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山口県出身。東京芸術大学、同大学院で学んだ後、ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン音楽大学で学ぶ。ジュネーヴ国際コンクール第2位（1位なし）、ヘルトゲンボシュ国際声楽コンクール第1位、ザルツブルク市賞などを受賞。
名匠フィッシャー＝ディースカウより「彼は、素晴らしい解釈と驚くべき集中力でリートを演奏する」と絶賛される。ヨーロッパでのリサイタルは基より、オペラ、オーケストラ、宗教曲の公演に数多く出演。日本ではNHK交響楽団定期（若杉弘指揮）でマーラーの「さすらう若人の歌」をはじめ、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、読売日本響、東京都響、新国立劇場、サイトウ・キネン・オーケストラの公演にソリストとして出演。小澤征爾、大野和士、ケント・ナガノ、クルト・マズア、ゲルト・アルブレヒト、ガリー・ベルティーニ、ユベール・スダーンといった指揮者と数多く共演している。1999年から2000年にかけて、3人のピアニスト（横山幸雄、清水和音、小山実稚恵）と行ったリサイタル・シリーズ「歌・三夜一夜物語」は、いずれも好評を得る。 2003年からは10回のリサイタル・シリーズ「新・歌物語」を展開した。第2回「ヴォルフの世界」（ピアノ：野平一郎）は、平成15年度芸術祭優秀賞を受賞。その実力と構成力は高く評価されている。CDは「白鳥の歌」「水車屋の娘」「詩人の恋」（ナミ・レコード）等があり、2008年3月に待望の日本歌曲集「この道─ふるさとの歌」をカメラータ・トウキョウよりリリースした。
現在、横浜国立大学、東京芸術大学等で後進の指導にあたっている。
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公式ホームページ：www.k-kono.com |
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◎CD
●CMCD-28148 この道─ふるさとの歌／河野克典
◎DVD/BD
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