カメラータ・トウキョウ　レコーディング・ニュース

モレッティ夫妻の4手のピアノの録音 　　2006年12月18日〜19日　Museo di Santa Croce, Umbertide, Italy 　12月18日の月曜日からは、すぐにマウリツィオ・モレッティ夫妻の4手のピアノの録音が始まりました。12月8日の朝日新聞夕刊で推薦盤となった、好評の「ラヴェル：マ・メール・ロワ」に続く2枚目の録音です。今回はフランスの作品を集めて、センスの良い、洒落たアルバムに仕上がりそう。フォーレ、ドビュッシー、ミヨーなどの作品を収録しました。 　ピアノは前回と同じファツィオーリで、このサンタ・クローチェの響きにぴったり。レコードになるのが作り手の私にも楽しみな1枚です。ともかく、聴いて聞き手を幸せに出来る録音に仕上げたいというのが願いです。 （井阪 紘） 　曲目は 　G. Faure: Dolly op,56 　Debussy: Petite Suite 　D. Milhaud: Le Boeuf sur le Tost 　Lous Durey: Deux Pieces
マウリツィオ・モレッティのピアノ・ソロ 　　2006年12月20日〜21日　Museo di Santa Croce, Umbertide, Italy 　4手の録音の後、すぐに、ファツィオーリをつかってのマウリツィオ・モレッティによる、ピアノ・ソロのレコーディングがスタートしました。アルバムのコンセプトはR.ワーグナーとリストによる、“Albumleaf”というもので、ワーグナーがスイスにいた時代のマティルデ・ヴェーゼンドンク夫人ほか、多くの女性にささげたピアノ小品集です。 　現在、ショット社よりワーグナーのピアノ作品の全スコアが出ていますが、レコーディングは少なく、興味のある、しかも美しい旋律に満ちたワーグナーのピアノ音楽の録音だと思います。 　曲目は以下の通りです。 R. Wagner: 　　Albumblatt for E, B, Kiets (1840) ("Lied ohne Worte") 　　Polka (1853) 　　Sonata for the Album of Frau Mathilda Wesendonck 　　Feulle d'Album (1861) 　　Arrival of the Black Swan (1861) 　　Albumblatt for Frau Betty Schott F. Liszt: 　　Vallée d'Obermann 　　Nuegas Gris 　　Die Trader-Gondel 1 　　Vier Klaine Klavierstuck 　早い時期に発売できればと思っています、乞う、ご期待。 （井阪 紘） ［★CDは2008年8月25日、CMCD-28154として発売］

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