-20099〜8 2枚目は『C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ集/シュルツ、ブリツィ』(CMCD-20099〜100)です。
 長年J.S.バッハの作品として知られてきた作品の中には、近年の研究により偽作と思われるようになった作品が存在しますが、その一方で彼の息子、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハを再評価する気運が高まりつつあります。本アルバムに収録された3つのフルート・ソナタもかつてはJ.S.バッハの作か疑われていましたが、近年ではC.P.E.バッハの作品であると考えられるようになっています。
 その3つのフルート・ソナタを含む、C.P.E.バッハのフルート・ソナタを収めた2枚組のアルバムが完成しました。フルートはウィーン・フィルの首席ソロ、ヴォルフガング・シュルツ。彼の軟らかなフルートの音色に、イタリアの奇才クラウディオ・ブリツィのクラヴィオルガンが彩りを加え、たった2人だけの演奏とは思えない豊かなハーモニーを織りなしています。
 なお、本アルバムは『レコード芸術』誌7月号の「話題のNEW DISC」でも紹介されています。

CMSB-28025 「スイングブロス」レーベルの7月リリースは『ジャズ抒情歌/岸ミツアキ』(CMSB-28025)です。
 スイングブロスからはこれまでに5枚のアルバムをリリースしているジャズ・ピアニスト、岸ミツアキですが、今回のアルバムはこれまでとは少し趣向を変えた選曲でチャレンジ。世代やジャンルを超えても日本人の心の琴線に響く、童謡や唱歌を多数集め、原曲の味わいを損なわずにジャズ・スタンダードとしてアレンジ。本場のジャズ・ミュージシャンとの共演でおとどけする意欲作です。
 なおCDジャケットの写真は、NHKラジオの「ときめきジャズ喫茶」で岸ミツアキと共にレギュラー出演中の写真家、浅井慎平氏による撮影です。

CMCD-20097〜8 5月25日に発売された『アルビノーニ:オーボエ協奏曲全集/トーマス・インデアミューレ』(CMCD-20097〜8)が、『レコード芸術』2009年7月号の「新譜月評」にて【特選盤】に選定されました。
 本アルバムは、1671年に生まれ1751年に世を去るまでヴェネツィアに暮らし続けた作曲家、トマゾ・アルビノーニが残したオーボエ協奏曲すべてを2枚組のディスクに収めたトーマス・インデアミューレの最新作。以前にヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲全集で共演したジャック・ティースのオーボエと、奇才クラウディオ・ブリツィによるオルガンと指揮、本場イタリアのイ・ソリスティ・ディ・ペルージャのアンサンブルによる強力なバックアップを得て、インデアミューレが奏でるアルビノーニは典雅な響きと愉悦感に満ちあふれています。アルビノーニ:オーボエ協奏曲の新たな決定盤となることは間違いないでしょう。

★BS2の新着情報を追加しました(06/22 Update)

モザイク・クァルテットモザイク・クァルテット 演奏会
[2008年10月30日/東京・王子ホールにて収録]

●BSクラシック倶楽部

【放送日】
 2009年6月25日(木)午前10:55〜11:50
 BS2「ハイビジョン クラシック倶楽部」(Bモード・ステレオ)

【曲目】
 シューベルト:弦楽四重奏曲 イ短調 作品29 D.804から第1楽章/第2楽章

●ハイビジョン クラシック倶楽部

【放送日】
 2009年6月9日(火)午前6:00〜6:55
 2009年6月16日(火)午前1:00〜1:55
 BS hi「ハイビジョン クラシック倶楽部」(Bモード・ステレオ)

【曲目】
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ヘ短調 作品20-5 Hob.III-35
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 作品64-4 Hob.III-66より第3楽章

【演奏者】
 モザイク・クァルテット

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

モーツァルテウム管

 昨日(6月3日)、東京文化会館にて開催されましたアイヴォー・ボルトン 指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団ラルス・フォークト(ピアノ)の来日公演ですが、おかげさまで多くのお客様にお越しいただき、盛況のうちに終了いたしました。ご来場されたお客様、誠にありがとうございました。
 当日のアンコール曲は以下の通りです。

●ショパン:
 ノクターン 第20番 嬰ハ短調
●モーツァルト:
 『フィガロの結婚』序曲/マーチ K.335/コントルダンス K.534/カサシオン K.63

 今回のモーツァルテウム管来日公演は明日(6月5日)愛知県芸術劇場コンサートホールが最終公演となります。詳しい情報は弊社のコンサート情報ページをご覧ください。

草津アカデミーイラスト 日本における国際的な音楽祭の草分けとして、今年で第30回をむかえる「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」は、今年も8月17日から30日まで、『1809年 ハイドン没後・メンデルスゾーン生誕200周年』をテーマに開催されますが、その「草津アカデミー」の前売りチケットが本日(6月1日)午前10時よりカメラータ・トウキョウなどで発売が開始されます。
 チケットは全席指定です。週末の公演、および演目内容によっては早い時期に売りきれとなる事もございますので、早めのご予約をお勧めいたします。

カメラータ・トウキョウ:03-5790-5560(平日10:00〜18:00・8/15まで)※
チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード:326-105]
e+(イープラス)
楽天チケット
※小学生券および総合入場券はカメラータ・トウキョウのみで取り扱いいたします。
※申し込みが集中し電話が繋がりにくい状態になることがございます。ご迷惑をおかけいたしますがあらかじめご承知おきください。

 音楽祭およびアカデミーの詳細は、「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」のオフィシャル・ページにてご案内しております。オフィシャル・ページでは音楽祭のパンフレット、および音楽祭と同時に開校されるアカデミーの募集要項の郵送も受け付け中です。

■オフィシャル・ページ:草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル
■東京事務局:03-5790-5561(平日10:00〜18:00)※8/15まで
■現地事務局:0279-88-7235(毎日08:30〜22:00)※8/17〜8/30

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