本日6月5日、藍川由美と伊福部昭に関する記事「未完譜に映画「ゴジラ」の音列 若き日の伊福部さん作曲」が共同通信から各新聞社へ配信されました。
記事では、伊福部昭が19歳(1933年)ごろに作曲した「平安朝の秋に寄する三つの詩」に、後の映画『ゴジラ』(1954年)のテーマ曲で登場する「ラシド」「ドシラ」の音列が何度も繰り返されていることに楽譜校訂中の藍川由美が気づいたことにふれ、「伊福部音楽の原点に触れる大きな発見」(藍川)と紹介しています。
5月31日に発売された藍川のCDブック『古代からの声 伊福部昭の歌曲作品/藍川由美』(CMBK-30006)では、前出の「平安朝の秋に寄する三つの詩」を含めた伊福部作品を収録したCDと、他の伊福部作品にも登場する「ラシド」「ドシラ」の音列について詳細に分析した解説本がセットになっています。こちらもぜひお聴きください。