カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
シュルツ、ノヴァ、オマン、ヴェルニッツィ、ブリツィ/ボワモルティエ:3本のフルートと通奏低音のためのソナタ
  2008年10月19日〜21日/旧 聖フランチェスコ修道院(アローネ,イタリア)

 10月18日にウィーンで「コンツェルト・フェライン」によるハイドンの交響曲のレコーディングを終えた翌日、ヴォルフガング・シュルツと一緒にイタリアへと移動。パドヴァで一泊して、日曜日の19日午後にウンブリア州の小さな町、アローネにある旧 聖フランチェスコ修道院に到着。そこにピエモンテからフルートのジュゼッペ・ノヴァ、リンツからリコーダーのミヒャエル・オマン(Michael Oman)、さらにローマからファゴットのリノ・ヴェルニッツィが加わり、ボワモルティエ(Joseph Bodin de Boismortier)の6曲からなる「3本のフルートと通奏低音のためのソナタ」のレコーディングが始まりました。鍵盤はクラヴィオルガンで、奏者はここに住むクラウディオ・ブリツィ。

 今までレコーディングがない、しかも、すばらしいポリフォニーの作品が、集まった名手たちによって次々とレコーディングされ、予定通りの2日間半で収録。第1フルートを担当したオマンはヴォルフガング・シュルツの甥で、彼の率いる Oman Consort は、ORFから出したCDが昨年のドイツでのレコード・グランプリをとるなど、いま注目の古楽のアンサンブル。ジュゼッペ・ノヴァはすでに、カメラータからモーツァルトの初期作品として知られるフルート・ソナタをブリツィとのデュオでレコーディングしたCD(CMCD-28101)が発売中。
(井阪 紘)

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(写真左より)ジュゼッペ・ノヴァ(フルート)
ミヒャエル・オマン(リコーダー)
ヴォルフガング・シュルツ(フルート)
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クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
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リノ・ヴェルニッツィ(ファゴット/手前)
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