2008年6月アーカイブ

 カメラータからの6月25日発売新譜(7月新譜)2タイトルのご紹介です。

CMCD-28159 1枚目は「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第8番 「ラズモフスキー 第2番」,第10番 「ハープ」/上海クァルテット」(CMCD-28159)。
 これまでにリリースしたタイトルは全て「レコード芸術」で特選になるなど、ますます好調な上海クァルテットによるベートーヴェン全曲録音プロジェクトの4枚目です。今回はベートーヴェンの生涯の中でも中期にあたる作品がセレクトされました。単に"エネルギッシュ"さだけでは取り組めない作品に、結成25年を迎えた上海クァルテットが挑みます。

CAMP-8016 2枚目は、日本のクラシック・ファンにもお馴染となった"カンパネラ・ムジカ"レーベルの最新作、「ロスト・アンド・ファウンド─失われたロマン派のオーボエと管弦楽のための作品集/シェレンベルガー、スイス・イタリア語放送管弦楽団」(CAMP-8016)。
 ロマン派の時代を生きた作曲家たちは多くの優れた作品を世に送りだしましたが、いくつかは時の流れと共に忘れられてしまいました。──このまま埋もれさせておくにはあまりにも惜しい──同レーベルのオーナーでオーボエ奏者、そして最近では指揮者としても精力的に活動を続けているハンスイェルク・シェレンベルガーが、そのようなロマン派の作曲家たちの中からクルークハルト、ライヒャ、カリヴォダ、ラハナーらの作品を掘り起こし、再び息を吹き込みました。
 これまでの"カンパネラ・ムジカ"シリーズ同様、直輸入盤に日本語の解説書を添付して販売いたします。

 なお、両アルバムは現在発売中の「レコード芸術」7月号(音楽之友社/6月19日発売)の「New Disc Collection」のページでも紹介されています。

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