カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース

ライスターとボーグナーによる「クラシック・ソナタ」第2集
ヘルベルト・ヴィリ作品集 (2):「ピアノ作品 XI」
  2005年2月1日〜9日 フェルトキルヒ、オーストリア

 恒例となったフェルトキルヒでのカール・ライスターとフェレンツ・ボーグナーによるシリーズは、昨年リリースしたクラシック・ソナタ集の第2弾となるもの。今回は、ホフマイスター、リース、ドヴィエンヌのクラシック時代の重要な3曲のソナタ。それにオール・シューマンのプログラムです。
 ライスターはすでに68歳だというのに、体力の差でしょうか、ますます輝かしい音で難曲を吹き、彼のクラリネット演奏の芸術を集成するような出来栄え。感心するばかりです。ピアノも、リースを始め、技巧の要る難しい、しかも音楽性を要求される作品ばかりで、ボーグナーにしか弾けない世界でした。レコーディングを取り仕切るプロデューサーとしても、体力の要る仕事でしたが、音楽家に感謝!

【収録曲】
(1) F.A.Hoffmeister : Duo (Sonate) A-dur
(2) Ferdinand Ries : Sonate g-moll Op.29 (1809)
(3) F.Devienne : Primiere Sonate
 以上がクラッシック・ソナタの第2弾になるCDです。

[★上記CDは2009年4月にCMCD-28175として発売]

 次はオール・シューマンのプログラム。
(1) 5つの民謡風小品集 Op.102
(2) 幻想小曲集 Op.73
(3) 3つのロマンス Op.94
(4) アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
(5) 3つのデュオ(ペダルーピアノの作品からの編曲)編曲:Haward Ferguson

[★上記CDは2007年2月にCMCD-28102として発売]

 5日には、去年からスタートしている、ヘルベルト・ヴィリの作品集。今回はボーグナーのピアノ・ソロで、「ピアノ作品 XI(Klavierstueck Nr.11)」が、作曲者立会いのもとで、フェルトキルヒの "Voralberg-Landes-Konservatorium" の Festsaal で録音されました。また、地元の新聞Verarberger Nachrichtenでも、このレコーディングは注目され、記事として大きく扱われました。

[★上記CDは2006年11月にCMCD-28125として発売]
ライスター
収録が行われたフェルトキルヒ
ライスター
 カール・ライスター
ボーグナー
ボーグナー(左)と作曲家のヴィリ
モレシャル氏、井阪、ヴィリ、ボーグナー
写真左より Zappel Music のモレシャル氏、
井阪、ヴィリ、ボーグナー
Verarberger Nachrichten
 
 Vorarlberg州の地方新聞
 "Verarberger Nachrichten" に掲載された記事。  
 ※画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。
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