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ヴォルフガング・シュルツ追悼盤とトーマス・インデアミューレ「クープラン:諸国の人々」が朝日新聞にて紹介されました

2013 年 7 月 10 日 水曜日
 7月8日発刊の朝日新聞夕刊、「続く名演奏家の訃報 残されたCDで追悼」の記事では、音楽評論家の諸石幸生氏がヴォルフガング・サヴァリッシュ、ヤーノシュ・シュタルケル、ヴォルフガング・シュルツ等、日本での実績が大きく、最近亡くなった演奏家について書かれています。そこで、シュルツ氏について「シュルツは足しげく日本を訪れては、日本のフルート会を刺激し続けたし、ウィーン・フィルの顔としても絶大なる人気を誇っていた。」と、生前の活躍ぶりをしのびつつ、「名演奏家たちは、録音も数多く、CDによって在りし日の姿を振り返ることが容易なのがうれしい(中略)シュルツは昨年最後の録音がリリースされ、近況をしのばせる」とライネッケ、ドップラー、ニールセン:フルート協奏曲集』をご紹介いただいています。
 また、カメラータ・トウキョウでは、1970年代に当時日本ビクターよりLPで発売されていた、シュタルケルの『コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ』他を収録したCDを復刻発売する予定です。

同夕刊にて、6月25日発売の『クープラン:諸国の人々~3声の合奏のソナタと組曲(全曲)/インデアミューレ他』も紹介され、「いかにもロココ調の合奏曲。まさに優雅で色彩豊かな音の供宴」と高評価をいただきました。

2013年6月25日新譜のご案内[クラシック/ブルーレイ&CD]

2013 年 6 月 25 日 火曜日

CMBD-80005 1枚目は『至高のコンサートグランド ファツィオーリ F278〜ドビュッシー&シューマン:ピアノ作品集/コスタンティーノ・カテーナ』(CMBD-80005)です。
 イタリアが誇る現在最高のピアノのひとつ、『ファツィオーリ F278』。本作では、その中でも録音の4ヶ月前に完成したばかりの最新モデルを使用しました。コスタンティーノ・カテーナが紡ぎだすどこまでも美しく澄んだ銘器の音色。会場でしか聴くことのできない『理想の音』を再現し、その魅力を余すところなく伝えるために最適なソフト=ブルーレイ・ディスクを選択。至高の銘器と最高の技術が相まって誕生した究極のピアノ・サウンドがここに登場しました。

CMCD-99075〜6 2枚目は『クープラン:諸国の人々~3声の合奏のソナタと組曲(全曲)/インデアミューレ 他』(CMCD-99075〜6)です。
 卓越した演奏技術で奏者としてはもちろん、教育者としても賞賛をうける名オーボエ奏者、トーマス・インデアミューレ。彼が永年の夢であったクープランの大作『諸国の人々』の全曲録音を遂に完成。盟友であるパリ国立歌劇場管弦楽団の首席オーボエ奏者、ジャック・ティースをはじめ、ダヴィッド・トーマス(ファゴット)、クララ・ラダ・ゴメス(チェロ)、原田留美子(チェンバロ)等最良のメンバーが集い、流麗に奏でるフランス・バロック音楽の傑作です。

CMCD-28279 3枚目は『沙羅〜日本の歌、懐かしき心の原風景/日野妙果』(CMCD-28279)です。
 子供の頃に見た故郷の風景、季節ごとの匂いや温もり——タイトルにもなった「沙羅」をはじめ、「からたちの花」「鐘が鳴ります」「叱られて」「さくら横ちょう」など、美しい日本の風景、日本人の美しい感性を歌った数々の名作を選曲。ヨーロッパと日本で活躍する日野妙果(メゾ・ソプラノ)の美しく表現力豊かな歌唱と、幾多の世界的演奏家との共演で知られる名手・小林道夫の絶妙なピアノによる、識者も絶賛の「理想的な日本歌曲集」が完成しました。

クープラン:諸国の人々CDリリースによせてオーボエ奏者トーマス・インデアミューレよりメッセージが届きました

2013 年 6 月 21 日 金曜日

クープラン:諸国の人々~3声の合奏のソナタと組曲(全曲)/インデアミューレ他のリリースに寄せて、オーボエ奏者トーマス・インデアミューレよりメッセージが届きました。

 クープランの「諸国の人々」の録音は、私の長年の夢でした。この録音を実現させてくれた、プロデューサーの井阪さんとカメラータ・トウキョウに感謝します。
 私を知っている人は皆、私がクープランの音楽に学生時代から40年以上魅了され、研究し演奏してきたかを知っています。「諸国の人々」は、クープランの作品の中でも、最も重要かつすばらしい曲です。カメラータには、これまでに多くの録音をしてきましたが、私はいつもこの「諸国の人々」の録音が実現する日を夢見てきました。実現には、この作品のスタイルにふさわしいミュージシャンと、録音会場が必要でした。メンバーはジャック・ティース(オーボエ)―私の大好きなオーボエ奏者、ダヴィット・トーマス(ファゴット)―オーボエにフィットするすばらしい演奏、クララ・ラダ・ゴメス(チェロ)―柔軟性があり情熱的だがバロック・スタイルも熟知している奏者、原田留美子(チェンバロ)―フレンチ・バロックに適した美しい音色で、常に俊敏かつ的確に右手(作曲家から奏者が一任されている)をアドリブで演奏。私は、このすばらしいアンサンブルのリーダーになれたことを誇らしく思います。クープランの音楽は最初の1音を聴いた瞬間から、心の高ぶりやメランコリーな感情が湧き上がります。常に叙情的でスリリングです。作曲の技術は、J.S.バッハに劣らない、つまり最高水準です。叙情的かつ天才的な作曲技術によって書かれた音楽がクープランの作品なのです。
 録音は、スペイン・マジョルカ島の小さな村の小さな教会で行ないました。4つの組曲、36もの楽章からなるこの作品を、少しずつ録音していきました。自分自身をこのすばらしい音楽に捧げた1週間は、私の音楽人生の中でも最高のひとときであったといえるでしょう。この録音がCDになり大変幸せです。
2013年6月 トーマス・インデアミューレ

発売は6月25日です。インデアミューレが満を持して臨んだクープラン:「諸国の人々」、どうぞお楽しみください。

レコーディング・ニュース(2012年4月~5月/スペイン)

2012 年 9 月 3 日 月曜日

 4月末から出かけたヨーロッパは、そろそろ春も本格的になっていいはずの時季。なおかつ、今回はウィーンではなくイタリアが録音場所。それも通常訪れているウンブリア州のウンベルティーデではなく、温暖地といわれるシチリア島のトラッパニーと、マジョルカ島のラ・パルマでした。ところが、季節とは関係なく、まさに寒い春という印象で、気候の予想違いで衣服の準備を間違ってしまい、苦労しました。 (さらに…)