カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース

名古屋木実の「日本の愛唱歌」
  2002年9月24〜25日/ウィーン

 「浅草オペラ珠玉集」でビーダーマイヤー・ゾリステンのメンバーを中心とした、オペレッタ・アンサンブルと共演した名古屋木実がウィーンに乗り込んで、同じく松山邦子さんの編曲で取り組んだ「日本の愛唱歌」の新録音。ハープを数曲参加させて、日本の情緒を、ウィーンの日本通を任じるフォルクスオーパーの面々でバックアップ。華やかな音の饗宴となった楽しいアルバムが完成した。
 ピアノはスタインウェイを23日から一週間借り切り、期間中フルに活用してのレコーディングで、当初3日間予定していた名古屋さんの録音が2日で無事終了。場所は私たちにとって馴染みのスタジオ・バウムガルテン。

【収録曲】
 花、荒城の月(滝廉太郎)/夏は来ぬ(小山作之助)/紅葉(岡野貞一)/冬の夜、冬景色、朧月夜(文部省唱歌)/早春賦(中田章)/浜千鳥(弘田竜太郎)/里の秋(海沼巽)/浜辺の歌(成田為三)/埴生の宿(ビショップ)/庭の千草(アイルランド民謡)/旅愁(オールドウェイ)/ローレライ(ジルヒャー)/星の界(コンバース)/冬の星座(ヘイス)他、全20曲

[★CDは2003年4月、CMCD-28018として発売]
   

永田峰雄による2つの「詩人の恋」
  2002年9月26〜28日/ウィーン

 ドイツのオペラ・ハウスを中心に活躍するテノール永田峰雄は、最近では新国立劇場で、モーツァルトの「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」と連続して主役を歌い注目されているが、カメラータでは草津音楽祭から長い関係がある。今回、待望の初CD録音を、リートの伴奏者としてヨーロッパで高い評価のアントニー・シピリを得て、2つの歌曲集が録音された。
 即ち、シューマンの「詩人の恋」と、もうひとつの日本人版〈詩人の恋〉である高村光太郎の詩「智恵子抄」を1982年に別宮貞雄が作曲したもの。特に「智恵子抄」は日本ビクターの「日本歌曲全集」にも収録されておらず、しかも30分もある大きな連作歌曲で、シピリも大変気に入って熱心に習ってくれ(ピアノも難しい)素晴らしいアルバムが完成した。場所は引き続きスタジオ・バウムガルテン。

【収録曲】
 ロベルト・シューマン:歌曲集「詩人の恋」作品48(16曲)

 別宮貞雄:歌曲集「智恵子抄」(高村光太郎 詩)
  I. 人に/II. 深夜の雪/III. 僕等/IV. 晩餐[改定稿]/V. あどけない話
  VI. 人生遠視/VII. 千鳥と遊ぶ智恵子/VIII. 山麓の二人/IX. レモン哀歌

[★CDは2003年8月、CMCD-28026として発売]
   
   
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