2007年3月アーカイブ

 テノール歌手、エルンスト・ヘフリガー氏が3月17日にスイスの自宅で逝去されました。87歳でした。

 ヘフリガー氏は、チューリヒ音楽院を卒業後、1943年にコンサート歌手としてデビュー。チューリヒ歌劇場を経て、1952年からベルリン・ドイツ・オペラに移り、ドイツを代表するリリック・テノールとして名声を高め、「ドン・ジョヴァンニ」でのオッターヴィオ、「魔笛」のタミーノなど、特にモーツァルトのオペラで高く評価されました。また、バッハの「マタイ受難曲」や数多くのカンタータ、シューベルトの歌曲等、宗教曲やドイツ歌曲の分野でも数多くの名盤・名演を残しました。他にも日本歌曲をドイツ語訳で歌ったアルバムも発表、日本のファンからも好評を得ました。
 近年まで、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに講師および歌手として度々参加。親日家としても知られるヘフリガー氏は、この毎年夏の来日を楽しみにしていたそうです。

 弊社スタッフ一同、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

[エルンスト・ヘフリガーのCD]
●シューマン:詩人の恋★(CMCD-20093)
●シューベルト:冬の旅(CMCD-15068)
●ブラームス:美しきマゲローネのロマンス★(CMCD-20094)
●ブラームス:美しきマゲローネのロマンス(CMSE-247〜8)
 (※加藤 剛による日本語ナレーションつき)
●バッハ:「ヨハネ受難曲」(全曲)★(CMCD-15073〜4)
●ノイコム:レクイエム&シューベルト:声をはりあげよ(25CM-555)

★=2007年7月20日に新発売/再発売予定です。

 待望の再来日公演(4月、5月)、CD「J.S.バッハ:イギリス組曲」の発売(4月20日)に先がけ、ピアニストのウラディーミル・フェルツマンが、雑誌「ショパン」2007年4月号(3/20発売・定価¥750)の表紙とインタヴュー記事に登場します。
 インタヴューは本邦初公開となるフェルツマンの自宅で行われました。ニューヨーク州立大学とマネス音楽院での音楽教育にあたり、最近では指揮者としても活動するなど多忙な毎日を送るフェルツマンですが、その音楽生活を支えているのは、自宅で過ごすリラックスした時間だそうです。
 ステージやレコーディングとはまた違った一面を見せるフェルツマンのインタヴューをぜひご覧ください。

栗本尊子 昨年リリースされたCD「愛と祈り〜歌いつがれる日本のうた」もロングセラー中の歌手、栗本尊子がNHKラジオ第1の深夜番組「ラジオ深夜便」に出演いたします。
 「いつまでも心に歌を〜86歳のプリマドンナ」と題し、日本の音楽の歴史とともに歩んできたこれまでの歌手人生、その人生の伴侶とも言うべき音楽や歌に関する話題を中心にトークを展開する予定です。

 午前4時台と朝早くの放送となりますが、CDだけでは知ることのできない、素顔の栗本尊子のトークをお楽しみください。

●ラジオ深夜便 「いつまでも心に歌を〜86歳のプリマドンナ 栗本尊子」 
3月25日(日)23:40〜3月26日(月)5:00
NHKラジオ第1(AM)

※朝4時代台の「こころの時代」コーナーでの出演でとなります)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

過去のニュース